

原作 制作作品
La Chambre de Vincent a Arles
ゴッホの描いた絵に、より精巧に作品を近づけたいという意思から制作を始めるにあたり、すべての作品に補助線を引きました。補助線を引くことでその歪みの程度を知り、そうする事で、そこから何らかの隠されたゴッホからのメッセージを聞き取ることで、忠実に再現できると思ったからです。
しかし実際、引いてみると当初予想していた歪みなどは見つからず、多数の集合点(消点)が現れることに驚かされました。(図①参照)なぜフォルムを歪めたように見えるのにもかかわらず、フェルメールのように遠近法には忠実にそれを守っていたのでしょうか。