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複素数

複素数には 2種類の書式がサポートされていて、直交座標と極座標が使えます。 デフォルトの書式は直交座標で、 `(real,imag)' のように表示されます。 real は実数部、imag は虚数部で、任意の実数値をとれます。 直交座標形式の複素数には、`a+bi' という表示形式もあります。 Complex Formats 参照 。

極座標の複素数は、`(r;@c{$\theta$} theta)' という書式で表示されます。 r は負でない大きさで、@c{$\theta$} theta は位相角の引数です。 theta の範囲は、 現在の角度モードに依存します(角度モード 参照 )。 一般に -180°+180°か、ラジアン単位で同等な範囲です。

複素数の入力は、不完全項を使って行われます。不完全項 参照 。

直行座標の複素数を使った演算の結果は、同じく直交座標複素数となります。 極座標の場合は結果も極座標です。 両者が混在したり、新しく複素数が発生(負の実数の平方根)するような場合は、 現行の極座標モード(Polar Mode)に基づいて決定されます。 極座標モード 参照 。

複素数演算の結果、虚数部がゼロになった (あるいは位相角がゼロか 180°、あるいは @c{$\pi$} pi)場合は自動的に実数に変換されます。


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