石井建具製作所

住まいのあれこれ

平成17年12月号に掲載


結露対策 その②〔具体的対策方法〕

先月号で結露についての説明をさせていただきました。
今月号では、具体的対策について考えて行きたいと思います。

先月にも書きました、住宅の結露対策として最大の弱点である開口部対策をする前に、まず根本的に室内の水蒸気量をあげる原因があるのではないかを考えてみたいと思います。

今からの質問は私自身の経験と推測で書いていきますので間違っていたらすいません・・・
①よく晴れた日でも寒いので換気はしない。
②石油又はガスファンヒーターを使っている。(燃焼時に水蒸気を発生させます)
③部屋の壁に付いている換気口は閉めたままである。(ない家も沢山あります)
④24時間換気の設備があるが使用していない。
⑤加湿器を使用している。(赤ちゃんの為等でしょうがないとは思いますが・・・)
⑥煮炊きをする時でも換気扇を使わない時がある。
⑦部屋で大量の洗濯物を干す時がある。

これらのことが、もちろん結露の原因の全てではありませんが、多少なりとも関係があると私は思います。
ひどい結露でお困りのお家は、我慢できる範囲で室内の水蒸気量を減らしてから、弱点である開口部対策をするとかなりの効果が期待できるのではないでしょうか。
具体的な開口部の対策としては・・・来月号にて。