マリナー・シリーズ


1962年8月27日のマリーナー2号を皮切りに1973年5月30日のマリナー10号まで、NASAが打ち上げた水星、金星および火星探査を目的とした一連のミッションで、1号、3号、8号を除きいずれも打ち上げに成功し大きな成果を得た。

 マリナー2号は初めて金星の接近通過に成功した。マリナー4号は初めて火星を接近通過し、火星にクレーターが存在することを明らかにした。マリナー5号は金星に4000kmまで接近した。

マリナー5号

マリナー6号と7号は、それぞれ火星の3413km、3430kmを接近通過した。



マリナー6号と7号が300mの分解能で撮影した201枚の画像にも、クレーターが写っていた。マリナー9号は、数千枚の火星の画像を撮影して地球に送ってきた。画像には、マリナー渓谷、オリンポス山など火星の代表的な地形が写っていた。マリナー10号は金星に接近したほか、水星と3回遭遇して多数の画像を送ってきた。マリナー・シリーズの総経費は、5億5400万ドルであった。


マリナー2号   マリナー4号   マリナー9号   マリナー10号