フリーエンジニアが仕事を探す方法
フリーランスになると、自分で仕事を探す必要があります。
案件を探す代表的な方法を紹介します。
自ら営業する
自分で営業を行い、仕事を獲得します。
作業の対価がそのまま売上につながるので、フリーランスとしては一番効率の良い稼ぎ方でしょう。
また、受託案件なら勤務時間や場所も自由度が高くなるので、理想的な働き方ができると思います。
ですが、人脈や営業スキル、管理力も必要で、契約上のトラブルも発生しやすくなります。
クラウドソーシングを利用する
クラウドソーシングとは、発注元がネット上のサービスを利用して、広く一般に向けて委託者を募集するシステムです。
仕事を頼みたい人と、仕事を受けたい人が、運営サイトに会員登録し、作業内容や価格、スキルなどがマッチングすれば契約をするシステムです。
在宅の仕事も多いですが、案件単価も低く、魅力的な案件は競争率も高く、システム手数料も高いです。
収入の主軸というより、副業として利用する人が多いようです。
エージェントを利用する
フリーランス本人に代わって、エージェントに営業をしてもらいます。
準委任契約の案件がメインなので、取引先へ週5日常駐といった働き方が多いです。
かなり多くの企業が利用しているので、自分のスキルと希望単価のバランスがとれていれば、ほぼ安定して案件を紹介してもらえます。
取引先との契約はエージェントが仲介して行うので、取引先との契約期間中は仲介手数料が引かれますが、案件の紹介だけでは費用は発生しません。
自ら営業して、案件を獲得する
個人に仕事を発注するのは企業側のリスクも高いため、直接フリーランスと契約する企業は限られます。
会社を辞める時点である程度人脈を作っておき、フリーランスになってから仕事を発注してもらう方法もありますが、取引先が複数ないと安定して仕事が出てこないといったリスクがあります。
複数の取引先があっても、それぞれ継続して受注するためには、複数の仕事を上手に廻していく管理力も必要になってきます。
ポートフォリオなどを準備したり、フリーソフトを公開して知名度を上げるなどして、企業に売り込んでいく方法もありますが、電話やメールを使った営業力が必要です。
また、クラウドソーシングを利用して、小さな案件を地道にこなして発注元の信頼を獲得すれば、大きな案件に繋げていけるかもしれません。
クラウドソーシングを利用する
現状ではクラウドソーシングの仕事は単価も安いため、空いた時間を有効に使うための副業と考えたほうが良さそうです。
条件の良い仕事を継続して受注できれば、収入の軸とすることもできるかもしれませんし、クライアントの信頼を獲得できれば、大きな仕事につながるかもしれません。
クラウドソーシングの契約形態
スキルマーケット形式
依頼したい作業の内容や条件などを購入者から確認し、見積金額を提示し正式に購入してもらえば作業を開始します。
依頼された内容が完了し、購入者に確認してもらえば、報酬を受け取ります。
プロジェクト形式
作業者は見積金額や付加サービスを提示し、依頼者が各見積の中から1つ選び契約すれば作業を開始します。
依頼された内容が完了し、依頼者に確認してもらえば、報酬を受け取ります。
タスク形式
募集された作業に応募し、タスクが割り振られたら作業を開始します。
担当分の作業が完了し、依頼者に確認してもらえば、報酬を受け取ります。
コンペ形式
応募者は実際のデザイン案などを提示して応募します。
購入者が応募された案の中から1つを選定し、正式なデザインなどを納品すれば、報酬を受け取ります。
代表的なクラウドソーシング会社
ココナラ
- 2012年設立。
- 「知識・スキル・経験」を売り買いできるスキルマーケット。
- CMにより知名度が高い。
- 自身のスキルを出品するという、提供者側が主体となる形態。
- 仕事の募集もあり。
- 手数料:10%(50万円超)~25%(1円〜5万円以下)
- 開始前にココナラ側が代金を前受をするので、報酬の未払いを防げる。
- 購入者、出品者がそれぞれの評価を行い公開される。
ランサーズ
- 2008年設立。日本初クラウドソーシング。
- 日本最大級の案件量。
- ベンチャーから大手企業まで、350,000社以上の利用。
- 案件は常時約210万件。
- 手数料:5%~20%
- 開始前にランサーズが報酬の前受をするので、報酬の未払いを防げる。
- 依頼形式:プロジェクト形式、タスク形式、コンペ形式。
- 特定の条件をクリアすると「認定ランサー」となり、案件を受けやすくなる。
- スカウト依頼(フリーランス直指定依頼)がある。
- 「スキルパッケージ」で自分のスキルを出品できる。
クラウドワークス
- 2011年設立。
- 日本最大級の案件量。
- 仕事カテゴリーは200種類以上。
- 手数料:5%~20%
- 開始前にクラウドワークスが報酬の前受をするので、報酬の未払いを防げる。
- 依頼形式:プロジェクト形式、タスク形式、コンペ形式。
- 特定の条件をクリアすると「プロクラウドワーカー」となり、案件を受けやすくなる。
- 「クライアント認定制度」により、優良な取引をしているクライアンが分かる。
その他のクラウドソーシング
その他にもたくさんクラウドソーシングは在るので一部紹介します。
エージェントを利用する
安定した収入を狙うにはエージェントを利用するのが確実です。
自分のスキルにマッチする仕事を多数紹介してもらえます。
取り扱う主な案件は準委任契約なので、取引先に常駐で週5日フルタイムで業務できる人向けの案件が多いですが、なかには週1~4日や、在宅などの案件も探せます。
単価はスキルや経験によってかなり変動します。
未経験の方は単価が低くなってしまいますが、少しずつ経験を積んで単価を上げていきましょう。
かく言う私も現在はエージェントにお世話になっています。
お世話になっているエージェントは、別の記事で紹介します。
フリーランス エージェントの特徴を比較 特徴を利用して希望の案件を見つけよう
フリーランス エージェントに登録して、案件に参画するまでの流れを紹介します。
利用するフリーランス エージェントによって多少の違いはあるかもしれませんが、だいだい同じような流れになると思います。
1.経歴書の作成 |
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今までの職務経歴書を作成します。 |
2.会員登録 |
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ほとんどのエージェントはWEBサイトから無料で登録することとができます。 |
3.カウンセリング |
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運営会社の説明を受けます。 |
4.案件の紹介と商談の依頼 |
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カウンセリングが終われば、希望条件にマッチングする案件が、Eメール等で案内されます。 |
5.商談 |
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フリーランス エージェントから取引先へ経歴書が提示され、取引先が希望すれば商談が行われます。 |
6.契約の締結 |
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最終の商談が終われば、概ね1~3日程度で、結果が知らされます。 |