天台宗霊應山慈音院

 文化財

近在の信仰を集めています

甲南町の象徴的な建物で、六角堂と呼ばれ広く親しまれているこの地蔵堂は、池田村の大工、中村喜惣治が棟梁となって腕をふるった建物で、天明8年(1788)の棟札の写しが残されている。要所には欅材を使用し、頂上には宝珠を置き、重層下り棟の先端には十二支の意匠をもつ瓦を配し、南側に向拝を設け正面としている。向拝柱の左右につきでた木鼻や柱上部の木組みなどに、時代の特徴をよく表している。六角堂は県下にわずか二棟が知られるのみで、類例の少ない貴重な遺構である。
この地蔵堂の本尊は、木造地蔵菩薩立像(極彩色)で、杣の六地蔵巡拝の第一番札所として、近郷の信仰を集めている。 

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春秋の年二回、人形供養が行われています。

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