1975年8月8日に設立された台湾路線中心の航空会社である。日中国交正常化後の中国と台湾の政治的関係に配慮して設立されたという特別な経緯を持つ。日本航空(現日本航空インターナショナル)が100%出資し、機材・人材とも全て日本航空からの支援を受けてきたが、1988年10月には初めて航空機を自社購入(ボーイング747‐300)し、また日本台湾間以外にもサイパン・グアムなど近隣アジア地域への路線拡大戦略を展開、さらに1991年7月には株式の第三者割り当てを実施、資本面でも日本航空に100%依存した状態から脱却した。このように日本航空からの自立が長年の同社の課題とし、独立した会社運営を目指してきた同社であったが、国際的な競争の激化に対応すべく、国際旅客サービスの効率化を目指し、かつ2003年度から親会社日本航空システム(日本エアシステムとの経営統合により社名変更、持株会社化)が導入している連結納税制度に対応するため、2004年4月に再度日本航空システムの完全子会社となることとなった。
これまでの使用機材