厄年は体に変化が出始めるとき?
厄年と言えば、誰もがすぐに数え年の男性42歳の「男の大厄」と、女性33歳の「女の大厄」を想像しますが、男性は25歳と61歳、女性は19歳と37歳、61歳も同じように厄年に当たっているのをご存知でしょうか?
また、厄年の前年に当たる「前厄」と後の年に当たる「後厄」を合わせた3年間は充分に注意を払わなければならないといわれています。
厄年の根拠はさておいて、男性・女性の厄年とされる年は、男性や女性にとって体に変化がある時期と重なっていますので、注意すべき年であることは誰もが理解できることです。
人生における節目の年と捉えて自分の身体を注意深くチェックして、リフレッシュする良い機会かもしれません。
前厄、本厄、後厄をチャンスととらえて、今日から厄落とし厄除け生活をスタートしましょう。
厄年には体のケア(養生)を
貝原益軒は「養生訓」に、養生とは「変(へん)」に備える術であると書いています。「変」とは、環境の変化や日常で蓄積されるストレスや有害物質のによる心や体の変化などのことです。
私たちを取り巻く「変」には、四季による自然環境の変化、加齢による肉体の変化、人間関係や環境などの変化、飲料水や食事の偏りなどによる厄(毒)の蓄積による体の変化、仕事や生活習慣からの睡眠の時間や深さの変化などがありますが、その「変」により体に蓄積される「厄(やく)」の体への影響に備えるのが厄年なのかもしれません。
厄年は、私たちを取り巻く環境や生活習慣を見直し、体のケアを行い心身ともにリフレッシュするよい機会にしたいものです。
厄年を迎える人の「厄(変)」チェック
○ 疲れやすい
○ いつも眠い
○ 寝付けない・睡眠が浅い
○ 体に冷えを感じやすい
○ いつも体が重く、だるい
○ 皮膚につやや潤いがなくなった
○ 髪にボリュームがなくなった
○ めまいや耳鳴りがしやすい
○ 腰痛やひざ痛によくなる
○ 尿もれしやすい
○ 性欲がなくなった
○ 下半身が太りやすくなった
○ 動悸息切れを感じる
○ 集中力がなくなった
○ 迷いやすくなった
○ 人間関係で疲れる
○ ゆとりがないと感じる
○ 最近ついてないと感じる
○
などなど
思い当たる人は、厄年をよい機会に体と心のケアを心がけ、厄落とし厄除け生活を実践しましょう。
厄年にやってはいけないこと
厄年にやってはいけないことはあるのでしょうか?
結婚。転職。引っ越し・・・・・・・
なぜ、厄年に結婚をやってはいけないの?
なぜ、厄年に転職をやってはいけないの?
なぜ、厄年に引っ越しをやってはいけないの?
どれも、明確な根拠はありませんよね。
たとえ厄年であっても、十分に準備をし、迷いがなければ結婚も転職も引っ越しも慎重に進めればよいことです。
では、厄年にやると効果的なことはあるのでしょうか?
厄年をプラス思考にとらえて、体と心のケアと厄落とし厄除け生活を始めるにはチャンスのときです。
現在の私たちを取り巻く環境は、自動車の排ガスやごみ焼却場から出るダイオキシン、住宅建材から出るホルムアルデヒド、携帯電話やパソコンから出る有害電磁波、オゾン層破壊による強い紫外線など体への悪影響を心配されるものが数多くあります。
また、日本人は一年間に4㎏の食品添加物を食べているといわれています。水道水の塩素はビタミンを30%も壊すともいわれています。市販の野菜の30~40%には農薬が残留しているともいわれています。
このように私たちが知らないうちに口から取り込んでいる毒素(厄)を体外に出すことが非常に重要になってきます。
通常、体内に入った有害物質のおよそ70%くらいは便として排泄されます。また、有害物質の約20%は尿として排泄されたり、汗として排泄されますので、厄落とし厄除け生活の基本は、有害物質を取り込むことを防ぐことと、腸内環境を良好に保つことや、適度の運動で良い汗をかくことで有害物質を排泄することです。
厄年をよい機会ととらえて、厄年にやってはいけないことを考えるより、プラス思考で厄落とし厄除け生活を始めましょう。