ホームへ この旅行記トップへ 前頁へ 次頁へ 5/13

 ★ 第3日目6/13(日) グランドキャニオン → モニュメントバレー ★ 1/2 
今日の走行距離 201マイル(324q)  累計走行距離 499マイル(804q)



グランドキャニオンのヤバパイポイントから見たサンライズ

午前5時前起床、顔だけ洗って急いでブライトエンゼルロッジ裏の駐車場へ。日の出を見にヤバパイポイントへ車で移動、5,6分で着くが広い駐車場はガラガラ。30人ほどの観光客がいたが皆んないたって軽装で、毛糸のセーターにジャンバーという本格派は我々のみだ、この時期の朝はまだまだ冷えると書いていたが毛糸のセーターは必要ないみたい。

見晴らしの良いポイントでカメラを構えしばらく待っていると徐々に太陽が顔をのぞかせる午前5時10分日の出、やはり感激の一瞬だ。徐々に昇る太陽にキャニオンは刻々変化しその光と影が作り出す芸術作品に感動だ。キャニオンは昼間のノッペリとした風景よりも陰影の出来るサンライズ、サンセット前後の風景が一番美しいというがこれは本当だと思う。

この後リム沿いに散歩、早朝の清々しい空気に英気を養いエルトバーホテルに戻る。ホテル前の駐車場も今朝は空きスペースがありそのまま車を止めておく。そして朝食場所のレストランに直行、昨晩はこのレストランでの夕食は叶わなかったが朝食は並ぶことなく直ぐ席に案内してくれた。

エルトバーホテルのレストランはロビーと同じく黒光りするOregon Pine(松)のなかなか重厚な造り、窓からはリム沿いのキャニオンの絶景が見える抜群のロケーションにある。朝食はビッフェ形式ではなくプレート・サービス、卵はスクランブルorポーチドですか?、ハム、ソーセージ、ベーコンですか?といういうやつ。
ビュフェのように人々が歩き回る足音もなく、静かな落ち着いた大人の雰囲気の中、キャニオンの移り行く絶景を見ながら食事をし、コーヒーを飲む様は至福のひと時といえる。
朝食後ホテル周辺からリム沿いに1時間ほど散歩。


朝日にあたるエル・トバーホテル

エル・トバーホテルの看板 エル・トバーホテル・ロビーの暖炉
ホテル・ロビー ホテル・ロビーより二階を見る

グランドキャニオンには一泊しかしないが、当初ホテルの予約を取った後もう一泊するかどうかで大分逡巡し結局は諦めたが、やはり一泊では無理があり雰囲気だけしか味わえない、これからグランドキャニオンへ行く計画を立てている人は是非2、3泊してトレイルにも挑戦して欲しい。

午前9時半ホテルをチェックアウト、いよいよ今日はあこがれのモニュメントバレーへ行く日だ。
まずキャニオン沿いに東へ走りイーストリムの終わりデザートビュー Desert View を目指す。途中サウスリムの各ビューポイントの中で、一番美しいともいわれるリパンポイント Lipan Point へ寄る。

デザートビュー Desert View はキャニオンのイーストリムの終点、東口ゲートの近くにある。見晴らしは良く特にウオッチタワーWatch Tower からの眺めは抜群。このデザートビューエリアにはギフトショップ、本屋、ガソリンスタンド、食料品店、カフェテリア、情報センターがある一大基地だ。
デザートビューのウォッチタワー ウォッチタワーから見たキャニオンの東端

午前10時半過ぎグランドキャニオンに別れを告げ、デザートビューから東口ゲートを出て約30マイル東のキャメロンへ向かう。 東口ゲートを出ると森の中の道を下って行く、デザートビューあたりは標高2200mだから大分下る訳だ。
ほどなくリトルコロラド川の浸食によって出来た峡谷が見えるが止まらずそのまま走る。所々に手作りアクセサリーを売っているインディアンの屋台が見られるが、そういえばもうこの辺は広いナバホ族居留地(リザベーション)の西端の地域になっている。

今日のコース、グランドキャニオンからモニュメントバレーへ
しばらく高原の快適な道を走ると州道64号線とUS-89号線の三叉路の交差点キャメロンに着く。この交差点のすぐ北にキャメロン交易所という昔は白人とインディアンの物々交換所だった所があり、今はギフトショップ、レストラン、コンビニ、ガソリンスタンド が一緒になった大きな店舗があって休憩がてら寄ってみる。
ここに一時間ほどいてまたUS-89号線を北に16(25Km)マイルほど走行、US-160号線の三叉路を右折東に向かう。しばらくは走っている道路の周りは荒涼とした光景、粘土のような赤茶けた砂が荒地を覆っている。
少しすると右側に隆起した地層かまたは山が断層して出来たのか判らないが、緑、赤、白、茶色と色とりどりの地層が見える、まるでペンキで塗ったような色つきだ。ペインテッド砂漠は既に通ってきたがまだこの一帯もペインテッド砂漠と呼ぶようだ。

ほどなくチューバシティに入り今日初めて信号機のある交差点に出くわす、その手前右奥にマクドナルドの看板が見えていたので昼食に入る。昨日セリグマンで普通のレストランで食事したが終わるまで4、50分かかった、急いでない時はそれでもよいがやはりもう少し食事の時間を短縮したい、それにはマクドナルドのような店は最適といえる。
チューバシティからモニュメントバレーまではまだ100(160Km)マイル約1時間40分はかかる。
道路の両側は右の写真のように何処までも続く赤茶けた荒涼たる大地。その大地を一直線に切り開いて道路は延びている。

ここから車のオートクルーズをオンにして制限速度いっぱいの時速65(105Km)マイルに設定、前後に車は少なく快適に一直線の道をひたすら走る走る。途中町らしい町もなく、原住民の家が一軒ポツンと表れては消え又少し走ると表れるという具合にのどかなものだ。
この道路は交通違反の取締りが厳しいから注意とどこかのホームページに書いていたので慎重に走ったが、まだ一台のパトカーとも遭遇してない。

このような道を一時間以上時速100Kmでひたすら走り続ける




ホームへ この旅行記トップへ 前頁へ 次頁へ