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角度モード

Calc は3種類の角度表記をサポートしていて、 ラジアン, 度, [度-分-秒]が使えます。 sin のような、 引数として角度を期待している関数に数値が与えられた場合、 その数値をラジアンか度のいずれかに解釈するために、 現在の角度モードが適用されます。 時分秒型式のデータが与えられた場合は、 常に[度-分-秒]として解釈されます。

角度を算出する関数は、計算結果を現在の角度モードに応じて、 ラジアン単位, 度, [度-分-秒]のいずれかで生成します。 角度モードが[度-分-秒]の状態で複素数の計算結果が得られたら、 その結果は[度]単位で表現されます。 (複素数の計算はラジアンモードでするのが普通なのですが。 ラジアンで得られた複素数の解に 180/π をかけることによって度に変換されます。 )

m r (calc-radians-mode), m d (calc-degrees-mode), m h (calc-hms-mode) の3つのコマンド群によって 角度モードを切換えます。 現行の角度モードはモードラインに表示されます。 デフォルトの角度モードは「度」です。


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