番外編
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得意銘柄の罠
インターネットのおかげで、個人投資家もリアルタイムに板情報を
見ながら、最新のニュースやランキング、チャートなどを駆使して
売買を行うようになりました。
そのおかげで、デイトレードがブームになり、特に２００５年〜２００６年
にかけて日経平均が１１０００円台から１７０００円台に駆け上がる中
で大儲けする、トレーダーが現れ、いろんな雑誌やＴＶで取り上げら
れました。
そのおかげもあって、ますますデイトレードに挑戦する人が増えました。
デイトレーダーは、高値でもガンガン買っていきます。
彼らは勢いの有る銘柄の株価が駆け上がるその中で、
１ティック、２ティック抜きを狙ってきます。
このデイトレダーのおかげで、相場を作りにくくなった仕手筋は
従来の作戦を変えてきました。
従来ならば、玉を仕込み、株価を徐々に吊り上げ、提灯をつけ株価を
上げて、利食いながら、売り仕掛け（空売り）を行い、相場が終わった
ように見せかけ、株価を下げて、空売りを誘い込み・・・・
今度は一気に買いあがる、踏み上げられた人たちの買戻しで株価は
さらに急騰、そこで本尊は利食い・・・・
もちろんこんな単純ではなく、いろいろな思惑、噂が入り乱れ仕手戦は
行われます。（マニアな仕手株投機参照）
しかし、近年デイトレーダーの登場でこの構図は変わってきました。
ランキングの上位銘柄や、値動きのいい銘柄を常に探している
デイトレーが、従来の仕手戦ではまだ、株価を吊り上げる段階なのに、
「いい銘柄見っけ！！」 「ハイ次コレ ｷﾀ━━(ﾟ∀ﾟ)━━ｯ！」
っとばかりに集まりだし、一気にストップ高になってしまう
現象がおこりました。
人気の株サイトや株式投資の掲示板などに、「次はこれだ」
などと書き込みされるともう仕手筋のシナリオもぶち壊し・・・・
上げ下げしながら買い集めている途中で、デイトレーダーに買い上がら
れ仕方なく、仕込みかけの玉を利食って終り・・・・
これでは仕手筋は出資者（スポンサー、金主）に儲けを提供できない・・・・
なんとか、デイトレーダーを嵌め込まないと・・・・
新たな手法をとる様になってきました
それが、得意銘柄の罠です・・・・
枠が足らないので・・・・次回へ・・・つづく・・・
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