四 国 88 箇 所 巡 り(4)    
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平成18年(06年)10月21日(土)〜23日(月)   今回の巡拝 44番〜65番まで

今回の予定は愛媛県内の44番大宝寺から64番までを巡拝予定であったが、思ったより順調に行くことができて65番まで回った。 
中国道路 神戸JCT手前で大型トラック同士の事故があって宝塚から渋滞5キロに巻き込まれたが、愛媛・松山には予定の時間に着くことが出来た。

今回も一般道の難所は主に弟が運転。 走行距離はしまなみ海道を走り大三島を通り越して戻ったり予定外の尾道市内を走ったり途中で横道にそれたので予定より距離が延びて約1450キロ(うち高速道路1099キロ)。

3日目は天気予報は雨であったが、雨にもあわず参拝することができた。 以下、巡拝コースなど。
路線名 IC名 時刻 IC名 時刻 渋滞時 通常時 料金 距離
みなべ 出発 5時00分 岸和田和泉 6時01分 1時間15分 1時間15分 0分 3,000円 99.9km
岸和田和泉(均一) 時分 松原(阪和) 時分 20分 20分 0分 500円 22.6km
松原(きんき) 時分 吹田(近畿) 時分 26分 26分 0分 500円 28.4km
中国吹田 時分 神戸JCT 時分 25分 24分 1分    
  時分   時分 1時間56分 1時間56分 0分    
  時分   時分 28分 28分 0分 4,100円 37.3km
  時分 川之江JCT 時分 35分 35分 0分    
  松山 到着 11時05分 1時間04分 1時間04分 0分 6,250円 315.3km
合計 14,350円
第1日目 
松山インターに予定通りの時間に(11時05分)着く。 大宝寺まで行く沿線のコンビニでトイレ休憩をし、久万高原町のJA明神のガソリンスタンドで給油。 レギュラーガソリン単価は134円で田辺市内とおなじようなもの。


◆44番 大宝寺
だいほうじ
正午前に着く。 大宝寺までの国道33号のところどころで拡幅工事が行われている。 参道に入ると大きい杉の木立ちが茂り昼間でも薄暗い中を走ってクルマはふもとまで行くことができ数台の駐車場がある。 急な階段を上って本堂。 トイレが臭く、あまりきれいでないのが気になった。  次の45番までは約20分。

◆45番 岩屋寺
いわやじ
重量制限のある幅の狭い橋を渡ると駐車場が2ヶ所ある。 道路も狭いが駐車場も狭く満車であったので県道沿いで待つ。 本堂までは距離がある。 
44番も45番も身体の不自由な我が輩は当然、本堂まで行くのは無理なのでいずれもクルマで待機する。
尾道からのバスで参拝の団体さん「昨年、高野山へ行き、白浜まで行った。紀州の梅畑の多いのにびっくりした」と70代の男性。 団体ばすの参拝者はほとんどが女性。 自転車の男性参拝者の姿も見かけた。
途中でトイレ休憩をしながら近道の松山市の動物園(坊ちゃん球場)を通り抜け(通行料300円)て1時間たらず走ると道後平野へ入る。
                                                      
◆46番 浄瑠璃寺じょうるりじ
案内板をたよりに行くと細い道沿いに、別格9番文殊院徳盛寺、47番八坂寺やさかじ)があり、そこを通り過ぎて先に46番(近くに民宿長珍屋)へ行く(14時20分着)
駐車場はないので道路沿いで待つ。 徳島タクシーや神戸ナンバーの軽四に4人乗りの参拝者を見かける。
走ってきた道をバックして

◆47番 八坂寺
(やさかじ)
家族連れなどの参拝者が結構多い。 バイク、クルマ駐車場は20台ほど。 駐車場は土ぼこりがあってクルマの窓をあけておれない。 駐車場内のテント張りの出店もあるがクルマの動くたびに土ぼこり。

★別格9番文殊院徳盛寺へ参拝。 別格番外さんへのお参りは少ない。

◆48番 西林寺さいりんじ
別格文殊院徳盛寺から5キロほど交通量が多い道路を松山市街地方面に走って15時15分着く。 西林寺は駐車場が狭い。 団体参拝の大型バス(広島ナンバー)が2台、徳島からのタクシー、一般車7,8台で満車。

交通量多くノロノロ運転で道後温泉方面へ更に走る。
◆49番浄土寺じょうどじ
16時00分着。 旧国道11号変則三叉路を右折、細い道路の入って突き当たり。 駐車場に駐車せずUターンして旧国道近くで待つ。 バスの駐車場が付近にあるのか団体参拝者が細い道路を歩いて次々ととやってくる。 
それにしても前面の旧国道は交通量が多い。

◆50番繁多寺はんたじ
少し道に迷って3キロほどの小高い山に上る。 駐車場の傍に池がある。 その駐車場で水を蒔くアイスクリーム売りのおっさんと徳島から来ている小型バスの運転手。 二人とも話し好き。 ここは別名畑寺と呼ぶらしい。 
運転手さんに次の石手寺の道順を教えてもらって繁多寺を16時半に出る。

◆51番石手寺いしてじ
石手寺の前は信号があり道路が交錯してしているので交通量が多い。 周辺に民間駐車場が4〜5箇所。 斜め前の駐車場に置く。 「しまなみブームは峠を越し、バスやクルマで来る人が少なくなった。歩く人、それも若い者が多い、色々考える悩みがある者が多くなったのだろうかなあ」 と駐車場のおっさんの話。 駐車料金200円。


宿泊は松山市役所に近い「ホテルNO1」、オープンして新しくて設備良好。 バリアフリー化もされ高齢者、障害者に配慮されている。 例えばホテル裏の駐車場は入り口近くに障害者専用駐車場が設けられ、入り口を入ったところにトイレ、エレベーターが設置されている。 そして何よりも宿泊料金が安かったのが良かった。 部屋はビジネスホテルクラスだが。


第2日目
ホテル7時半出発。日曜日の朝のこの時間帯は、ホテルの前面の広い2車線道路は交通量が少ない。 昨夕のクルマの量とえらい違いだ。

52番 太山寺たいさんじ
ホテルを出て消防本部で道順を聞き走行。 途中、松山西警察手前を右折せず直進して道に迷う。 8時に着く。 すでに団体さんや家族連れが参拝。 納経所と本堂が離れている。
表具屋さんが各札所を参拝しながら、掛け軸作りの「宣伝チラシ」を参拝者に配布している。 商売、商売!?

◆53番円明寺
太山寺から約2キロのところ。 山門の前に駐車場。 
四輪駆動車に自転車を積み、川崎市から見えている60歳代のカメラが趣味の夫婦が、「9月10日に川崎を出て回ってます。疲れたのでもう今日帰ります」 と、各お寺を撮影しながら巡拝している。 
ストロボを使わないで天気を見ながら写しているので一日に4〜5ヶ所ぐらい回っているとのこと。 

54番へ行く途中の道の駅「風早の郷 風和里」でトイレ休憩(9時10分)
196号国道海岸から見る瀬戸内は身近で大きな貨物船が見られ、田辺付近で見られない風景。 今治市へ走る。

◆54番 延命寺(えんめいじ
ガソリンスタンドのところで196号を左側の道路に入り左折して細い道路を行くと延命寺に9時45分に着く。 日曜日のためか子供の家族連れが多い。

◆55番 南光坊
なんこうぼう
今治市役所の近くの繁華街。 山門前の道路から右折するがクルマが対向するには難しい狭い道を入る。 駐車場で隣の車が奈良ナンバー。「近くからですね」と声をかけると、「そうですね」と。 「ここでは近くと言えるが帰ると離れていますが」と気さくに話せる関西人。 五条市の昔のお嬢さん方(五条市と田辺市は200キロ以上はなれているか?!)

◆56番 泰山寺たいさんじ
少し道に迷いながら10時30分着く、南光坊から約4キロ。 団体バスと香川、愛媛、姫路、奈良ナンバーの参拝者。
道路を挟んで小さな駐車場がある。 駐車場の傍に小さなちいさなお地蔵さんが並列。


◆57番 栄福寺えいふくじ
栄福寺の下に店舗が2軒。 店主が田辺市に知人がおるとか。 難所の60番横峰寺まで行く予定であり、次の納経所で団体さんと会うと時間がかかるので次へ急いで行く。 

◆58番 仙遊寺せんゆうじ
海抜340メートルの作礼山山頂近くにあり、本堂まで離れて下手に立派な山門がある。 11時15分着。 今朝から参拝してきた札所で会った奈良、愛媛、徳島ナンバーなどのクルマと競争のように巡拝。 双子の幼児を連れた奈良ナンバーの若い夫婦を何回か見かける。 山を下りる時には団体バスとすれ違う。

◆59番 国分寺こくぶんじ
山を下って国道196号、JR線を横断して11時40分に着く。 道路沿いに有料駐車場とトイレがある。 ここでも先に会った同じ参拝者らと会う。 また日曜日で家族子連れの参拝者など多く見かける。

12時30分、トイレ休憩:道の駅「今治湯ノ浦温泉
奈良・五条市の昔のお嬢さん方のグループと会う。 「ここで昼食です」と。 このグループ(4人)は何回も巡拝しているとのこと。
すぐ近くの今治湯の浦インターから一路、横峰寺へ走る。
今治湯ノ浦 12時45分 いよ小松北      9分 9分 0分 350円 12.0km

◆60番 横峰寺よこみねじ
いよ小松北インターを下りて国道11号を走る。 JR予讃線「いよひみ駅」を通り越して県道147号へ右折して山を上る。 途中、黒瀬湖があるところから林道(林道通行料1800円) 林道のふもとにマイクロバス、タクシーが待機して大型バスの団体さんをそこから運送迎。 それにしても有料道路とは思えないひどい悪い道である。
横峰寺は西日本の最高峰、石鎚山(標高1982m)の北側8km、標高700mの渓谷にある。 13時18分、予想より早く着いた。
本堂、納経所は駐車場から下るので、上ったり下ったり大変なところである。

愛媛新聞で前日21日、千葉県の83歳の老人が横峰寺で待機中のタクシーの駐車場が分らず、タクシーへ戻らないで不明。 捜索隊が出て捜索。 反対方向を下り民家で保護したとののニュースを読んだが、山中は若い者でも迷うところだろう。

今日の予定は横峰寺までであったが、更に次に進むがここから「逆打ち」

63番 吉祥寺
きちじょうじ
山を下ると先ほど走ってきた国道11号に戻り、高速今治小松道路方向に走ると国道沿いの63番に14時半に着く。 境内が狭くクルマの置くスペースがわずかである。 大型バスはどこへ置いてるのかわからんが団体の参拝者が次々とやってきた。

62番 宝寿寺ほうじゅじ
63番から5分ほど走るとJR駅に近く、国道沿いにある。 交通便のいいところにあるが交通量が多くクルマの出入りは細心の注意が必要なところである。 ここも駐車場の入り口が狭く駐車場も広くない。 

61番 香園寺こうおんじ
ここも国道11号沿い。 5分ほど走って15時前に着く。 昭和51年に建て替えたらしいが近代的な建物でお寺とは思わない造りである。 駐車場はどこのお寺よりも広く、身体障害者専用駐車場もある。 信徒の多いお寺なのか立派なものである。
日曜日で天気がよく交通便のよいところなので子供連れの家族参拝者などが多い。 さらに時間があり次へ。

64番 前神寺
まえがみじ
また国道11号を徳島方向に走り20分ほど行って15時20分に着く。 JR予讃線の「石鎚山駅」からは南へ約500mのところにある。 交通の便利なところ。 団体参拝者の大型バスが入れ替わり2台。 大型バスの添乗員はお寺に着くと掛け軸を何本も抱えて納経所へ朱印に走る。 どの札所でも見かける状況である。

今治湯ノ浦温泉へ行く途中、高速道路と一般道から進入できる小高いところにある道の駅「小松オアシス」でトイレ休憩してホテルへ向かう。。
いよ小松北 16時40分 今治湯ノ浦 16時50分 9分 9分 0分 350円 12.0km

宿泊は今治湯ノ浦温泉のいまばり湯ノ浦ハイツ。公共の施設のようである。 フロントの応対が親切に欠けるところがちょっと気になったが、値段のわりに料理は良かったように思う。 朝のバイキングも悪くなかった。

第3日目
朝8時20分にホテルを出発。
今治湯ノ浦 8時25分   時分 10分 10分 0分    
  時分 三島川之江 9時10分 37分 37分 0分 1,800円 61.6km
合計 47分

65番 三角寺
(さんかくじ)
三島川之江インターから15分ほど走ると、伊予の関所寺で標高826メートルの平石山の中腹にある。 団体参拝者は道路が狭く大型バスが上れないので途中からタクシーに乗り換え上って来ている。 今治湯ノ浦インターから約1時間。 9時20分過ぎに着く。 駐車場は乗用車が20台ほど置ける。姫路、徳島、神戸、愛媛、岡山、遠くは山梨などの参拝者のクルマを見かけたが、今回の札所巡りの間、和歌山、大阪ナンバーを見かけることがなかった。
駐車場は乗用車が20台ほど置ける。 帰りの際、傍の家の人がお接待のおばさんかと思ったらいきなり「駐車代200円いれてくれたか」と。 商売根性丸出し(有料駐車場200円)
                                 
阿波、土佐、伊予の三国が終了。 結願まで残すは、讃岐(香川県)一国のみ。

三角寺から国道に下って、三島川之江インターへの乗り口を通り越しインターへ上がるのに失敗した。 ここ四国中央市は全国屈指の「製紙・紙加工業」の工業地帯とのこと。 さすが工業の街、道路は大型車がズラリと並んで我が田辺市周辺では見ることのない大型貨物車の列。 コンビニで買い物とトイレ休憩後。 大型車に挟まれて走っていると製紙工場地帯の道路で交通事故?大型車のクルマ、車などの渋滞、警官が交通整理で通行規制をはじめ30分ほどのロスでUターンして三島川之江インターへ辿り着く。

三島川之江 10時35分   時分 37分 37分 0分    
  時分 今治湯ノ浦 11時10分 10分 10分 0分 1,800円 61.6km
合計 47分 47分 1,800円 61.6km

国道196号沿いのガソリンスタンドで給油するが単価が143円とちょっと高い。 コンビニでトイレ休憩をして、いよいよしまなみ海道へと走る。

今治 11時40分 生口島南 12時20分 34分 34分 0分 3,400円 34.6km
生口島南 12時20分 大三島 12時25分 5分 5分 0分 800円 5.0km

大三島の出口を通り過ぎてしまって、生口島南インターで下りて、大三島へバックする。愛媛県から広島県へ渡って、また愛媛県へ戻って、道の駅「今治市多々羅しまなみ公園」へ行く。 
世界一の斜長橋「多々羅大橋」の袂にできた多々羅しまなみ公園には、特産品センター、レストラン夢岬、産地直売所のふれあい屋台市、しあわせの鐘などがある。 約1時間の昼食休憩と買い物。 しまなみ海道も交通量も少なく道の駅のお客も少ない。 しまなみブームも終わったと聞いたが開通当時のにぎやかさはなくなったようである。

大三島 13時35分 西瀬戸尾道 13時55分 31分 31分 0分 2,100円 30.0km

西瀬戸尾道インターで下りて尾道市内に入ったが、特に観光したいところもなく思うがままに走って
方向がわからなくなり、少し迷って国道2号を走る。 バイパスを通って福山西インターから一路みなべICへ。

路線名 IC名 出発時間 IC名 到着時間 渋滞時 通常時 料金 距離
福山西 14時40分 神戸JCT 時分 2時間31分 2時間31分 0分    
  時分 中国吹田 時分 24分 24分 0分 5,550円 240.2km
吹田(近畿) 時分 松原(きんき) 時分 26分 26分 0分 500円 28.4km
松原(阪和) 時分 岸和田和泉(均一) 時分 20分 20分 0分 500円 22.6km
岸和田和泉 時分 みなべ 20時00分 1時間15分 1時間15分 0分 3,000円 99.9km
合計     4時間56分 4時間56分 0分 9,550円 391.1km

岡山県内の道口PAで運転交代、三木SA(16時38分)でトイレ休憩。 その後も岸和田SA、紀ノ川SAでトイレ休憩や運転交代しながら無事、予定の時間にみなべインター着。 20時25分帰宅する。




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