■見出し一覧の仕様
見出し一覧の仕様は、ここで説明する書式で記述され、"TitleSpec.ttx" という名前の通常の
テキストファイルに格納されます。
この書式は、次に示すように、比較的簡単で、見た目にも分かり易く
なっています。
〈大分類〉
〈小分類〉 〈正規表現〉
〈小分類〉 〈正規表現〉
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〈大分類〉
〈小分類〉 〈正規表現〉
〈小分類〉 〈正規表現〉
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ここで、
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〈大分類〉は、大分類の見出しの「表題」です。これは、必ず行頭から書き始めます。
この表題は、TAB と改行以外の任意の文字が使えます。最大 40 字まで有効です。
この行には、〈大分類〉の表題だけを規定します。
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〈小分類〉は、小分類の見出しの「表題」です。これは、必ず1個の TAB で字下げして書き始めます。
この表題は、TAB と改行以外の任意の文字が使えます。
最大 40 字まで有効です。
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〈小分類〉と〈正規表現〉の間には、区切りとして、1個以上の TAB を入れます。
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〈正規表現〉は、小分類の見出しを規定する正規表現です。
この正規表現は、TAB と改行以外の任意の文字が使えます。
改行は、この小分類の終端になります。
但し、正規表現が長くなる場合の便宜のために、\ の次に改行コードがあれば、
その部分と、次行の先頭から TAB コードが連続する部分が、読み飛ばされます。
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空行は、無視されます。
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大分類と小分類は、字下げの有無で区別されます。
大分類の行以降にある各小分類の行は、その大分類に属します。
1つの大分類は、その次の大分類の直前、または、本テキストの終端まで続きます。
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本テキストが、小分類から始まる場合、それは、どの大分類にも属さない小分類に
なります。
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「見出し一覧ダイアログボックス」内の「種類」ツリービューには、
本テキストで記述されている順に、大分類と小分類が表示されます。
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同ダイアログボックス内の「該当一覧」リストビューには、〈正規表現〉に
記述された正規表現に一致する編集テキスト内の各部分が表示されます。
但し、「最重要参照グループ」が規定されている場合、その正規表現全体に一致した部分が表示されるのではなくて、
そのグループのパターンに一致した部分だけが表示されます。
なお、その場合でも、編集テキスト内で、次に検索が開始されるのは、
その表示部分の次からではなくて、その正規表現全体に一致した部分の
次の位置からになります。