斜方投射運動
アプレットの紹介ページへ戻る
等速直線運動
等加速度直線運動
自由落下運動
鉛直投射運動
水平放物運動
斜方投射運動
【斜方投射運動の観察】
 斜め上方にボールを投げるとき,ボールの落下運動を斜方投射運動といいます.
ボールを投げる初速度と,投げる上げる角度を変えて,運動を観察して下さい.
横方向と縦方向の,ボールの補助線の間隔に注目すると,どんなことに気がつきますか?
      ところで,角度+90度で真上にボールを投げ上げると,
 左図のようにボールは鉛直投げ上げ運動します.
【復習】以前学習した,鉛直投げ上げ運動の公式をまとめておきます.

【考察】
 左図は初速度100[m/s],角度+59度で投げたとき,ボールが斜方投射運動しているところです.
水平放物運動と同様に,ボールの軌跡が曲線なので,公式を導き出すのは難しいです.
しかし斜方投射運動を,横方向と縦方向に分けると以前学習した運動であることがわかります.

@ 【横(X軸)方向の運動について】
 補助線の間隔を見て,次の問題を考えて下さい.




斜方投射運動するボールの補助線の間隔が( 等しい 等しくない)ので,
ボールは横方向に(等速直線運動 等加速度直線運動)していることがわかる.
だから,横方向の位置の公式は( )で計算できる.
A【縦(Y軸)方向の運動について】
 左側の図は鉛直投げ上げ運動するボールの軌跡で,
 右側の図は初速度100[m/s],角度+59度で斜方投射運動するボールの軌跡です.
 補助線(横線)の間隔を見て,次の問題を考えて下さい.              


鉛直投げ上げ運動するボールの補助線と,
斜方投射運動するボールの補助線が(等しい 等しくない)ので
ボールは縦方向に(等速直線運動 鉛直投げ上げ運動)していることがわかる.
だから,縦方向の速度の公式は( )となり,
位置の公式は( )となる.
【重要】まとめを確認してください.
【参考1】
 ボタンをクリックした後
  ボールの初速度を変えずに,投げ上げる角度だけを変えて,ボールの動きを観察して下さい.
  上向きに何度で投げ上げると,ボールが最も遠くまで到達しますか?



  この角度を,計算で求められるといいですね.
ボールを上向きに 度で投げると,水平到達距離が最大になる.
【参考2】
 
ボタンをクリックした後,
  ボールBを固定した状態で,
  ボールAの初速度や投げ上げる角度を調節して,
  ボールAをボールBに衝突させて下さい.
  ボールBの高さを変えるたびに,
  1回でボールAをボールBに衝突させるのは難しいと思います.

次にボールBを固定しない状態
ボールAをボールBに衝突させて下さい.
ボールBが自由落下するので,
ボールAを衝突させるのが,さらに
難しいように思われます.

しかしコツがわかれば,ボールBの高さを
変えても,1回で衝突させられます.
そのコツがわかりますか.
この理由を計算で証明できるといいですね.

2007.08.25〜更新2008.09.02