あいうえお順
料理は人が生存してゆくために必要不可欠なものです。ヨーロッパの人々が長い時間の流れの中でどのような食材を手にし、それをどのように調理してきたのか。西ヨーロッパ諸国間の政治、文化の交流に思いを巡らせながら述べることができればと思っている。数十年いやそれ以上、数百年の命を今も生き続ける料理がある。今までの間にどのような光景を体験し、どんな出来事に遭遇してきたのか、彼らの生き様を克明に記したレシピを通して当時の社会風景をも眺めることができればと思っている。
ビートン夫人の家政書から引用したレシピ画。。ヴィクトリア朝時代の手引書。ファッション、育児、畜産。毒、使用人の管理、宗教、料理について述べている。