ARCHELON 

アーケロン

イ)HJ84/3 (作)HJ84/3(Kow)

 2884年9月に傭兵軍兵器実験場で行われた次期主力戦闘スーツ選考テストプログラムに参加した、シュパンダウ工科大学製作のAFS改良試作機。極秘に開発を進める為に、スクラップ同然のAFSを数機集めて再生した機体に、新開発の間接視認システム、ナッツロッカーPKAの特殊耐熱セラミック装甲を参考に開発した複合装甲システム、傭兵軍陸戦兵器開発局から開発を依頼されていたエクサイマーレーザーの試作型を(局に無断で)組み込み、テストに挑んだ。高性能兵器により重量増加した歴戦の機体は、そのノソノソとした動きで同テストに参加したライバルを次々と打ち倒し、また数十回の直撃弾にも耐えてその性能を最後までを見せつけた。2884年10月、傭兵軍陸戦兵器開発局は、同局開発のSAFSプロトタイプを基本に大型強化し、アーケロンの持つ数々の新システムを導入してSAFSの開発に着手した。
(HOBBY JAPAN 84年3月号より)


●上写真2点:シュパンダウ工科大学製のアーケロン第1号


●シュパンダウ工科大学で1機、傭兵軍陸戦兵器開発局で2機、計三機しか製作されなかったアーケロンだが、スーパーAFSが完成する迄の間、対敵宣伝及び、自軍の士気高揚のために製作されたデモフィルム用に塗装されたのがこの機体、第1重装甲猟兵大隊などと言う部隊は存在しない。それぞれ微妙に細部の異なる三機のアーケロンは、10、12、14のマーキングを施されデモフィルムに登場した。なおこのデモフィルムは多数のミニチュアやマットアートにより巧みに演出され、特撮も見事な秀作であった。

●機体は全面MAAグレー、ステンシル類はスレートグレー、数字はごく細い黒フチ付の黄色である。

BACK

Maschinen Krigerに関する著作権は全て横山宏氏に帰属します。
MA.K. Copyright (C) Kow Yokoyama 1998. All Rights Reserved.
Maschinen KrigerAll Original Design & Illustration & Modeling by Kow Yokoyama.
Original Text by Hiroshi Ichimura & Kow Yokoyama.