MSCBその3
このままでは上場廃止・・・
しかし、何とかしたい・・・
何とかなるかも知れない・・・
破綻しそうな上場廃止基準ギリギリの超低位株でも
やり方によれば、再生できるかも知れない
なんとかしたい経営者、そこを狙うファンド
株式への転換権、この転換価格は、株価の変動と
連動して転換価格が動きます。
株価が下がれば、転換価格も下がるから転換される株数が
大きく膨れ上がる。
時価より安く転換できるのだから、株式に転換してすぐ売れば
確実に儲かる。
既存株主にとっては株数が増え、1株当たり純利益などが希薄化
し株価の下落を招くから嫌われています。
加えて、MSCBを引き受けたファンドは、発行企業のオーナー
などから株を借り、空売りを仕掛けて儲ける手法も流行しています。
こうした既存株主を無視す行為にやっと規制がかかるようです。
ニュースより
日本証券業協会は2007年2月20日、株価に応じて転換価格を
修正できる転換社債型新株予約権付社債(MSCB)について、
証券会社に課す業界統一ルールの導入を決めた。
2007年7月にも適用を始める。
主な規制として6つの大きな項目に分け、上場株式10%超の株式
への転換を禁止するほか、1日平均出来高の25%を超える証券
会社による市場売却などの禁止を盛り込んだ。
証券会社が発行会社に対し、商品性や適正な情報開示の説明責任
を負うことも明記した。
これで少しは、既存株主を無視したおかしなMSCBは減るのか??
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