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★ 第2日目6/12(土) ラスベガス → グランドキャニオン ★ 2/2 |
ウイリアムスはグランドキャニオンのゲートシティ、アリゾナ州道64号線の起点の町。 I-40を EXIT163で降りて町中に入る。ここのガスステーション(アメリカではガソリンスタンドとは呼ばない)で 第1回目のガソリン給油。初めてセルフサービスのガソリン給油に挑戦!とは少し大げさか?。 日本でもセルフのガソリンスタンドが増えてきてるがまだ未経験だからアメリカで初の体験となる。 案ずるより生むが易しとはこの事だろう、アメリカ初体験ガソリン給油も案外簡単に済み併設のコンビニのレジでクレジットカードにサインして終わり、ついでにミネラルウォーターも購入トイレも拝借。 ガソリンはREGULAR UNLEADED(無鉛)を8.50ガロン=約32.3リットル給油、1ガロン=約3.8リットル。金額は21.16ドルだから1ガロン当たり2.49ドルとなり半年前は1ガロン2ドルを切っていたから、最近の原油高の影響がもろに出ている。1ドル=112円として約2370円、1リットルでは約73円位になるから日本の1リットル105円に比べれば3割は安い計算になるが以前は日本の半値だったという。 ウイリアムスの町中を通りアリゾナ州道64号線に入る。後は一直線に1時間ほど走ればいよいよグランドキャニオンだ。 |
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この州道64号線(左写真)も一直線の道を延々と走り続ける、途中から高原地帯に入るが丘を越え一直線の道を走り又丘を越え一直線に走り又丘を越えといい加減飽きてきた頃突然前方にツサヤンTusayanの町が現われる。グランドキャニオン国立公園は車の排気ガスによる環境汚染が問題化して、車での観光を禁止する方向で対策を立てている。 それによると車は全てこのツサヤンの町で降り、電車で公園に入り公園内はシャトルバスで巡回することになるという。この計画実施が一部で2004年からと書いてあって少し心配したが、もう少し先に延びるらしい。 |
ツサヤンの町を過ぎて少し走ればグランドキャニオン国立公園(サウス・リム南壁)の南口ゲート。ここの事務所でナショナルパークス・パスNational Parks Pass (国立公園に一年間有効、50ドル)を購入、その場でパス裏面に漢字で署名を求められた。グランドキャニオンへの車での入園は1台につき20ドル、7日間は出入り自由だが他の国立公園へも行く予定なのでこのパスの方が安い。 グランドキャニオン国立公園はコロラド川が数億年かけて大地を削り創り上げた大峡谷(グランドキャニオン)。全長は約430km。東京−名古屋間の距離に匹敵する。公園面積4926Kuで福岡県 とほぼ同じ、公園幅6.4〜29Km、深さ1600m、標高2200m前後、谷底では20億年前の岩石も発見されており、今も侵食によって形が変化している。 公園はコロラド川で北のノースリムNorth Rim(北壁)と南のサウスリム(南壁)に分かれ、交通の便がよいサウスリム(南壁)が圧倒的に人気の的。 車で行く場合この雄大なグランドキャニオンに初めて出会うのは公園南口ゲートを入って10分ほど走ったところ、その少し先に数あるビューポイントの中で1,2を争うマーサーポイントMather Point がある このポイントに立って眼下に広がる光景を目の前にすれば、言葉ではとても表現できない想像を絶する雄大・壮大な風景に観光客の中から感嘆の声が上がる。これを見て感動しない人間っているのかなあと思う。私も35年振りの再会になぜか涙ぐんでしまった。 |
世界中の観光客が国籍、人種を超えて感動できるこのグランドキャニオン国立公園は、正に世界遺産の理念である、“現代を生きる世界のすべての人々が共有し、破壊から護り保護し未来の世代に引き継いでいくべき人類共通の宝物”だ。 アメリカは今から130年以上も前の1872年(日本では明治維新の真っ最中)、世界で最初に国立公園法を制定した国。その基本は、「……自然をそのまま人間の手を加えずに保護し、子孫に残していく」というもの。だから国立公園内で山火事が起こっても消火活動は一切なし、自然鎮火に任せている。イギリスで環境保護運動、ナショナル・トラストがスタートしたのが1895年だから、その20年以上も前に、アメリカでは自然環境保護の必要性が議論されていたわけだ。 マーサーポイントからヤバパイポイントYavapai Point へ移動し博物館等見学、既に4時を過ぎていたので今夜の宿、エル・トバー・ホテル(or エル・トバールorエル・トーバー)EI Tovar hotelに向かう。公園サウスリムの宿泊施設は6ケ所で、ホテルと名のつく所はエル・トバーのみ、他はロッジだ。 Named for a Spanish explorer, El Tovar was considered one of the West's most elegant hotels when it was built by the Santa Fe Railroad in 1905. Part European villa and part American hunting lodge (trophy heads still hang in the lobby), it's still considered an architectural masterpiece. (ホテルのHPより) このエル・トバー・ホテルはアメリカの歴代大統領(ルーズベルト、クリントン他),各国の国王,首相,有名芸能人そしてアメリカを訪問をされた日本の昭和天皇も宿泊された由緒有るホテル。 だからでもないがこのホテルは超人気、しかも部屋は78室しかないからシーズン中は半年か一年前に予約しないと取れないといわれ、実際私も半年前に予約してようやく取れた。 アメリカの国立公園内にあるホテルやロッジは、国立公園別に幾つかの運営会社に委託されており、グランド・キャニオンはエル・トバー・ホテルを含めすべてのロッジ、レストラン、ガソリンスタンド、銀行等々が Xanterra Parks & Resorts という会社が担当している。 これらの会社は内務省にある国立公園局の監督下にあり、部屋代も認可制になっていて人気があるからといって部屋代を高く設定出来ない仕組みになっている。私が泊まったこのホテルの一番安いスタンダードタイプで一部屋132(税込)ドルだから、人気の割には安いと思う。 最初フロントで予約の際にメールで送られてきた予約確認書を示しチェックインを済ませたが、半年前に予約して後、何の連絡も無かったから大丈夫かなとチョッピリ心配したが杞憂だった。 このエルトバーホテルはグランドキャニオンのリム沿いの絶景まで徒歩一分という贅沢な場所にあり、ホテルの外観はログハウス風の別荘で絵になるが、部屋の中はいたってシンプル&質素、ベッドも小さく洗面所・トイレも旧式で使い勝手は悪い。 またホテルにはエレベーターは無いので、2階の部屋までスーツケースを運ぶが疲れる〜。部屋に荷物を入れただけで直ぐロビーに降り、まずレストランで夕食の予約と思ったがすでに満席でダメ、そうだろうなぁ〜宿泊予約のメールがきた時、ディナーの予約も早い目に電話(メールではダメ)しておいて下さいと書いてあったのに、電話を掛けるのが面倒で(結局は英語に自信がなくて)しなかったもんなぁー。 |
それにこのエルトバーホテルはラスベガスのホテルのようにバレーパーキングはないので自分で荷物を出して、100mほど離れた駐車場へ車を停めに行かなければならないがこの駐車場が満車で一台も入らない。 またホテルのフロントまで戻り事情を言ったら、ここら辺の駐車場はすべて無料の駐車場だからどこでも好き勝手に停めて結構ですと言う。結局付近を捜しまわってようやくブライトエンゼル・ロッジ裏の駐車場にスペースを見つける、ホテルから歩けば5、6分ほどかかるが仕方ない。 サンタフェ鉄道の線路脇にも広い駐車場があったが、ここの方がもう少し時間がかかりそうだ。 このブライトエンゼル・ロッジ隣にエル・トバー・レストランの予約係が美味しいよと強力に推薦していたアリゾナ・ステーキハウスがあったので入る、まだ6時前なのに満員だが日没後は観光客が集中して一時間待ちもザラらしい。注文は勿論ビーフステーキ、草鞋(わらじ)のように大きいのが出てくるのかと思ったがそれほどでもないがお腹は一杯。 |
腹ごなしにリム沿いを散歩、今夜は雲が出ていてサンセット見物はダメみたいで早々にホテルに戻り シャワーしてくつろぎ午後10時には就寝。 |