治療法
当院のパンフレットを使ってご説明します
はり治療について、的確で簡潔に説明しているマンガを見つけましたので、これでご説明します。
[注意] 当院では、はりを皮膚に刺すことはありません。当院のはり治療は無痛です。
3コマ目 2コマ目 1コマ目
(@山口穣司 「熱烈的喰好ガール」 スコラ社 より)
【マンガのポイント】 3コマ目がポイントです。
「ツボ治療(はり・灸治療)は、
(1) 経絡上を流れるエネルギーを調節することで、
(2) 五臓六腑の機能を正常にもどし、健康体に導くわけである」
↓
[解説] 経絡上のエネルギーを調整する調整弁がツボです。ツボは人体に365個あります。
五臓六腑は、生命エネルギーの源です。
つまり五臓六腑の機能を調整できれば、生命エネルギーの調整が可能となります。
365個のツボの内、五臓六腑に働きかける力が強いツボを要穴といい、手では肘から先、
足では膝から先にあります。
この要穴を用いて、五臓六腑の生命エネルギーを調節する方法を
本治法といいます。
五臓六腑ではなく、局所的なエネルギーを調節する方法を
標治法といいます。
本治法・標治法を用いて生命エネルギーを調節するのが東洋医学の治療法です。
経絡治療というのは、はり治療のことです。
しかし、現在行われているはり治療の多くは、経絡(気の流れ=生命エネルギーの循環)を
考えていません。
現在の主流は、いわゆる症状の出ている所(とその周辺)にはりをする局所治療です。
局所治療とは、「
はり治療について」でのべた、五藏六腑の機能の調整を目的としない治療
(=標治法)です。
現在大部分の鍼灸治療家が局所治療に終始するのは、
脉診や腹診を行えないので、五藏六腑の状態が分からないからです。
経絡治療では、常に脉診や腹診によって患者様の状態を伺いながら治療を進めます。
五藏六腑の状態をモニターしながら、治療を進めていくので、
必然的に患者様を快方に向かわせることが出来るのです。