【鉛直投射運動の観察】 鉛直投射運動には,次の2種類あります. @ 鉛直投げ上げ運動:ボールを真上に投げ上げる. A 鉛直投げ下げ運動:ボールを真下に投げ下ろす. ボールを左表の3つの条件で落下させて, 2種類の運動にどんな関係があるか観察して下さい. 【復習】以前学習した,等加速度直線運動の公式をまとめておきます. ![]() |
No | 投げる方向 | 初速度 |
1) | 投げない | 0[m/s] |
2) | 真上 | 49[m/s] |
3) | 真下 | 49[m/s] |
【考察1】 ボール![]() 赤線のような軌跡を残す運動を 「自由落下運動」と呼びました. |
【考察2】 ボールを初![]() 赤線のような軌跡を残す運動を 「鉛直投げ上げ運動」と呼びます. 青線を上方に移動させると,赤線と 一致するはずです. |
【考察3】 ボールを初速度49[m/s]で真下に投げ下ろす![]() 赤線のような軌跡を残す運動を 「鉛直投げ下げ運動」と呼びます. 図3と図2の青線の位置は同じ状態で 赤線と青線が一致するはずです. |
図1のように自由落下運動するボールの位置を表す赤線と,![]() 一致することを確認して下さい. 確認した後,次のことを考えて下さい. |
図2のように,鉛直投げ上げ運動するボールの位置を表す 赤線と,自由落下運動の軌跡を表す青線を比較して下さい. 【参考】スクロールバーで青線を移動させられます. 比較した後,次のことを考えて下さい. |
図3のように,鉛直投げ下げ運動するボールの位置を表す 赤線と,自由落下運動の軌跡を表す青線を比較して下さい. 比較した後,次のことを考えて下さい. |
【まとめ】 赤線と青線が一致することから,鉛直投げ上げ運動と鉛直投げ下げ運動の条件は,V0≠0,a=g=9.8であることがわかりました. ところで等加速度直線運動の公式には,動き始めた方向を正方向とするという規則がありました. 下に3つの落下運動の図がありますが,次のことを考えて下さい. ![]() |
2007.08.14〜更新2008.09.01