変換/整形

■変換/整形コマンド一覧

 変換や整形は、基本的に、選択範囲(文字範囲、行範囲、矩形範囲)に対して行なわれます。 以下に、その機能の一覧を示します。

コマンド機能説明
英小文字→英大文字 選択範囲の英字の小文字を大文字に変換する
英大文字→英小文字 選択範囲の英字の大文字を小文字に変換する
半角→全角 選択範囲の半角を全角に変換する
全角→半角 選択範囲の全角を半角に変換する
ひらかな→カタカナ 選択範囲のひらかなをカタカナに変換する
カタカナ→ひらかな 選択範囲のカタカナをひらかなに変換する
半角空白→タブ 選択範囲の半角空白をタブに変換する( ⇒参照
タブ→半角空白 選択範囲のタブを半角空白に変換する
折り返し行の実改行化 選択範囲の折り返し行末に改行コードを付加する
改行を除去 選択範囲の改行コードを除去する
改行コードを変更 特定範囲の改行コードを変更する( ⇒参照
行末の空白を除去 選択範囲の行末の空白を除去する
HTMLタグを除去 選択範囲のHTMLタグを除去する
着色化選択範囲を着色する( ⇒参照
無着色化選択範囲を無着色にする( ⇒参照
インデントを増やす選択範囲の各行の字下げを増やす( ⇒参照
インデントを減らす選択範囲の各行の字下げを減らす( ⇒参照
 これらの機能のメニューやキー等への割り当ては、勿論、任意にカスタマイズできますが、 初期環境では、次のように割り当てられています。

■選択範囲の着色化

 選択範囲を着色するには、「着色化」のコマンドを実行します。 すると、「着色選択」ダイアログボックス が 表示されます。ここには、予め用意されている 24 種類の着色形態の一覧が表示されます。 この中から希望のものを選ぶと、その形態で選択範囲が着色されます。

 着色形態の変更は、「着色設定」で行ないます。 また、そこでは、「着色選択」ダイアログボックスを毎回表示しない設定にすることも できます。

 選択した範囲だけの着色を解除するには、「無着色化」の コマンドを実行します。また、現編集テキストの全範囲の特定の着色だけ、または、全ての 着色を解除するには、「着色解除」を実行します。

 現状、編集テキストの着色状態は、保存されません。 また、「元に戻す( Undo )」の対象にはなっていません。

 なお、この「選択範囲の着色化」は、ご寄付を頂いた方への「特典」になっています。特典がないと、この機能は、本エディタの起動後、 10 回までしか実行できません。

■インデントの増減

 インデントの増減は、選択範囲内の各論理行に対して行なわれます。
 「インデントを増やす」では、その各論理行の先頭に、TAB コード、または、 最初のタブ桁幅分の半角空白コードが挿入されます。 どちらが挿入されるかは、環境設定で選べます。 なお、TAB コードが挿入された場合、タブの桁幅が一定でない時でも、 その各タブ桁幅に応じた表示になりますが、半角空白が挿入された場合には、 そのようにはなりません。
 「インデントを減らす」では、その各論理行の先頭部の TAB コード、または、 それに相当する分の半角空白コードが除去されます。その先頭部の半角空白コードが 1タブ分に満たない場合、その半角コードが全部除去されます。なお、その先頭部に、 TAB コードも半角空白コードも無い場合は、何も除去されません。

 インデント増減の対象となる論理行の指定は、行範囲の選択、または、複数行の 文字範囲の選択で行ないます。それ以外の選択、つまり、矩形範囲の選択や、 1行内の文字範囲の選択では、無効です。

 インデント増減の実行後も、選択状態は継続して、その選択対象の行範囲は 変わりません。そのため、インデント増減操作を、連続して行なうことができます。

 初期環境では、「インデントを減らす」コマンドは、Shift+Tab キーに 割り当てられています。一方、「インデントを増やす」コマンドは、 どのキーにも割り当てられていません。というのは、この機能は、 単独で実行できるようにしておかなくても、Tab キーに割り当てられている 「タブ」機能に含まれているからです。

■改行コードを変更

 改行コードには、3種類( CR+LF、LF のみ、CR のみ )あります。 これらは、1つのテキスト内に混在することができます。 「改行コードを変更」のコマンドは、選択範囲内、または、テキスト全体の改行コードを、 この3種類のうちのどれにでも、変更することができます。 また、変更しないで、改行コードの種類を設定するだけでもできます。 このコマンドで設定された改行コードは、以降、Enter キーの押下で挿入されます。 例えば、このコマンドで改行コードを LF に設定すれば、以降の Enter キーの押下で、LF が挿入されます。