あさいはり施術所  浅井整骨院
  〒581-0084 八尾市植松町6-4-8 TEL072-922-3367

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 Q.なぜ、病気がおこるのでしょうか?
 Q.私は肩が痛いのに、なぜ先生は足とか手を触るのですか? なぜ、全然痛くない所を診るのですか?
 Q.私は心臓が悪いわけではないのに、なぜ先生は脈を診るのですか?
 Q.健康のために注意することがあれば、教えて下さい。


 Q.なぜ、病気がおこるのでしょうか?

 A.下の「病がおこる理由と経絡治療の目的」(*)でご説明します。 *当院パンフレットより抜粋 


病を受けるタイプには『まじめ型』と『欲望型』があります。

   『まじめ型』は、仕事することがいいことと思いこんでいる人。
   このタイプは、家族のため、会社のためと称して、仕事に打ち込み自分の身体に無理をかけ、
   身体の機能が回復していない内に、次の仕事に出ていることから起こるのです。

   『欲望型』は、間食の多い人、お酒を飲み過ぎる人、タバコを吸いすぎる人。
   どちらのタイプも、その無理がたたって体の調子が悪くなるのですから、誰が悪いのでもなく、
   自分の行いの結果と言わざるをえないのです。

   経絡治療は、そのような身体を元に戻し、健康な状態に向かわせる治療法で、その効果は私が驚くほど。
   しかし治るからといって、これまでと同じような行いを続けていては、病を再発させてしまいます。
   身体の不調は体からの警告。
   行動を見直し、休養するサインとして、真摯に受け止めて下さい。
   そして、欲望に基づく出世や儲けをあまり追求せず、グルメに走らず、お酒、タバコはたしなむ程度で
   適度な働き方(一生懸命働いたら、必ず休みをとる)をしていただきたいと願っています。


 Q. 私は肩が痛いのに、なぜ先生は足とか手を触るのですか?
   なぜ、全然痛くない所を診るのですか?

 A.第一に痛みを起こしている原因を探しています。
   主にお腹や背中、手足の皮膚の状態を診ます。
   皮膚には、痛みの原因となる五蔵の状態が現れているからです。
   痛みの原因となる五蔵を調和させないと、症状が取れないのです。

   第二に最も有効な治療点(ツボ)を探しています。
   当院では主に肘から先、膝から先の手足のツボを使って治療を行います。
   この治療法を本治法といい、東洋医学の要となる治療術です。

   なぜ本治法は、手足のツボを使うのかご説明しましょう。
   人の体には常時12系統、随時8系統のエネルギーの流れ(経脉)があります。
   これらエネルギーの水源にあたるのは五臓(肝蔵・心蔵・脾蔵・肺蔵・腎蔵)です。
   体を流れているエネルギーの過不足によって、痛み・シビレなど病は、生じます。
   このエネルギーの不足を補ったり、多すぎるのを奪って流れを正常にすれば
   病は癒えるのです。
   川では水の量を「水門」の開閉で調整します。
   人体でエネルギーを調節する「水門」にあたる場所を「経穴(ツボ)」といいます。
   人体の主要なツボ(要穴といいます)は、手の肘から先、足の膝から先にあります。
   それゆえ痛みが肩や腰にあっても、手足のツボを使って治療を行うのです。


 Q.  私は心臓が悪いわけではないのに、なぜ先生は脈を診るのですか?

 A. 脉診(みゃくしん)についてお答えします。

   脈は心臓の鼓動を伝えるだけのものではありません。
   手首の脈で体の様子を知ることができるのです。
   これを脉診といい、『脉状診』『比較脉診』とがあります。

   『脉状診』:【目的】@患者様の体の様子の概略を知る
               Aはりのやり方を決める

   たとえば、体に熱がある場合、脈は普段より、体表に近いところで打ち、脈拍も速くなります。
   だから患者様の脈拍が普段より早ければ、身体内部が普段より熱くなっている(内熱している)
   ことを意味し、熱を除く治療方法を行います。
   逆に体の冷えがあれば、脈は沈み、脈拍も遅くなります。
   体に熱があれば、はりをすばやく動かし、冷えていれば、ゆっくり行います。

   『比較脉診』:【目的】 @患者様の体の様子の詳細を知る
                Aはりをする(治療する)場所を決める

   手首の動脈3ヵ所を左右各々比較して、病変のある経絡を探します。
   血液は全身を循り、身体各部の状態を記憶します。ゆえに手首の3ヵ所の脉を比較すると
   エネルギーの過不足として、経絡の状態を知ることができます。

   脉診は東洋医学の基本的診断法の一つ。
   我が国の医者も江戸時代まで、必ず脈を診て診察を行っていました。
   しかしこの診断方法は、修得が難しい上に、家伝や秘伝として公開しなかったため、
   現在、その術を受け継ぐ者がほとんどいなくなってしまいました。
   奈良県法隆寺の五重の塔の1階に、お釈迦様の手を従者が取っている像があります。
   病気の人の手を取り、脈診することから「手当て」という言葉ができました。


 Q.  健康のために注意することがあれば、教えて下さい。

 A. 健康法について、お話ししましょう。

   健康のために注意することは、健康法の逆を行わないことです。

   現代は様々な健康法があります。健康法のことを昔は養生法といいました。
   養生法では、次の4つに分けて説明されてきました。

    1. 食事   (「食」とも言います)
    2. 運動   (「動」とも言います)
    3. 呼吸   (「息」とも言います)
    4. 心の安定「想」とも「定」とも言います)

  1. 食 事  (食) 

   「医食同源」といって、食事の仕方によって健康になったり、病気になったりすることが言われています。
   テレビの健康番組では様々な食品の健康効果を訴えています。
   確かにそれぞれの食品には良い所があります。
   大切なのはバランス良く食べることであり、いくら健康効果に優れていても、
   偏った食事は健康にマイナスです。
   現代は、食品にあふれ、その中には保存料や着色料など多くの食品添加物が入っており、
   身体にとっては不自然なものばかりです。
   不自然な食品はうまく腸で消化・吸収できないため、現代人は腸に障害がある人が多いのです。
   腸の障害は皮膚に現われ、皮膚疾患も多くなっています。
   また、食事の後もダラダラとおやつを口にしていると、ますます内臓を休ませる時がありません。
   いつまでも胃や腸に何か入っていると、内臓が疲れ、体の重だるさや肩コリの原因となってきます。
   つまり不健康の原因の1つは、体が必要とする以上の量を食べていることです。
   健康である為には、食物を消化吸収してくれる内臓が規則正しく働いてもらうことが大切です。
   現代こそ、食事は、少食、粗食がよいと考えて下さい。
   何も難しいことではありません。
   当院では、野菜多め、ご飯少なめの和食をお勧めしています。

  2. 運 動  (動) 

   適度に体を動かしておくことは、とても大切。 
   運動というと、体操服を着て汗を流すような運動選手を思い浮かべますが、そうではありません。
   運動のし過ぎは、かえって身体に悪いのです。
   優秀な成績を残したスポーツ選手の寿命は一般の人の寿命よりはるかに短いという統計があります。
   運動は心臓に負担をかけないことが大切です。
   散歩したり、ゆっくり泳いだりするのがいいのです。
   昔は農作業や家事など、自然と身体を動かす機会が多かったのですが、現代は事務作業が多く、
   家事もほとんど機械化され、身体を動かす時間が少なくなってきました。
   ですから毎日、意識的に体を動かす時間が必要になっています。
   なかなか散歩するような時間を取れない患者様は、自分のペースで家の掃除をされることをお勧めます。
   毎日1時間、掃除をしましょう。
   また体を使う仕事をしている患者様は、第一に身体を休ませましょう。
   同じ姿勢で仕事をされている方は、上司に怒られない程度に
   30分、1時間毎に立ち上がったり、しゃがんだり、違う姿勢になってみましょう。
   手を挙げたり、胸を張ったり、普段はしない姿勢をとって、あまり使っていない部分を少し動かしてみましょう。
   どこをどのようにするかはお尋ね下さい。

  3. 呼 吸  (息) 

   ストレスを受けると横隔膜が緊張して呼吸が浅くなります。
   息を吸うことより、吐くことが出来にくくなります。
   静かにゆっくり力を抜いて、口から息を吐いてみましょう。もちろん呼吸は腹式呼吸です。
   お腹をへこませながら、15秒以上を目安に息を吐きましょう。
   充分吐ききったら、次に鼻から息をゆっくり吸いましょう。10秒以上が目安です。
   息が足の先まで届くような気持ちで、お腹を膨らませながら、吸いましょう。これを10分続けてみてください。
   自然に身体の余分な力が抜けてくるはずです。

  4. 心の安定  (想) 

   怒りは肝機能を衰えさせ、免疫力を下げます。
   想い悩んでいると、消化機能が衰えます。
   悲しみ、嘆いていると呼吸機能が衰えます。
   恐れ、不安を抱いていると泌尿器、腎機能に障害が出やすくなります。
   心の状態と健康は密接に結び付いています。イライラ、カッカして神経が亢ぶるのも、
   メソメソ、クヨクヨして落ち込むのも、どちらも 体によくありません。
   嫌な仕事が続いたり、嫌いな人と一緒にいなくてはいけない時などは、
   どうしても心が不安定になってしまします。
   心が不安定にならないために、まず不安になるような場所、人に近づかないこと。
   さらに、不安定になる状況を作らないように事前に手を打っておくことも大切です。

   東西の宗教家は、瞑想、禅定によって呼吸を整え、精神を統一し、心の安定を得るように努めています。
   心を乱さないようにするために、患者様自身の工夫が必要です。
   それ故、@〜Cの中で、C「心の安定」を実行することが一番難しいんですね。

  【ようするに】

   腹、八分目、あまり間食せず、適度に体を動かし、ときに、深呼吸して、クヨクヨせず過ごすこと、です。