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施肥

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マゲラニカ・タイプとトリフィラ・タイプ

ここでは、管理人によるマゲラニカ・タイプの施肥方法を取りあげます。

「マゲラニカ・タイプとトリフィラ・タイプとでは施肥方法が違う?!」 と思われたかたもいるかもしれません。拙バルコニーの環境では異なる施肥方法を用いる方がうまく行きます。
ただし一部のトリフィラ・タイプ (例:Bornemann's Beste) にはマゲラニカ・タイプと同じ施肥方法を用いています。

トリフィラ・タイプの施肥方法については、「育て方 Top」 - 「トリフィラ・タイプの施肥方法」 をご覧ください。

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ポイントは …

フクシアの施肥のポイントとしていちばんに挙げたいのは、「開花の最盛期に肥料切れさせないこと」 です。

それ以外では、 「生育の停滞時には施肥をしない」、「肥料メーカーの指示を守る」 など一般的な注意事項に従えば、だいたいはクリアできるのではないでしょうか。

肥料の種類、施肥の頻度は、栽培者の好み、栽培環境、いっしょに育てている植物との兼ね合いなどに左右されますので、日々の微妙な判断はやはり栽培者に委ねられます。

ご参考までに私が用いている方法は次のとおりです。

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元肥

鹿沼土を使用する関係で、元肥が必要と判断したときはマグアンプKを使用しています 。

追肥

春の開花を目指して育ててきた株には、写真の遅効性有機肥料を早春に与えています。
カニガラ入りの肥料と書けば、バラを栽培している人は心当たりがあるかもしれません。NPKの比率は6-7-6です。
この追肥で春の成長に勢いを付けます。

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最盛期の追肥

花の最盛期には、NPK 6-6-6 の液肥を規定の4分の1に薄めて毎日与えています。
ただし肥料成分の蓄積防止のために週に1日は水だけを与えます。

花数がさほどに多くない株にまで、この方法で施肥をするわけではありません。施肥も水やりも、株と相談の上で … ということです。

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夏季

夏越し中は施肥をしません。

秋季

秋になって気温が下がり、株が回復してきたら、NPK 6-6-6 の液肥を規定倍率より薄目にして与え、その後は成長次第、開花次第となります。
秋は春ほど爆発的に咲くわけではないので、開花株でも毎日施肥することはありません。肥料メーカーの指示が基準になります。

気温が下がり成長が鈍るにつれて施肥の回数も減ります。
特に、異形花が発生したときは、肥料の与えすぎと判断して施肥を控えます。
終盤には、カリ成分の比率の高い肥料を施肥を与えます。

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冬季

当地の冬は、寒冷地にお住まいのかたにとっては冬のうちに入らないかもしれません。

フクシアは休眠に入らずジワジワと成長します。これは冬の瀬戸内は晴天の日が多く、特に拙宅バルコニーのような環境では日が差し込むと昼間の気温がかなり上がるためと思われます。このため、ようすを見て薄目の液肥を与えることもあります。

冬季も開花している場合

拙バルコニーでは一部の品種は冬季も開花します (エンジェルス・イヤリング、Lye's Unique など)。

開花しているとは言え、成長はジワジワですし花の回転もゆっくりですので、開花していない株と同じく、ようすを見て薄目の液肥を与える程度です。
マゲラニカ・タイプと同じ施肥方法のトリフィラ・タイプを、冬季に開花させている場合も同様です。
このように拙宅では、夏を除いて無施肥の季節はありません。

日本の気候下では、どの地域でもフクシアをかなり工夫して育てておられるわけで、その方法に合う施肥の方法も異なると思います。
ベストのパターンを見つける過程をどうか楽しんでいただきたいと思います。

(2009年8月7日)

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