石井建具製作所

住まいのあれこれ

平成17年11月号に掲載


結露対策 その①〔結露について〕

過ごしやすい秋も過ぎて寒~い冬が近づいてきました。
仕事で三田ニュータウンのお客様にお話を伺っている時に「三田の冬は雪こそ降らないけど特に寒いね。大阪とはすごい違いだよ」と教えて頂くことがしばしばあります。
私自身、生まれも育ちも三田ということもあり、他の都市での冬を経験したことはもちろんないのでちょっと驚きました。

話がそれてしまいました結露の話に戻します。
近年、アルミサッシの普及等により住宅が高気密になるにしたがって、住まいの悩みの一つとして挙げられる問題に結露がよく聞かれます。
窓ガラスに無数の水滴が付着し、次第にその水が流れるくらいの量になり、窓枠の下側やカーテンまでびしょびしょになってしまうことがありませんか?
空気中に含まれる最大水蒸気量は温度が高いほど多くなり、温度が低いほど少なくなります。室内は暖房により温度が高くなっているので、空気中の水分は水蒸気となり目には見えません。
しかし、窓周辺は外気に影響されやすく、外気温が下がると室内側の空気が冷やされ、水蒸気は窓ガラスで水滴に姿を変え結露を起こします。

つまり結露に対しては窓(開口部)が一番の弱点であり、対策する箇所でもあるといえるのです。 具体的対策は・・・来月号につづく。