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二八そば
江戸時代の比較的早い時期に出現したとされる有名なそば用語の「二八そば」の語源については、二つの観点からみる必要がある。ひとつはその出現時期であり、もうひとつは「二八」とはなにを意味するのか、そのように呼ばれるようになったいきさつや背景はなにかということである。 出現については、享保時代の「享保世説」に「仕出したは即座麦めし二八そば みその賃づき茶のほうじ売」という落首があり、文政13年(1830)刊「嬉遊笑覧」に、「享保半頃、神田辺にて、二八即座けんどんといふ小看板を出す。二八そばといふこと、此時始なるべし」とあって「二八」という言葉の初見は享保13年頃だとされている。問題は「二八」という言葉の語源についてであり、いまだにいろいろの説はあるもののどれも確証はなく結論が出ていないという不思議な言葉である。
 
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