14MHz CW トランシーバ SW-20+ の製作
2013/12/6
Last update : 2017/5/21
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2015年5月、周波数表示ユニットを 'FREQ-mite' に交換したので、文章と写真を見直しました。
SW-20+ の概要
14MHz CW トランシーバ 「SW-20+」を製作しました(2010年10月製作開始、2013年12月完成)。 今回製作の SW-20+
については、2009年当時、基板キットに加え、Enclosure kit も購入し、組み込みました。
SW-20+ のキットは、Small Wonder Labs が開発・販売していましたが、すべてのキットの販売が終了したようで残念です。2013年12月現在、「Rock-Mite」のみ、QRPme が継承し、「Rockmite ][ 」として供給しているようです。また、本機でも使用している周波数表示ユニット 'FREQ-mite' は、Four State QRP Group から 購入可能 になりました。
周波数表示ユニットは、当初他社のものを使っていましたが、2015年5月、'FREQ-mite' に交換しました。交換前の 2013年12月〜2015年5月の画像はこちら。
SW-20+
(中央下のボリウム、2個のLED、天板のスピーカの穴は改造によるもの)
SW-20+ 基板
SW-20+ リアパネル
(「MONO」の文字は、私がレタリングしたもの)
(PHONE ジャックと DC ジャックは交換)
今回の製作概要(改造点)
SW-20+ 内部
(左下が増設した 'FREQ-mite'、右下が増設した LM386 アンプ)
(スピーカも増設したもの)
以下の改造を行いました(主な点のみ記載)。
SW-20+ フロントパネル
(「SW」、「CW TRANSCEIVER」、(RFの)「GAIN」、「TUNE」は、もともと印刷されていた)
(「20」、「RF」、「SPOT」、「AF GAIN」、「JN3DMJ」は、私がレタリングしたもの)
スピーカ仕様について
LM386 アンプ、 57mmφ薄型スピーカ、ボリウムを追加し、スピーカ仕様にしました。
LM386 アンプは、アイテック電子研究所の MC-6 を使用
周波数表示について
周波数表示は、当初他社のものを使っていましたが(過去情報はこちら)、2015年5月、私の SST40 にも採用している 'FREQ-mite' に交換しました。フロントパネルに追加したプッシュスイッチを押すと送信周波数の100/10/1kHzの桁がモールス音声で出力されます。'FREQ-mite'
の出力には、ローパスフィルタと音量調整用の半固定抵抗をつけました。
'FREQ-mite' は元々 Small Wonder Labs の製品でしたが、販売終了になり、その後、Four State QRP Group から購入可能 になりました。
'FREQ-mite'(左)と、その出力用ローパスフィルタ/半固定抵抗(右)
('FREQ-mite'の周波数のオフセット設定は右下の10組のピンにジャンパーを挿すことにより行う)
(実際の設定と写真とは異なる)
ローパスフィルタ増強
ファイナルの後のローパスフィルタは、オリジナルは2段なのですが、リアパネル裏側にもう1段追加しました。
SW-20+ ファイナルの後のローパスフィルタ
交信状況
日本全国に加え、以下の国・地域と交信できました(2017/5/21 現在、大陸別、交信順)。
North America | Asia | Oceania | South America | Europe |
United States of America Canada Alaska |
Republic of Korea Taiwan Asiatic Russia China |
East Malaysia Australia Mariana Is. Hawaii Guam S. Cook Is. Philippines |
Argentina | Finland |
参考文献
JG1RVN 加藤OM:「HF モノバンド CW トランシーバ 〜 USA の SW+ シリーズをつくる」、モービルハム 1999年3月号、p.20〜25。
周波数表示ユニットを 'FREQ-mite' に交換する前の 2013年12月〜2015年5月の画像を、「SW-20+ の過去画像」に掲載しています。
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