当クリニックの行動相談は、動物行動学の専門知識を持った獣医師がおこなうカウンセリング形態の治療(やアドバイス)です。
予防としての犬猫のしつけ・飼育相談から問題行動の治療までどんなことでもご相談ください。
言葉を話せない動物が行動によって訴えていること...病気が隠れているのか、生活の中で困っているのか...それらを紐解いて必要ならば治療をおこない、よりよい暮らし方を提案させていただきます。
トレーナーによるトレーニングとの大きな違い
おおまかにですが、以下のような違いがあります。
・動物の行動の原因に病気が関連していないか診断する:獣医療(内科・整形外科等)的側面
・動物の行動を修正するだけでなく、飼主さんとの暮らし方のお手伝い:適正飼養指導
・動物のストレスを明らかにする、動物が内面に抱える不安に対処する:心療内科的側面
・起きている行動に対して原因を特定し診断・治療をおこなう:動物行動診療科的側面
『問題行動』とは?
動物自体が困っていて現れる行動(手足を咬む、ぐるぐる回る、攻撃するなど)はもちろんですが、
動物は健康であっても 飼主や周りの人が『困っている』行動はすべて問題行動と考えます。
正常な行動であっても困っている人がいるのであれば何でもご相談ください。
ブログもご参考にしてください
こんな相談の犬が来るよ こんな相談の猫が来るよ
行動診療科では動物の行動を変えるだけでなく、動物の生活環境や飼主さんの関わり方など様々な面を変えることによって動物たちの行動にアプローチしていきます。
治療方法や内容は、本当に多岐にわたるため例を挙げるのが難しいですが、ブログで少し書いてみたので、ご参考にしてください。
ブログ:治療について【前編】 治療について【中編】 治療について【後編】
動物の年齢により、行動の直りやすさは違いますが、成犬・成猫になった後でも、暮らしやすい関係の再構築や、ストレスの少ない環境作りは可能です。
「しつけに失敗してしまった」「うちの子はしょうがない」と思う前に、ぜひ一度ご相談ください。
人も動物も一生学習し続けます!
『5つの自由』は動物と暮らす人が守らなければいけない動物の権利です
1.飢えと渇きからの自由
2.肉体的苦痛と不快からの自由
3.外傷や疾病からの自由
4.恐怖や不安からの自由
5.正常な行動を表現する自由
1番目と2番目は主に飼主さまが日常的に与えてあげられるもの、
3番目は動物病院の獣医師のサポートによって守られるもの、
そして4番目と5番目を守るお手伝いをするのが私たち行動診療をおこなう獣医師です。
病気が関係した『問題行動』の治療だけでなく、正常な行動を表現するために生活に足りないもの、いかにそれを与えてあげるかを飼主さまの生活に添いながら提案させていただきます。
動物を家族として迎えたいと思った時、その動物を迎える時期や、動物の種類、性別、年齢、どこから手に入れるかによって、迎えた動物との暮らしが異なるということをご存知ですか?
問題行動と呼ばれる行動の中には、その人の暮らし方と動物の種類との「ミスマッチ」が原因に含まれているものがとても多くあります。
・ダックスフントはよく吠えるのを知らなかったが、無駄吠えで困っている
・小型犬は散歩がいらないと思っていて、必要と言われても散歩ができない
・子供のために飼ったのに、子供が怖がって触れない
などなど、どれも何らかのミスマッチが起こっています。
□ 犬と猫、どちらが生活スタイルに合っているのか?
□ どんな暮らしをするために、どんな犬種があっているのか?
□ 雄と雌、どちらが家族のニーズにあっているのか?
□ 迎える動物は幼獣(子犬・子猫)でなければならないのか?
□ どこから動物を迎えるのか?
などなど、なかなか誰に聞いたらいいのか悩むことだと思います。
また、お子さまのいる家庭では
□ 「いつ」動物を迎えるか?
□ 飼いたい犬種は子供に向いているのか?
□ 子供がアレルギーになりにくい犬種や飼い方は?
などのことも重要です。
子供がいくつぐらいの時に飼うかによって、動物に対する子供の反応は異なります。
ムチャクチャする子供には向いていない(怖がりの犬が多い)犬種などもあります。
「子供のために」飼っても生涯の世話をするのは親になりますし、子供ではなく親が責任を持たなくてはいけません。
問題行動のない健やかな動物が増えることを願い、飼育前アドバイスにも力をいれています
これまで相談を受けた方でも、実際に飼った動物はアドバイスとは全然違うことも多いのですが、それでいいんです。合ってなくても飼う覚悟をして その子しか選べなかったのならば、問題行動が出てもつきあえるものです。大切なのは知っているかどうか。知っていれば物の見え方は全く違います。
ぜひ家族として動物を迎える前に、一度ご相談ください。
神戸市垂水区・西区、明石市を中心に行動相談・行動診療をおこなっています。
犬猫の心療内科、心のケア、メンタルヘルスは当クリニックまで。
おなや(み)ついきゅう みゃおぅわぉん
078-219-3010
平日9時〜17時
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※受付スタッフ等がいないため、留守番電話になることが多いです。 お名前を録音頂きましたら2診療日以内におかけ直しさせて頂いています。