真空管アンプを中心にした個人的な記録?のページです。
当初、オーディオなんてページを作る予定は無かったのですがホームページを立ち上げる頃あたりから自作魂と数年前から興味があった 『 真空管アンプキット 』 ( エレキット:TU−879R ) が手に届きそうな価格だったので夏休みの工作を兼ねて?8月に製作しました。
ちまたではブーム? のホームシアターやサラウンドも導入してはいるのですが、真空管アンプは音を聞くシステムとして昔からある見慣れたRCAの赤白のピンジャック、スピーカー端子、電源だけ。この単機能で奥ゆかしいアンプの良さを色々な人に知って欲しいと思いました。
サラウンドアンプでも時々DVD観賞やCDを聞いたりしていましたが 『 やれ光ディジタルケーブルだ! 』 、 『 映像はD端子かコンポーネント端子か? 次はHDMI端子が付いてないと・・・ 』 などどんどん新しく生まれる接続規格に、シアターは仕方が無いにしても音楽を聞くのにこれだけたいそうなシステムは必要か?の疑問にちょうど応えてくれたのが 『 真空管アンプキット 』 でした。子供の頃からよく利用していた日本橋の 『 シマムセン 』 で購入。 電源インプット端子以外は説明書通り組み立てましたが、何かとカスタマイズしたくなりコツコツいじりながら工作を楽しみ、気に入った音楽を聞く時間が最近多くなりました。
私が留守の間に奥さんがCDを聞こうとしても、これまでは 『 ややこしくて何をどうしたら良いのか分からない!! 』 と不評でしたが、真空管アンプ導入後は、電源とボリューム、あとはCDプレーヤーの操作だけと至って簡単!なかなか好評であります。
買ったあとも試行錯誤で好みに部品に取り替えたり楽しめるところがアナログの良さだと教えてくれる。このディジタル全盛の世の中で 『 ホッ 』 とする機器かもしれません。
ディジタルになったらお客さんでは手が出せない。だから i−pod などは本体のケースをはじめとして、ヘッドホンなどのアクセサリーがたくさん出回るんでしょうね?
持論ですが、アナログ機器はお客さんをほおっておいても楽しめる。ディジタルはさわりようが無いだけに、セットメーカ、或いはサードパーティー( パソコンちっくな呼び名で好きじゃないですが… )がオプションを充実させる必要がある気がします。
□□□□□□ 最近のシステム □□□□□□
2012/03/07
久しぶりの更新です。 ネタが無かった訳ではありませんが、日記を上げるのがせいぜいでなかなか趣味をはじめ別のコーナーの話題を更新する熱意が少し欠けて来たのかも知れませんし、手広い趣味も少しずつ狭まってきた(絞られてきた)気がします。
4年半の間にオーディオも随分変わりました。 減ってはいないのですが設置場所が地震対策でリビングから和室コーナーに移動したりしています。 また30年くらい使ってきたスピーカーも新調したり、アナログオーディオ(レコード)も少しカジリ始めています。
■変更、或いは新規追加、入換された機器類
1.パワーアンプ(追加):サンバレー SV2(2007)…送信管845、前段300Bシングル
2.プリアンプ(追加):サンバレー SV−310…トランス出力 ロシア製10Ж12C(WE310A互換球)
3.i−Podトランスポート(追加):ONKYO ND-S1000…携帯電話をガラケーからi−Phoneに変更したのを機に導入
DACは取りあえずCD/HDDレコーダーのデジタル入力で間に合わせています
4.レコードプレーヤー(追加):サンバレー SV−A2…ベルトドライブ ツインアーム
5.フォノイコライザー(追加):LuxMan E−200…レコード再生用ヘッドアンプ
6.カートリッジ・レコード針(追加):DENON DL−103、オーディオテクニカ AT33E…共にMC型カートリッジ
オーディオテクニカ AT150Ea…VM型カートリッジ
7.スピーカー(入換):JBL 4428M…憧れのブルーバッフルのホーンユニットから成るモニタースピーカー ( CORAL DX−7は遊休中 )
8.AVアンプ(売却):YAMAHA DSP−AX−1400…オーディオにビジュアル融合にはウンザリです (デジタル技術の進化で商品価値が下がり過ぎ )
その他にも電源タップや、RCAケーブルなどがありますが、挙げればキリが無いので割愛します。
久しぶりに 『 レコードを聞きたい! 』 とプレーヤーをまず購入したものの、イコライザーアンプやカートリッジ、ソフトさえ無い状況で、レコードが聞けるまでに半年ほど時間と投資も掛かってしまいました。 しかしCDが出てから全く遠ざかっていたレコードを約30年振りに聞いた時には 『 ゾクッ!! 』 っとしました。 またレコード盤に針を落とす緊張感は他の危機では味わえないものです。 ( 約30分で針を上げて裏返す手間もかなり面倒で人間の退化も感じますが… )
真空管のパワーアンプは3台体制になって、その日の気分や音楽で聴き分けていますが、真空管アンプの世界に引きずり込まれるきっかけとなった 『 エレキット TU−879R 』 は、 『 薄型テレビの音が聞くに堪えない! 』 と嘆いてられたご近所のお宅に、これまた遊休で稼働していなかった12cmブックシェルフスピーカーと共に、暫くの間貸与となりました。
□□□□□□ サンバレー『ザ・キット屋』大阪試聴会 □□□□□□
2007/09/22
1年5ヶ月振りに大阪で開催された真空管アンプキットの通信販売を手掛けるサンバレー 『 ザ・キット屋 』 の試聴会に出掛けてきました。
自分自身、昨年4月の試聴会以来、既にこのメーカの商品2機を製作して、週に数回は音楽を聴いているのですが真空管アンプの魅力は冷めることなくトランジスタやFETには無い温かみや響きを与えてくれます。 音楽の楽しみだけではなく、真空管アンプ独特の音色、真空管の中のフィラメントが放つ紅い光が焚き火を連想させるのかも知れません。
今回、新スピーカーのお披露目や既に所有しているアンプの再確認を兼ねて残暑厳しい中、新大阪の近くにあるホテルの大広間での試聴会での半日のイベントを楽しんできました。
夏の暑さが山を越えて、秋から冬にかけてが真空管アンプを楽しめる絶好の季節です。
試聴会での一部ですが、真空管アンプキット、スピーカーの
レポートです。
□□□□□□ 第24回 オーディオフェスタ イン ナゴヤ 遠征報告 □□□□□□
2007/02/11
名古屋でオーディオ展示会 ( 試聴会 ) が開催されるとの情報を聞いて出掛けてきました。
昨年の4月に大阪で真空管アンプの試聴会を行なった、サンバレー 『 ザ・キット屋 』 ( 過去記事参照 ) やTAOCなど地元音響メーカを始め、アキュフェーズ、エソテリック、パイオニア、マランツなどの大手音響機器メーカが集まって東京や大阪ほど大きな規模では有りませんが、こじんまりとした規模ならではのメーカーのプレゼンテーションで製品を身近に感じ取る事の出来るアットホームなイベントです。
途中、オーディオにも興味のある常滑市の旅人友達と合流して3ヶ月ぶりの再会を兼ねて会場を散策です。
朝早く大阪を出て車を飛ばし、スリッピーな名阪国道を約400キロ、遠路はるばる走って行った甲斐がありました。
展示・試聴会場のホンの一部ですが、お目当て真空管アンプキット他の
レポートです。
□□□□□□ オーディオベース追加 □□□□□□
2007/01/26
スピーカーと真空管アンプのセッティングにはまずしっかりとした土台が肝心! と言うわけで音質向上に効果があると最近話題になっている人工大理石でオーディオボードを作ってみました。
材料の調達はオーディオ関係のルートではなく、リフォームなど建築資材関係から破格で入手し製作することが出来ました。
人工大理石は前回スパイクの受けのインシュレーターとして購入しましたが、素材として手にするのは初めてです。 製作と言っても買って来た板材の角の面取りをヤスリで落として多少磨いただけですが、フローリングの上に直置きにしていたスピーカーやパイン材のラックに置かれた20キロ余りの真空管アンプが、僅かな投資で音質も見栄えとも向上しました。
実際のセッティング、配置は
こんな感じです。
□□□□□□ 据置CDプレーヤー導入 □□□□□□
2006/07/23
真空管アンプに繋げるCDプレーヤーとして 『 YAMAHA 』 の 『 CDR−HD1500 』 を購入しました。 パソコン用の3.5’ハードディスクに非圧縮で録音出来る優れものです。 半導体メモリーに圧縮して録音できるものは山ほどありますが、『 非圧縮 』と言うのに惹かれました。 本来ならもっとピュア・オーディオに特化したSACDプレーヤーやCDトランスポートを購入すべきなのでしょうが、真空管アンプを購入後長時間音楽を聴き続けても聴き疲れしない上、BGMとしてお気に入りの音楽を鳴らし続けたい思いからハードディスクに何百枚ものCDを録りこめるHDDレコーダーに決めました。
試行錯誤しながらのHDDのセットアップと感想は
こちらです。
□□□□□□ サイドウッドの製作 □□□□□□
2006/07/15
300B P−Pアンプを製作して約2ヶ月。 先日ケーブルを換えましたが、日に日に音が柔らかくなっています。 KT88シングルに比べて響きの違いを別にしても柔らかめに感じてましたが、かれこれ50時間くらいはエージングされたでしょうか? しっとりとしてきた印象です。 梅雨のせいもあるのかな (^^;
コンデンサや内部配線など多少触りたい気もするのですが、半年くらいはスタンダードに使って少しずつチューニングを楽しみたいと思います。 とは言え、そのままでは納得がいかないと外観をいじってみました。
キット屋では 『 ジュエリーボックス 』 と呼ばれる天然木を筐体に使った真空管アンプがあります。 またトライオードの製品にもオプションにサイドウッドが設定されていて、ちょっとした合間に手製サイドウッドを製作してみました。 製作記はこちらです。
□□□□□□ RCAプラグコード交換 □□□□□□
2006/07/01
アンプやCDプレーヤーを繋ぐコードには一般的にRCAプラグコード ( ピン−ピンコードが代名詞ですね! ) で接続します。 プラグの部分が赤と白の樹脂の2本セットで赤が右 ( Right ) で白が左 ( Left ) なのですが、これまで機器に付属のものか、ちょっと高級っぽい金メッキのプラグやOFCなどと説明された無酸素銅コードでも1000円そこそこ。 真空管アンプを奢っても接続コードは大して気にとめたこともありませんでしたが、Webでいろいろ見ていると5Nや6Nと言われる銅があり、6Nで言えば9 ( Nine ) が6つ ( 99.9999% ) のことで、Nの数が多い純銅に限りなく近いものが良いそうです。
日本橋のオーディオショップで8N ( 99.999999%!! ) のコードを見つけました。 入力→出力の方向性まで示されています。プラグの部分もこれまで使ってきた薄い板金のプレス品では無く、削り出しのしっかりしたものです。 せっかく作った真空管アンプに繋ごうと張り込んできました。
さっそく家に帰って繋ぎ換えてみました。 これまでのコードがあまりに貧弱だったせいもあるでしょうが、随分音の密度が上がった感じです。 MDとCDを聞き比べたくらい格段に変わりました。
□□□□□□ 真空管アンプの製作 □□□□□□
2006/05/27
昨年の夏休みに初めて真空管アンプキットを組立てて気を良くしていましたが、直熱3極管の音を聴いてみたいとWebでキットを探したり試聴会に顔を出したりしていました。
真空管は2A3か300Bのどちらかで、シングルにするかプッシュプルにするか?随分悩んで迷った挙げ句、コストパフォーマンスと試聴会での好印象からサンバレー 『 ザ・キット屋 』 の300BプッシュプルのVP−3000 Ver.2に決定。 2006年のゴールデンウィークの工作と、今年に入ってから残業続きでストレスも溜まっていたので自分への 『 ご褒美 』 を兼ねて作ることにしました。
VP−3000 Ver.2の製作記は こちら です。
□□□□□□ 真空管アンプキット試聴会 □□□□□□
2006/04/08
4月8〜9日に大阪府吹田市、江坂から徒歩で15分くらいのゴルフ場クラブハウスの一角で行なわれた愛知県刈谷市にある真空管アンプキット多くを手掛ける 『 ザ・キット屋 』 の試聴会に初日の土曜日に行ってきました。
職業柄、自分が製品開発に携わった商品を、販売店や展示会場でお客様に説明を行なう機会が時々あります。 しかし接客にかかる時間はホンの数十秒。 長くても数分ではないでしょうか? 昨今の大量生産商品とは異なる真空管アンプ。 しかもお客様自身が組み立てるキット商品に納得していただく為にとは言え、この普及活動(布教活動?)には頭が下がる想いです。
ただ単に真空管で増幅された音を聞くだけでなく、当日訪れたお客様とのコミニュケーションをとりながら、各種アンプやスピーカーを切換え、またジャズやクラシック、楽器、ボーカルなどソースも多種多様、皆で楽しめる企画でした。
結局、11時前から15時過ぎまで4時間余りにわたって会場に居座ってしまいました。
当日の試聴会参加のプチ報告は こちら です。
□□□□□□ 真空管スタンド製作 □□□□□□
2006/01/20
同日の日記にも書いたのですが、交換用というか音質の違いを体感したくてそれ程の数ではありませんが種類の違うもの、メーカの異なるのもなどを集めるようになりました。
元々キットに付いていた中国製の6L6GC以外にロシア製や名管KT88などを付け替えてみましたが、今のところelectro−harmonix社製のKT88が一番のお気に入りです。価格や性能、音質だけではなく、他の真空管に比べて大振りでメーカの印刷がゴールドであったりルックス面での感覚による評価も満足度の一因です。いまのデジタル家電に欠けている大きな要素ですね。
スペアと言うか控えの真空管達にも陽の目を見せてあげたく、デパートの家具売場で、以前切れっ端を購入してデッドストックにあった 『 ナラの木 』 を得意の木工?で加工し、真空管スタンドに仕上げました。外形は 『 コッピングソー 』 でおおかたの形状に枠取りし、『 ドレッサー 』 (ヤスリのようなもの) で凹凸を無くして#320のサンダーで仕上げて木工用ワックスで仕上げました。 秋葉原の真空管ショップに行けばドーナツ型の真空管スタンドが1ヶ200円ほどで売られていますが、軽くて倒れやすくしっかりした物を以前から作りたいと思っていました。
□□□□□□ ACタップ製作 □□□□□□
2006/01/05
アナログHi−Fiオーディオ全盛期には軽薄短小とは全く逆の重厚長大が良しとされていました。( スピーカーの振動板、レコードプレーヤーのトーンアームなどの音響可動部を除いて )
スピーカーコードなど高価な輸入製の太いケーブルは今でも珍重されていますが、20数年前にオーディオ評論家の重鎮、故長岡鉄男氏が電力線用の極太ACコード( キャブタイヤコード )を紹介されて、その手軽な価格( 高価なケーブルとは1桁違い )と
ルックス通りの音質の太さには定評がありました。私自身、日本橋の電線専門店で直径が1センチもあるコードを買ってきてはスピーカーに繋いで満足していた記憶があります。真空管アンプを手に入れてから時々Webや雑誌で今も太いACコードや見るからにゴツイコンセントプラグが音質に影響し、しかも完成品やキットが数万円もすることを知りました。 そこでリーズナブルに自作しました。
コンセントプラグ:松下電工WF5018(医用グレード) コンセント:松下電工WTF13123K
コンセントボックス:未来工業 ケーブル:FUJI ラバロン3×3.5□ ブッシュ、他
□□□□□□ スパークキラー追加とボリューム交換 □□□□□□
2005/10/22
完成したアンプを使っていて、不満箇所ともいえる気になる点が2つあります。
ひとつは電源を切るときにトグルスイッチをOFFにすると 『 プツッ 』 とノイズが入ります。そんなに大きな音ではないのですがほぼ毎回聞こえるので気にはなっていました。スイッチを切ったときに発生する火花( スパーク )が原因なのですが、このアンプ自身コンデンサの容量のせいか電源を切った後もCDを再生していると数秒フェードアウトのかたちで鳴っているので電源OFF後すぐに増幅回路が切れないことも原因なのかもしれません。
Webで関係記事を探しているとスイッチの寿命にも良くないらしく、早速日本橋のパーツ屋に行って 『 スパーク・キラー 』 を買い求めてきました。取り付けは至って簡単。電源スイッチ回路にパラに繋ぐだけです。250円でした。
もうひとつはボリュームです。
回転トルクや回転時の 『 カチカチ 』 としたクリック感はまずまずなのですが、回転による抵抗変化がリニアなBタイプだったために、人間の聴感ではすぐに音量が大きくなってしまいます。夜に小音量で聞く時はとても操作性が悪くオーディオ用のAカーブに交換したいと思っていました。
手元にステレオ用2連ボリュームがあったので付け替えてみました。ところが部品本体が大き過ぎて奥行き方向に収まりきれず、プリント基板を2mmほど削り取り、切断してしまったパターン(LED照明用)を別配線にして何とか交換出来ましたが、抵抗値が元の100kΩが250kΩになったせいで入力信号が小さすぎて音量が上がりません。CDプレーヤー側の出力を上げれば歪んで最悪の音質です。
結局失敗に終わり、日本橋の 『 テクニカルサンヨー 』 でアルプス製の100kΩ品(1050円)を購入。軸をカットしてリトライです。
今度のボリュームは間違いなく行ける筈。 しかし実際に組み込もうとすると、またまたプリント基板との干渉があり入りません。さっき奥行き方向に削ったのに今度は幅方向です。しかしパターンを切るほどの被害も無く、数分で削り取れ何とか収まりました。( 切断したパターンに配したリード線が痛々しい・・・ )
先ほどのボリュームも含めて交換したボリュームはアンプのケースに取付けるネジが1mm太く、ケースを削ってやる必要があります。 この真空管アンプのケースは鉄製のためにダイヤモンドヤスリを用いても随分やっかい者でした。
アンプのケースを開けたり閉めたり、はたまた動作チェックには逆さにしたり真空管を抜いたりと悪戦苦闘でしたが当初の目的のふたつの不満箇所は解消できて、めでたしめでたし・・・
□□□□□□ 真空管を交換 □□□□□□
2005/10/10
真空管アンプキットに付属していた出力段の真空管は6L6GC(Classic Components社製/中国製)でしたが、今回交換用に買ってきたのは同じ6L6GCですがロシア製のTRONAL社製のもの、そして名機(名管?)のKT88(KT88EH electro−harmonix社製/ロシア製)です。真空管アンプに限らずルックスは重要なポイントです。特に部品が顔となる真空管アンプは特殊なものと言えるかもしれません。TRONALは随分シンプルな外観、表示ですがKT88EHの方はゴールドの印刷と絵柄で随分ゴージャスです。
付属の管でも満足していましたが、今回聞き比べてみて音の柔らかさ、耳あたりの良さはKT88の方が随分上です。ストレスを感じさせない優しい音です。
□□□□□□ ここにも材料高騰のあおりが… □□□□□□
2005/08/11
ヨドバシカメラのオーディオコーナーでのスピーカーケーブル売場。
1年ほど前にここへ訪れた時にはかなりの品揃えだったのですが、今日行ってみると切売りケーブルを巻いたドラムの2〜3割が空リールの状態で欠品です。
あらかじめ銘柄の目星をつけてきたのですが、それも売切れで店員さんに尋ねてみれば、ちまたの中国特需で鉄鋼の値段がかなり上がっているのにつられて、銅の値段も上がり、オーディオアクセサリーの様な趣味の分野の嗜好品には殆んど大手の銅線メーカは卸してくれないらしく、供給が不安定との事でした。
□□□□□□ 端子をバナナプラグ化 □□□□□□
2005/08/14
せっかく買ってきた極太スピーカーケーブルですが、アンプの陸式端子(ジョンソンターミナル)の穴には太すぎて入らず、やむなく手持ちの圧着端子で接続していましたが、付け外しが面倒で奮発して金メッキのバナナプラクを買ってきました。
パーツ屋にある安価なニッケルメッキのバナナプラグ(金メッキ品で@100〜120円×4)を当初考えていたのですが、やはりケーブルが太すぎて半田する穴に入りそうに無く、オーディオコーナーを探していたら、オーディオテクニカ製のスピーカーケーブル用があり半田不要なので何度でも繰り返し使えて結局得かも?の結論で衝動買いです。
それでも日本橋のN無線の改装セールで半額で購入できたのでかなりお得でした。
□□□□□□ 使用システム □□□□□□
(上から)
【DVD/HDDレコーダー】 Panasonic DMR−E85H(2004年5月Net購入:マサニ電気)
【CDプレーヤー/MDレコーダー】 SONY MXD−D2
(1998?年購入:ナニワ商会)
【AVアンプ】 YAMAHA DSP−AX−1400(2004年11月購入:シマムセン)
【真空管アンプ】 (画像省略)
エレキット TU−879R(2005年8月購入:シマムセン)
サンバレー VP−3000 Ver.2(2006年5月購入:サンバレー 『ザ・キット屋』 直販)
ラックはTVとパソコンを同時収納できる日曜大工の自作品
【スピーカー】 CORAL DX−7(1984年?購入:昭和ケース音響)
FOSTECSと共にスピーカユニット単品とスピーカシステムだけを製造していた日本メーカです。初めてCDが出始めた頃に大阪の恵美須町近くのコーラルの試聴室に手持ちのCDを何度も持ち込んで聞き比べ、納得して購入したお気に入りの逸品です。残念ながらメーカは現存していませんので大切に使っています。9cm大径チタンコーティングのドーム型スコーカーの透明感と31cmウーファーの自然な低域が素晴らしいと思っています。
重量は31kgとヘビー級で移動は大変ですが、95dBの高能率で真空管アンプとの相性も良い感じです。
スピーカスタンドは建設用H鋼材を40cmにカットしハンマートーン塗装した自作です(1個1000円!)