見出し一覧ダイアログボックスは、現編集テキスト内の見出しパターンに一致する 部分を一覧表示します。ここには、各種の見出しパターンがあって、どれにでも 容易に切り換えられます。この一覧表示内の1つの該当部を選ぶと、その周辺の テキストが編集ウィンドウに表示されます。
見出し一覧内の各行は、最初は、行番号の昇順に並んでいますが、 各行の内容の昇順/降順にソートできます。また、行番号の昇順/降順にもソートできます。
見出しパターンは、正規表現 で規定されます。 そのため、柔軟な変更が可能です。また、新規の見出しパターンの追加も、 容易に行なえます。
見出し一覧が表示されている時でも、編集ウィンドウは、操作できますが、 テキストを変更すると、見出し一覧の内容と合わなくなってしまいます。 この対応は、環境設定 で選べます。
見出し一覧のウィンドウのサイズと配置は、自由に変更できます。これらは、 記憶されていて、再度開く時に再現されます。
次に、このダイアログボックス内の各項目について説明します。
登録されている見出しの「表題」が階層状に表示されます。 この階層は、大分類と小分類になっています。これは、初期環境では、 次のような構成になります。
大分類の項目は、「一覧に表示される内容」欄が空白になっています。 大分類の項目をダブルクリックするごとに、その下の小分類の項目が開閉します。 また、この開閉は、大分類の項目の左側にある [+] または [-] の部分を クリックした時にも行なわれます。
小分類の項目をクリックすると、その見出しパターンに一致するテキスト部が 「該当一覧」リストビューに表示されます。また、「検索内容」表示欄に、 その見出しパターンを規定する正規表現が表示されます。
「種類」内で選択されている見出しパターンに一致する 編集テキストの部分が、ここに一覧表示されます。
この一覧内の項目をクリックすると、その見出し行周辺のテキストが、
編集ウィンドウに表示されます。この時の表示のされ方は、環境設定の
「検索/ジャンプ」→「見出し一覧」
で、カスタマイズできます。
Shift キーを押しながら、リストビュー内の項目をクリックすると、 環境設定の如何に関わらず、視点は現状のままで 切り換わりません。
この一覧内の項目をダブルクリックすると、 その見出し行周辺のテキストが、編集ウィンドウに表示されて、 本ダイアログボックスは閉じます。この時の表示のされ方は、上記の 環境設定に依存しますが、見出し行の表示は、通常に戻ります。 また、Shift キーを押しながらダブルクリックした場合、視点は変わりません。
この一覧の列は、「テキスト内容」と「行番号」になっています。 「テキスト内容」のヘッダーをクリックすると、この一覧は、その文字列の 昇順または降順にソートされます。一方、「行番号」のヘッダーをクリック すると、行番号の昇順または降順にソートされます。この昇順と降順は、 各クリックごとに、交互に切り換ります。また、各列の幅は、ヘッダー部の列の 境界線をドラッグすることで、変更できます。
なお、現状、この一覧内には、最大 1000 行までが表示されます。 それを超える見出し行があっても、表示されません。
ここには、「種類」内で選択されている項目の見出し パターンを規定する正規表現が表示されます。
このボタンを押すと、そこに、ポップアップメニューが表示されます。 次に、このメニュー内の項目について、次に説明します。
現見出し一覧内の各見出し行に一時マークを設定します。
現編集ファイル内の一時マークを全て解除します。
このメニュー項目を選ぶと、「着色選択」ダイアログボックスが 表示されます。ここには、予め用意されている 24 種類の着色形態の一覧が表示されます。 この中から希望のものを選ぶと、その形態で、現見出しの抽出部分が着色されます。 この時、以前に着色した見出しの部分は、全て通常表示に戻ります。
このメニュー項目を選ぶと、「現見出しのみ着色」の実行時と同様に、 着色形態の一覧が表示されます。この中から希望のものを選ぶと、その形態で、 現見出しの抽出部分が着色されます。 この時、以前に着色した見出しの部分は、そのまま残ります。
このメニュー項目を選ぶと、今までに着色した見出しの部分は、 全て通常表示に戻ります。
見出し一覧の仕様は、それ専用のバイナリーファイルに格納されているの ではなく、"TitleSpec.ttx" という名前の通常のテキストファイルに格納されています。この書き方は、「見出し一覧の仕様」で説明しています。
このメニュー項目を選ぶと、このテキストファイルの編集ウィンドウが 開かれます。見出し一覧の仕様変更は、このテキストファイルの編集で 行ないます。
この編集が終れば、ファイルに保存して編集ウィンドウを閉じますが、 これだけでは、その内容は、本ダイアログボックスの表示には反映されません。 反映させるには、下記の「見出し一覧仕様を更新」のメニュー項目を実行する 必要があります。
なお、見出し一覧仕様のテキストファイルの編集ウィンドウは、それ専用の 環境設定ができるようになっています。この環境の「参照名」は、「Title」で、 それは「特殊」グループ の「環境一覧」内にあります。
このメニュー項目を選ぶと、上述の見出し一覧仕様のテキストファイルを 読み込み直して、本ダイアログボックスの表示を更新します。
あらかじめ登録されている見出しパターンではなく、任意のパターンの 見出し一覧を表示したい時に、このメニュー項目を選びます。すると、 本ダイアログボックスが閉じて、「検索ダイアログボックス」が表示されます。 このダイアログボックスで、任意の見出しパターンを設定して、 「見出し一覧」ボタンを押すと、再度「見出し一覧ダイアログボックス」が 開いて、その見出しパターンに一致する部分の一覧が表示されます。
現見出し一覧内の全見出しの文字列をクリップボードにコピーします。 なお、その際、各見出しの文字列の末尾に改行が付加されます。
本ダイアログボックスの表示形態には、ヨコ型とタテ型がありますが、 それを交互に切り換えます。
本ダイアログボックスを閉じます。
ヘルプの本ページを表示します。
いずれの見出し一覧でも、各見出し部の抽出は、正規表現による表面上の パターンマッチングで行なっています。これはあくまで、厳密な字句解析や 構文解析ではないので、不本意な表示になる箇所もあります。例えば、 関数定義の一覧では、関数定義部の { と } のバランスがとれていないと、 正常に表示されない場合があります。