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★第6日目6/16(水) ブライスキャニオン国立公園 → ザイオン国立公園★ 1/2 |
![]() ブライスキャニオン国立公園のサンライズ |
午前6時(ユタ時間)前起床。ブライスキャニオン・ロッジ裏のサンライズ・ポイントへ。国立公園内のロッジに泊まる最大の利点はサンライズやサンセットがすぐ近くで見れること。公園の外で泊まったら早朝暗いうちに車でここまで走ってこなければならないからその点随分と楽だ。 サンライズ・ポイントはロッジから歩いて数分の所にある。前夜は曇っていてサンセットは見てなかったがサンライズはバッチリだ。キャニオンの断崖と無数の岩の尖塔が連なり、徐々に太陽の光が尖塔群を照らし断崖の陰影と尖塔群のコントラストが見事、そしてオレンジ色に染まってゆくその光景は実に幻想的だ。 ブライスキャニオンは太古の石灰岩の層が長年に亘る風雨で侵食されて出来た独特の形をした無数の岩の尖塔群(フードゥーHoodooと呼ばれる)が密集する渓谷。その光景はトルコのカッパドキアに似ているが、それよりも大きく広くカラフルにしたのがここブライスキャニオン。 サンライズを充分観賞した後ロッジに戻りそのままレストランでBuffet形式の朝食、二人で19.33ドルそして部屋に戻りしばらく休憩し、今度はリュックを担いでトレイル(=ハイキングコース)歩きに挑戦だ。 キャニオン内には多くのトレイルがあり気楽に楽しめるが、今日はその中でも一番人気があって初心者向けのナバホ・ループ・トレイルNavajo Loop Trailを歩く。このトレイルはサンセット・ポイントを起点・終点とするループ・トレイルで所要時間は1時間半ほど。出発地点が崖の上で谷底方面に下って行き、帰りはその分だけ上ることになるが同じルートは通らない。出発地点の標高が2400m前後と高いので行きはヨイヨイ帰りは怖いってところかな。 自分には不整脈の持病があるので出来るだけ心臓に負担をかけないようにしなければならない。下りは何ともないが、上りは負担がかかるので細心の注意がいるのだが、グランドキャニオンのトレイルも歩かなかったしここだけはも何としても歩いてみたかった。 午前8時と早朝だからか観光客もほとんどおらず、谷底方面に降りて行くのは5、6人ほど、上から見下ろすと迫力は感じないが、だんだんと下へ降りていくに従って間近に迫るピンク色の岩や壁を見るとその巨大さに驚かされる。谷底にはウォール街Wall Streetと呼ばれる狭い絶壁の間を通り抜けるところもあり変化に富んだ光景が楽しめる。 |
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谷底に降りても周りには誰もおらず、少しばかり平地を歩くと今度は緩やかな上りになっている。ここで偶然出会ったのが一人旅の日本の青年、やあ珍しい所で会ったとしばらく立ち話。 この後緩やかな上りをマイペースでゆっくりと歩く。出発地点近くまで戻ってくると最後の難関の日光いろは坂のような連続した上り坂となる。この上り坂だけは休み休みだったが岩の尖塔群の眺めは最高。スリーシスターズとか雷神のハンマーThor's Hammerと名付けられた岩が間近に見える。 |
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上から見下ろした岩の尖塔群とトレイル | 雷神のハンマーとスリーシスターズ |
サンセット・ポイントの出発地点まで戻って来たらもう観光客で一杯、これからトレイルを下るようだが朝の静けさを吹っ飛ばすような喧騒の中、次々と下りていった。我々はそのままロッジまで歩いて部屋でシャワーして休憩、こうした事が出来るのも国立公園内のロッジに泊まる利点だろう。午前11時前チェックアウト。 今度は車で公園内の所々にあるビューポイント巡りに出発、数あるポイントの中からインスピレーションポイントInspiration PointとブライスポイントBrice Pointkの2ヶ所を車で周り、それぞれ特色のあるキャニオン尖塔群の風景を楽しむ。 |