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★第6日目6/16(水) ブライスキャニオン国立公園 → ザイオン国立公園★ 2/2 |
![]() 今日のコース、ブライスキャニオンからザイオン国立公園へ |
午後12時半ブライスキャニオン国立公園に別れを告げザイオン国立公園に向かう。 が、まずは腹ごしらえと10分ほど走ったところにある大きなモーテルのルビーズ・インRubys Innで車にガソリンを給油、これで3回目の給油になるがここで満タンにしておけば最終のラスベガスまで補給なしでも充分に行ける計算だ、ここの給油はセルフの機械にクレジットカードを通すだけで簡単に精算も完了。 給油は無鉛ガソリンを9.655ガロン(約36.69リットル)、金額は20.17ドルで今迄で一番安い。 |
ついでに人間のお腹も満たすべくレストランでビュッフェ式の昼食。 午後1時半ルビーズ・インを出発一路ザイオンを目指す、今日の走行距離は90マイル(144Km)ぐらいで今迄で一番短い距離。州道63号線を北へ少し走り州道12号線を西進、昨日大雨で怖い目に遭ったレッドキャニオンも今日は難なく通過、US-89号線に突き当たり左折し南へと昨日のコースを逆戻りだ。 カーメルジャンクションで右折ここから少しでザイオン国立公園の東口ゲート。公園へ入るともう道路の両側は岩山だらけになり素晴らしい景色が広がっている、道路も周りの山や岩の色と合うように赤茶色のセメントで舗装されている。その岩山沿い道路はザイオンマウントカーメル・ハイウェイと呼ばれ、そこを気持ちよく走っていると突然マス目模様の大きな岩肌をしたチェッカーボードメサCheckerboard Mesaが現われる。 |
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ザイオンの岩山 | チェッカーボードメサ |
さらにこのハイウェイを進んで行くとまた突然に道の両側に車の駐車してるのが見えて、少数の人の動きが目に入った。何だろな〜と考えながらボヤッとして通り過ぎようとしたその時ハッと気がついた。 「あそこ、ひょっとしてキャニオン・オーバールックの駐車場と違うやろか?そしたら止まらなあかんがな!」と後ろを見たら2,3台の車が続いている、前からも車がきてる。「車は急に止まれない」のだ。 仕方なくそのまま走りながら「あの駐車場小さかったな!キャニオン・オーバールックやったらもっと大きいはずや!」と自問自答しながら家内には黙ったまま進んでいると今度も突然にストップの標識と目の前にはザイオン・トンネルの入口。「アッしまった!やっぱりさっきのはキャニオン・オーバールックの駐車場や!」 ザイオンは中央を流れるバージン川や雨・風の浸食により出来た巨大な峡谷で面積は約600Ku。峡谷は高い所では2660m、低い所でも1130mあり太古から少しずつ隆起して出来たとのこと。 いままで見てきたグランドキャニオンやブライスキャニオンの上からただ見下ろす峡谷と異なり、ザイオンは谷底からすべて見上げる格好となっている。そのため同じ峡谷でも身近に接するザイオンの方が親しみやすく、垂直に切り立った巨大な岩山が覆い被さってくるような光景は圧倒的な迫力がある。 しかしこのキャニオン・オーバールックCanyon Overlookは文字どおりザイオンでは珍しく上から谷底を見下ろせる見晴らしの良い所で、展望台もあり見事な景色を見渡せる必見の場所と多くのホームページに書かれている。だから最初からここに行く予定でいたのに残念!ザイオンには写真を撮ったりチョット休んだり出来るスペースが道路脇に何箇所も設けられているが、このスペースは車が2,3台止まれば一杯というところが多くまた急に現われたりするから注意がいる。 ザイオン・トンネルは1930年完成という長さ1700mの古いトンネル、横幅は今の基準からいえば随分狭くてバスやトラックはトンネルの中ですれ違いは無理で、横幅の狭い乗用車同士なら何とかすれ違い出来るらしい、入口前でストップしていると、係員がメジャーで車の横幅を測りに周っていた。 従って片側の一方通行となるので入口付近でしばらく待って反対からの車が出終わってから、交代にこちら側の車が一列縦隊になって入口に入って行くという形になっている。入ってしばらくは右側壁に窓が連なり外の景色を眺めながら走れるが、やがて窓もなくなりヘッドライトだけが頼りの運転となる。トンネル走行中は自然と右によるような感じになるので注意がいる。 |
トンネルを出ると急な下りの連続、やがて右へ行けばザイオンキャニオン・シーニックドライブウエイで終点はテンプル・オブ・シナワバに行けるが、シーズン中は車の乗り入れは禁止されているので左折し南口ゲートのシャトルバス乗場に向かう。ところが左折したあたりからなんだか雲行きがおかしくなり雷の音が聞こえ出してきた。昨日大雨で痛めつけられた記憶が蘇り「また雨降ってくるよ!先にモーテルへ行こー?」家内も勿論賛成だ、南口ゲートのビジターセンターにも寄らず素通りし、3、4分ほど先のスプリングデールの町まで行く。 ここの道路沿いにあるというベストウェスタンのザイオン・パークインZion Park Inn がなかなか判らず少し探したが、ようやく道路から奥まったところにある瀟洒な別荘風のモーテルを見つけチェック・イン、時間は午後4時27分。このザイオン・パークインはモーテルというよりホテルでも通用するぐらいの設備と内容があり、広い敷地には庭園やプールもありモーテルの裏にはバージン川が流れその先には岩山が聳えているという抜群の環境にある。 部屋に荷物を運び込んで空模様を眺めていたが、この時でも雷は鳴っているが空は2/3は晴れていて、真っ黒な雨雲もハッキリ見えるが近づいてきそうでなかなか近づかず、という状況に結局今日はもう一度ザイオンに行くことは諦め、明日早い目にチェックアウトして再度行くことにする。 |
夜、ここのレストラン「スイッチバックSwitchback」でUtah Red Troutの夕食。ステーキばかりの夕食で少々食傷気味になってきたので魚料理を注文したが、出てきたTrout鱒のステーキよりも大きく分厚い量にはビックリだ。 |