Super Armored Fighting Suit Proto Type
スーパーエーエフエスプロトタイプ

イ）HJ82/12　（作）HJ84/3

　傭兵軍、次期主力戦闘スーツ試作試験機。ナッツロッカーの出現や敵の対抗戦術により、もはや無敵とは言えなくなったAFSに代わる戦闘スーツの開発を急いでいた傭兵軍兵器開発局が、極力現在の生産施設を使って量産ができるように現行AFSの骨格を流用し、高い機動能力と、シュパンダウ工科大学に開発を要請していた高出力エクサイマーレーザーを備える。胴部と頭部の装甲を強化し、左右の視界をセンサー類に依存して正面にのみ『のぞき窓』を開けた。2884年9月、傭兵軍兵器実験場で行われた次期主力戦闘スーツ選考テストプログラムにおいて、火力、機動力共に高い評価を得たが、同時に装甲の弱さを指摘されていた。傭兵軍兵器開発局は、同プログラムにシュパンダウ工科大学からテストに参加し、最後まで模擬戦を戦い抜いた通称『アーケロン』の間接視認システム、新型複合装甲による優れた防御力を採用することにした。同年10月、傭兵軍兵器開発局、陸戦兵器開発部長フレール・フルマー技師は、シュパンダウ工科大学からスタッフを招き入れ、SAFSの製作開発に着手した。

（HOBBY JAPAN　84年3月号より）

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