1.オカヤドカリって?


<<オカヤドカリって?>>

オカヤドカリという名の通り、海ではなく、陸(おか)に住むやどかりです。
分類学っぽく言うと、無脊椎動物>節足動物>甲殻類>十脚目>異尾下目>ヤドカリ類>ヤドカリ上科>オカヤドカリ科という具合です。ちゃんとした分類学では間にもっといろいろな分類の段階があり、門とか綱とか出てきて複雑です。ちなみに、十脚目の中には、エビやカニが含まれますが、エビのように腹部がまっすぐなものを長尾下目、カニようにたたまれているものを短尾下目、ヤドカリのようにねじれているものを異尾下目といいます。ただし、ヤドカリの中には、腹部がまっすぐなツノガイヤドカリやカニ型で食用にされるタラバガニ・ハナサキガニなどの変わり者もいます。
ヤドカリ類にはヤドカリ科、ホンヤドカリ科、オカヤドカリ科などがあり、陸に住むオカヤドカリ科にはオカヤドカリ、ムラサキオカヤドカリ、ナキオカヤドカリ、ヤシガニなど13種いるそうです。日本にはそのうちヤシガニを含めて7種のオカヤドカリがいます。





ヤドカリ上科 ツノガイヤドカリ科
ヤドカリ科
オカヤドカリ科
ホンヤドカリ上科 オキヤドカリ科
ホンヤドカリ科
タラバガニ科


日本のオカヤドカリ







オカヤドカリ属 オカヤドカリ
ナキオカヤドカリ
オオナキオカヤドカリ
ムラサキオカヤドカリ
コムラサキオカヤドカリ
サキシマオカヤドカリ
ヤシガニ属 ヤシガニ

オカヤドカリは熱帯の陸上で生活しています。上の表に書いたオカヤドカリたちは、インド〜西太平洋、フィリピン、セブ島など、日本国内では鹿児島県以南、小笠原諸島、沖縄諸島などに棲息しています。左側のはさみが大きいのが特徴です。日本のオカヤドカリはすべて天然記念物に指定されており捕獲してはいけません。日本のペットショップなどで売っているオカヤドカリは国から許可を受けている限られた業者(この件に関しては「オカヤドカリよもやま話」をご覧下さい)が捕獲したものです。

以前、こちらに『海外から輸入されたもの』が売られていると記述しておりましたが、どうやら外国産のオカヤドカリは持ち込んではいけないようです。
植物防疫所に確認したところ、「我が国の農作物や樹木などの植物に害を与え、植物防疫法により有害動物に該当するため、生きたまま日本へ持ち込むことは禁止されております。」という回答がありました。
(従って、巷で外国産として売られているオカヤドカリは違法に持ち込まれたものということになります。)


では、日本のオカヤドカリについて簡単に紹介しましょう。
写真はこちらをご覧下さい→<図鑑>日本のオカヤドカリ

オカヤドカリ
Coenobita cavipes
体は濃ベージュ〜褐色。前甲長1cm前後。眼柄断面は四角。インド〜西大平洋に広く分布。日本における生息数は比較的多い。
ナキオカヤドカリ
Coenobita rugosus
体は淡ベージュ・茶褐色〜灰茶色。前甲長1cm前後。眼柄断面は四角。キチキチという音(他にギィギィ、とかゲコゲコとかいろいろに聞こえる)を出す。本州中部以南、インド〜西太平洋に広く分布。ムラサキオカヤドカリと並び日本で多く見られる種類。
オオナキオカヤドカリ
Coenobita brevimanus
体は赤紫色。前甲長2cm前後。眼柄断面は海に棲むヤドカリと同じような楕円形をしており、他のオカヤドカリと異なる。インド〜西太平洋に広く分布。日本での個体数はかなり少ない。
ムラサキオカヤドカリ
Coenobita purpureus
日本で一番多く見られる。体は灰色〜青紫〜紫色。前甲長1.5cm前後。眼柄断面は四角。体色以外はナキオカヤドカリと似ている。キリキリと音(こちらもナキオカヤドカリと同じくいろいろに聞こえる)を出す。小笠原諸島、北マリアナ諸島、鹿児島県以南に分布。大きいハサミに斜行顆粒列(小さいつぶつぶが並んでいる)が見られる。日本の固有種(他国にいない)と考えられる。
コムラサキオカヤドカリ
Coenobita violascens
体は紫色。前甲長1cm弱。眼柄断面は四角。体の色以外はオカヤドカリと似ている。沖縄諸島、フィリピン、セブ島などに分布。日本での生息数は大変少ない。名前は”濃い紫”から来ている。
サキシマオカヤドカリ
Coenobita perlatus
体は鮮紅色で白色顆粒が散在しており、他種と区別しやすい。前甲長1.8cm前後。眼柄断面は四角。黒島、北硫黄島、熱帯西太平洋に分布。日本における生息数は大変少なく貴重種。
ヤシガニ
Birgus latro
ごく小さい頃には貝殻に入ると言われているが、成体は貝殻に入らない。体色はこげ茶。大きいものでは1〜3kgにもなる。前甲長6cm前後。夜行性。地面に穴を掘って棲む。ココヤシやアダンの実を食べ、木登りが得意。沖縄諸島以南の熱帯西太平洋とインド洋に分布する。古くから食用にされてきたが近年絶滅の危機に瀕している。食べると中毒を起こすこともあるらしい。ゆでるとカニと同様に真っ赤に変色する。

<オカヤドカリの見分け方>


日本でオカヤドカリを購入するとほとんどムラサキオカヤドカリ・ナキオカヤドカリ・オカヤドカリの3種のうちのいずれかでしょう。その他は日本においては希少種だからです。

ヤシガニ・サキシマオカヤドカリ(鮮紅色)・オオナキオカヤドカリ(眼柄の断面が丸い)はとてもわかりやすい特徴があるので、もしいたらすぐに見分けはつくでしょう。コムラサキオカヤドカリはムラサキオカヤドカリにくらべ小型な他はマングローブ林に生息するということくらいしか特徴はないですが、相当な希少種ということで、普通売っているオカヤドカリが紫色をしていればムラサキオカヤドカリと考えてよいでしょう。

さて、ムラサキオカヤドカリ・ナキオカヤドカリ・オカヤドカリの3種の見分け方ですが、明らかに紫色(薄くても濃くても)ならばムラサキオカヤドカリです。
でも体色はかなり変化が多く、特に小さい個体では判別しにくいことがあります。
以下に簡単にまとめてみました。左上の項から判別をはじめてみて下さい。

体色が紫色である
ムラサキオカヤドカリ
     ↓× or ?
体色は茶色だが、
比較的淡い褐色である
(ベージュ〜灰色を帯びた淡い茶色)
また眼柄は白い

眼柄は白いが、
下側だけが黒い

ナキオカヤドカリ
×
ムラサキオカヤドカリ
     ↓×or ?
体色は茶色だが、比較的暗褐色で
眼柄全体が黒っぽく、左のハサミの
先端近くが白っぽくなっている

オカヤドカリ

とても簡単にしか書いていないのでやっぱりわかりにくいかもしれませんね。ナキオカヤドカリとムラサキオカヤドカリは本当によく似た感じでクリーム色の小型のなんてそっくりです。ナキオカヤドカリも色彩変化が結構あって、紫色に見えるものもいます。その場合は眼柄の下側を観察して判別下さい。下側に黒い線があればナキです。

オカヤドカリはちょっと違うのです。雰囲気が。なんというかごっつい(あ、これ関西弁?)感じ。
写真館など見ていただくとわかるかもしれませんが、アメリカの大型オカヤドカリとよく似た感じ。触覚もなんか力強い鞭のようで、オレンジ色が他の種類に比べ結構目立ちます。(うまく説明できなくてごめんなさい!)

いくらこんな事を書いても、どうしても判別しにくいのがいるのです。
たとえば、全身がほぼ真っ黒なやつ。
まあ真っ黒といっても少し薄めた墨みたいな感じですが、そういうのが時々います。
眼柄も真っ黒だけど、明らかにオカヤドカリとは違う。オカヤドカリの眼柄は確かに黒くて断面は四角なのだけど、付け根の方から先端にかけて小さく(細く)なっている感じです。ムラサキオカヤドカリとナキオカヤドカリは逆に付け根は細くて先端の黒いところが大きい。それがどうもムラサキとナキの顔つきがオカヤドカリより可愛らしく見える原因ではないかな〜と思うのですが...。いろいろな種類を飼っていらっしゃる方、いかがなものでしょうか?
大きなハサミにあるぶつぶつが大粒(ムラサキオカヤドカリ)とか小粒(ナキオカヤドカリ)とかの見分け方もありますが、そうは言ってもやはり小さい個体では同じように見えます。貝の中から引きずり出せばまたそれぞれ特徴もあるようですが、そこまでできないし、第一引っぱり出せたとしても小さい個体ではやはりわかりにくいのではないでしょうか。

→(ここからはとれもろの勝手な思いこみ)でも、あの真っ黒っぽいのはナキじゃないのかなぁ?となんとなく思えるのですが。自分でもなぜそう思えるのかわかりません。専門家の先生に横で判別してもらってなるほど〜と納得したいけど...。というわけで、やはり判別は難しい!



<<オカヤドカリのからだ>>
(ヤシガニは除く)

オカヤドカリのからだ身を乗り出してます。
眼柄と第1触覚

簡単にオカヤドカリの図を描いてみました(↑上図)。右の写真は図とは上下が逆さまですが、我が家のオカヤドカリです。身を乗り出しているので第4・5脚が見えています。腹部は貝の中に隠れています。
以下に、図に合わせて簡単な説明を記します。

 

眼柄 眼は飛び出していて、横から見るとこんな感じ(左上図)。文字通り、柄の部分を眼柄といい、先に目(複眼)が付いています。複眼は昆虫と同じく六角形のレンズの集まりです。殻に引っ込むときには眼柄は前に倒れて左右のハサミ脚の間にぴったり収まります。
前甲 頭胸部前半。大きさを記すのにこの部分の長さがよく用いられる。
第1触覚 眼の真下から出ている。においを感じるといわれている器官。常に動いてあたりの様子(におい)をうかがっています。
第2触覚 眼のすぐ外側から出ている。長くて、触って物を感じるところ。
腹部 右巻きの貝に入るため右にねじれている。巻貝はほとんどが右巻きです。
十脚目というくらいですから、脚は五対十脚あります。しかし、第四・第五脚は小さくて貝殻の中に隠れているので、一見したところは一対の鋏脚と二対の歩脚の六本脚のようです。この殻から出ている6本の脚は貝に隠れるときにはぴったりとくっついてみかんの房のようになり、さらに引っ込んでしまうと、はさみがふたのように貝の口をふさぎます。下の写真は、ややみかん状態(左)のと、ふたをしているつもり(右)のもの。これは貝が少し小さくて歩脚がかなり出てしまっていますが、貝のサイズが合っているともっとぴったりふたができます。(なかなかこれという写真は撮れません。)
そのほかに、ねじれたおしりの先(尾節)に尾肢があります。尾節を貝殻の軸に巻き付け、尾肢でしっかりと支えているため、体は貝から簡単には抜け出ないようになっています。
さらに、雌には抱卵するための腹肢と呼ばれる3本の小さい足が腹部の左側にあります。オスには腹肢はありません。

ややみかん状態のおかやどかり

ちょっと貝が小さいのでぴったりふたできない

僕たち、似てる?

<<ハサミの動き方>>
ハサミ脚の図 オカヤドカリだけでなく、海棲のヤドカリやカニのハサミも左図のように可動肢と不動肢があって、可動肢のみが動きます。人間が日常使うハサミとは全然違います。

 

<<オスとメスの見分け方>>

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左図は、オカヤドカリを腹側からみたもの。生殖口が第3脚の付け根にあれば雌、第5脚の付け根に生殖突起があれば雄です。

(写真は、「沖縄の自然百科 オカヤドカリ」より)

メス
第3脚の付け根に穴(生殖口)があるのがわかります。

オス
生殖突起があります。右側の方が長くなっています。


<<オカヤドカリの一生>>
オカヤドカリの成体は陸上で生活していますが、赤ちゃん(幼生)の頃は海で暮らします。
まず、交接が終わった雌は貝殻の中で卵を産み、腹肢にくっついた卵はやがて成熟し、ゾエアと呼ばれるエビに似た形の幼生が卵からかえります。お母さんヤドカリは大潮(満月または新月)の夜の満潮時に海岸へやってきて、このゾエアを海へ放します。大人のオカヤドカリは水が苦手で溺れてしまうので、波にさらわれないようゾエアを放すのは命懸けです。1匹の雌がゾエアを放す時間は5〜10秒くらい。海に降りて行くときは前向きにゆっくり進み、ゾエア放出後は後ろ向きにすばやく歩いて水中からあがり、途中で方向を変えて前向きに陸の方へ上がって行くそうです。水から上がるときに後向きなのは引き波の抵抗を小さくするためだとか......。ゾエアは数回脱皮した後、グラウコトエという成体に近い形をした幼生に変身します。このグラウコトエが一度脱皮すると小さなヤドカリの誕生です。その後も脱皮を繰り返し、だんだん大きな個体へと成長します。

<<脱皮の話>>
上記のように、オカヤドカリは成体になったあとも脱皮を繰り返し、成長します。小さいときは月に1回程度、大きい個体になると年に2〜3回脱皮します。脱皮をする前になると、オカヤドカリは砂の中や物陰など身を隠す場所を探し、そこでじっとしたまま飲まず食わずの状態がしばらく(1〜3週間)続き、やがて脱皮をします。脱皮は腹からはじまり、背中の割れ目から抜け出てきます。細い触覚や毛までが全部脱皮し、抜け殻は一見中身のあるヤドカリそのもののように見えるほどです。脱皮直後は体力を消耗し、体もまだ柔らかく、外敵におそわれると非常に危険です。そのために砂に潜ったり、物陰に潜んだりするのですが、体が硬くなるまで、さらにその隠れ家でじっとしています。敵に襲われ無くても、脱皮自体が結構難しいらしく、うまく脱皮しきれなかったために死んでしまうこともよくあるようです。
うまく脱皮に成功すると、ヤドカリは新しい体を作るために、自分の脱いだ殻を食べます。だから、脱皮に気付いても殻をとりのぞかず、そのまま置いておきましょう。

ところで、硬い外皮を脱いだら、その下は脱いだ外皮より小さいはずなのになぜ、「成長」するのでしょう?
脱皮前期と呼ばれる脱皮の準備期間に、古い外皮の下に新しい外皮が準備され、脱皮直前に背中に割れ目(脱皮縫合線)ができます。そして、脱皮とともに新しい皮膚が硬くならないうちに急速に水を吸収し、体が膨張することによって飛躍的に成長するのです。この急速な水の吸収によって血液が希釈され、イオン濃度が低下するため心臓に一時的に変調をきたすのだそうですが、脱皮時の悲しい出来事(死)はそういうことも関係しているのでしょうか。
脱皮後しばらく水の吸収は続き、キチンの結晶化やカルシウムの沈着、組織の成長がはじまります。
脱皮前から新しい外皮が硬くなるまでほとんど動かなくなって摂食もしませんが、水分だけは絶対欠かせないというわけです。

<<脱皮の前兆>>
オカヤドカリが脱皮するとき、大抵は何らかの前兆があります。
たとえば・・
・元気がなくあまり動かない(ほとんど死んだかのようにぐったり何日も動かないこともあります)
・餌をほとんど食べない
・やたら水場にいることが多い(脱皮に備えて貝の中にたくさんの水を蓄える)
・あちこち砂を掘る
・物陰に潜んでほとんど動かない
・砂に潜っては出てくる潜っては出てくるを繰り返す
・目が白くにごる
・体全体がくすんだ乾燥した感じになる
・生臭いにおいがする

などなど・・。
これらの兆候がひとつだけのこともあればいくつか重なることもあり、また全然それらしい前兆も無いのに脱皮することもあります。
また、限りなく脱皮の前兆っぽいのに思わせだけのこともあります。

<<オカヤドカリの繁殖>>
種類によっても異なりますが、5月下旬〜6月上旬(日本においては)にメスが卵をうみはじめ、10月上旬くらいまで続きます。卵は孵化直前までメスの腹肢にくっついています。卵がくっつきやすいようにメスの腹肢は長く、毛が生えています。(オスの腹肢は退化し、とても小さいかほとんど無く、毛も生えていません。)
そして約3週間後に卵のなかにゾエア幼生が見えるようになります。この孵化直前の卵を持ったメスが大潮の日の夕方〜夜にかけて海に降りてきて、波打ち際で海水につかりながら子ども(ゾエア幼生)を海に放します。海水に浸かったとき、その刺激で卵膜が破れ、赤ちゃんが出てくるのだそうです。<<オカヤドカリの一生>>のところに書きましたが、これは大変な大仕事です。オカヤドカリよもやま話の中の<<沖縄のオカヤドカリ>>にも関連記事を載せていますのでお読み下さい。また、今福道夫さんの「ヤドカリの海辺」という著書に放仔のために垂直のコンクリート壁をも登るオカヤドカリのお母さんの姿など記されています。ぜひ読んでいただきたいです。

腹肢 腹肢と卵 卵
メスの腹肢 腹肢に卵が付いています

(↑↓写真は、「沖縄の自然百科 オカヤドカリ」より)

卵の成長の様子(下図、左から右へ進行)

未発眼卵 発眼卵 孵化直前の卵
未発眼卵 発眼卵。卵が少し細長くなっている。 ゾエアが中に見える。さらに長い楕円形になっている。
もうすぐ孵化!

実際のところ、オカヤドカリの繁殖について詳しいことはあまりわかっていません。いつ交接するのかもはっきりとはわかっていません。(喜界島のオカヤドカリのページに放仔して海から帰る途中のメスをオスが捕まえて交接しているらしい現場写真がありますが)
飼育されている環境では、オカヤドカリは繁殖しません。海が無くては幼生を放せないので当たり前ではあるのですが、普通の飼育条件下では繁殖行動は見られないようです(追記:みーばい亭さんで2004年8月に、なんと飼育下で交接・抱卵が観察されました。その先はまだまだ難しいけど夢が現実になる日は必ずある予感がします)。もし、人工的な環境で繁殖できるようになったら彼らの将来はどうかわるのでしょうか。


1.オカヤドカリって?/2.オカヤドカリの飼い方/3.オカヤドカリの本/4.オカヤドカリよもやま話/5.こんな時どうする?/6.オカヤドカリ写真館

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