2024年1月7日       
甲子園球場100周年

昨年はついに日本シリーズを制し実に38年ぶりの日本一を達成。

本当に気分のいい年を過ごすことができました。
年も変わった今シーズンも、ぜひとも連覇を期待したいところです。

ところで、今年は甲子園球場100周年を迎えるそうで、この1月4日〜8日まで、ナイターグラウンド見学会が催されている様子。
遠く、北摂箕面市の山すそからの遠望をご覧ください。

動画は ⇒ 
  • こちらから



  • 2023年11月5日       オ1−7神
    おめでとう!

    ついに日本シリーズを制し日本一を達成しました。

    阪神、オリックス共に各リーグのチャンピンチームらしい強さで3-3のタイで最終戦にもつれ込んだ第7試合。
    打線が4回1死後、森下、大山の出塁の後ノイジーが内角低めの変化球をうまく救い上げレフトへの3ラン。
    シーズン中、「ここで打ってほしい」場面でほとんど期待に応える場面を見なかったノイジーだったので、正直なところビックリの一打。
    これは相手方にはかなりダメージを与えたことだろう。

    続く5回にも、2死1,2塁の場面で森下のレフト線への2ベースで貴重な4点目。
    さらに大山、ノイジーがそれぞれ適時打を打ち6点とする。
    9回には森下が新人として日本シリーズ新記録となるもう1打点を追加して、勝利ほぼ確定の7-0とする。

    投においては今シリーズ初登板の青柳が5回2死まで何とかゲームを作り、あとは島本、伊藤、桐敷で9回2死までつなぎ、最後の1つのアウトを岩崎に託す。
    まあ、そんな場面で初球を頓宮にホームランされ、なおもランナーを出すという、これも岩崎らしいところだが、ともかく抑えきり、日本一を獲得。


    (テレビ画面より)

    今シーズンは岡田監督の「守備中心で基本に忠実」という戦い方がチームに浸透し、まさに自力で「強い」と思われるチームとなったことを実感できた。
    選手たちも大いに自信を持てるようになったことだろう。ファンとしても本当に充実のシーズンだった。
    チーム全員に感謝。


    2023年10月19日       神2-1広
    日本シリーズ進出に王手!

    昨日から始まった広島とのCS決勝。
    幸先よく、昨日は広島に先勝。
    先発村上が緊張の初戦を見事に好投。
    自ら逆転打も打つという殊勲。
    打者では先制された直後の同点ホームランを打った森下も大殊勲。

    そして、今日第2戦は伊藤が苦しみながらも耐えた粘投と、9回少ないチャンスから満塁で木浪のサヨナラ決勝打。
    ペナントレースシーズン中と同様、王者の試合でアドバンテージを含め3勝目をあげ、シリーズ進出に王手。
    このまま一気に決めてしまおう!
    写真、動画は遠くから見たフラッシュライトに湧く甲子園。

    動画は 
  • こちら



  • 2023年9月14日       神4-3巨
    「アレ」達成!

    ついにやりました。セ・リーグ制覇。
    このゲームで優勝決定という状況で、先発才木が、見た感じ、さしての緊張感もなく7回を岡本の本塁打の1点に抑える好投、打っては大山の犠牲フライと、佐藤の2ランでリード。
    二人目の岩貞が1点を失い、9回には抑えの岩崎も坂本にホームランを打たれて1点差まで迫られたが後続を断ち、 少々の苦しみはあったが、まずはいつもと同じような順調な試合運びで悲願の優勝を勝ち取った。 勝利の美酒をしばらく味わい、次はCSに向けてあとひと踏ん張り頑張り、日本一を達成を期待。

    (テレビ画面より)




    2023年9月10日       神5-1広
    マジック5に

    9月に入って快勝を続け、順調にマジックを減らしている阪神タイガース。
    2位広島との直接対決同一カード3連勝でマジック5に。

    カード初戦は村上が、第2戦目は大竹、そして今日3戦目は伊藤将と各先発投手が揃って10勝目を上げました。
    今シーズンの戦いぶりを象徴するような、四球を絡めた得点シーンで投打の噛み合った試合を何度も見ることができました。
    打撃で印象に残ったのは森下木浪
    第3戦目の今日は糸原がさすがの貫禄を示しました。
    たまにしか出れない選手がこのようにいい場面で活躍するのを見るとうれしくなります。

    残念ながら、そこそこの活躍はしているもののさほど印象に残るほどでもない大山や、最近ようやく時々活躍する佐藤など中心打者とされる選手が、本来の期待には応えていない中でここまで勝って来られたのは、まさに「チーム力」そのものが上がってきたということでしょう。

    いよいよ「アレ」達成の日が近づいてきました。



    2023年8月16日       広3-5神
    早くもマジック点灯

    今シーズン、当ホームページへの投稿が途絶えていましたが、初めて投稿。
    シーズン当初から順調に勝ち星を積み重ねてきた阪神タイガースだが、今日2位広島との対戦を5-3で制してマジックナンバー29が点灯。

    今季、途中で少し様相が変わった時期もあったが、今日の試合はシーズン当初に勢いづけたパターンすなわち、8番木浪、1番近本、2番中野がフル活動での得点での勝利。
    今年は、この3人が打席に入ると、「何かしてくれるだろう」と期待を抱かせ、実際かなり高い確率で得点してくれている。
    過去にも、岡田監督で断然トップで走っていたのを終盤巨人に急追されて優勝を逃がした経験もあるので、気を引き締めてもらいたいが、大変楽しみだ。



    2023年3月22日       
    WBC優勝!

    日本中がわきに沸いた感じのテレビの報道。
    見事に全勝で日本チームが世界一に輝いた。

    特に昨日の準決勝メキシコ戦と、今日の決勝アメリカ戦はしびれるゲーム展開だった。
    シリーズ通じて、日本チームの選抜各選手がそれぞれの役目を果たし、見事な試合を見せてくれた。
    特に全面にわたってチームを鼓舞し、自らも大活躍した大谷を始め、点の欲しい場面で確実にホームランや得点打を打ってくれた吉田など特に印象に残っているほか、日本チームのすべての投手陣が素晴らしかった。
    終盤までチャンスに凡退を繰り返した三冠王の村上も、最後の最後、大事な準決勝、決勝戦で勝利を決定づける長打を打つなど、やはり特別な「何か」を持った選手であることを印象づけられた。

    ついつい、阪神の選手たちと比較して見てしまうのだが、代表選手たちの「決定的なチャンスに何とかしてくれる」というもって生まれた「星」を、大山佐藤なども得てほしいものである。



    2022年12月26日       
    来季の佐藤は?

    期待の大きい佐藤輝選手について。
    その器の大きさ、もって生まれた遠くに飛ばす才能、意外と器用そうな3塁守備。
    間違いなく、将来の大スターとしての成長を期待しているのだが、昨年、今年の実績を見て何やら不安がぬぐえないのが本音のところ。

    新人だった昨年のオープン戦からシーズン序盤のあの痛快な長打力を見て、本当に素晴らしい選手が阪神に入ってきてくれた、これで数年は打線の中心ができた。と思ったのは私だけではないだろう。

    しかし、その年の中盤から後半の大失速。そして、今季の思ったほどの期待に届かなかった打撃成績。
    速球に押し込まれて”詰まった打球”が目立つ、素人目にも感じる速球に対する弱さ。
    同じようなパターンで繰り返される空振り、三振。
    後半のバテ。

    これらを総合すると、結局「地の体力の無さ」が原因だろう。

    岡田新監督のコメントも、日ごと厳しいものになっているようだ。
    オフシーズンのこの今、彼自身が自覚して基礎体力をつけるトレーニング、地道なバットスイングの繰り返しをしっかりやることができるかどうかがポイントだと思う。

    王はじめ、イチローにしても、掛布にしても、蔭でいかにバットスイングを数多く繰り返していたかが語られるように、佐藤輝自身がいかに自覚をもってそれに取り組むかにかかっている。




    2022年10月14日       ヤ6-3神
    ジ・エンド

    やはり現実は厳しいものだった。
    勝率5割に満たないチームが日本シリーズ進出という奇跡は起こらず。
    ヤクルトに1勝すらできず3連敗で今シーズンすべてを終え、同時に矢野監督のゲームも終わった。
    このヤクルトとのファイナルステージでは、はっきりと両チームの得点力の差が浮き彫りにされた。

    ヒット数と得点を比べてみよう。  (ヒット数/得点)
    阪神   第1戦(9/1) 第2戦(11/3)  第3戦(8/3)
    ヤクルト  第1戦(7/7) 第2戦(7/5)  第3戦 (5/6)

    ヒット数は阪神の方がはるかに多いのに、得点は圧倒的にヤクルトが多く取っている。
    明らかにチャンスでの得点力の差が際立って目立つ。
    これが改善されることが最大の課題。



    2022年10月10日       De2-3神
    阪神、生き延びた

    DeとのCS決戦は、先勝した阪神が3戦目までもつれずに一気に連勝しないと逆転されるという感じがしていたのだが、決勝の第3戦目で見事に勝ち切りヤクルトとのチャンピオン決戦に進出することになった。

    1死満塁の絶体絶命のピンチを招いた9回裏。ペナントレースで8回の抑えを完璧にこなしていた湯浅が、9回の抑えとなるとやはりこうも気持ちが揺らぐのかとほぼあきらめの気持ちでいたのだが、とにもかくにもダブルプレーで切り抜け見事な勝利をもぎ取った。

    ”勝負所で弱い”阪神だが、この1勝は湯浅にとっても、チームにとっても今後への大きな自信につながるかもしれない。

    こうなったら、前回の記事で書いたようにヤクルトにも勝って日本シリーズで優勝という奇跡を夢見よう。




    2022年10月2日       
    阪神、CS進出決定

    巨人がDEに負けて、3位阪神のCS進出が決定した。

    残り1試合に負けても、巨人と同率3位なのだが、対戦成績で優位の阪神がCS進出となるらしい。
    今日の最終戦のヤクルトに勝っても69勝71敗と勝率5割にも満たない負け越しなのだが、せめてCSに出る以上、やはり明確に巨人より上の成績はあげておきたい。

    万が一にも、進出したCSで勝ち進み日本シリーズで奇跡の優勝でもしようものなら、シーズン負け越しのチームが「日本一」なんていう前代未聞の奇妙な現象がおこることになる。
    個人的にはとても納得できるシステムとは思わないが、せっかくのチャンスをモノにしたのだからそれを実現してみて世の中に問題提起してみるのも面白いだろう。

    そんな意味で、ちょっと興味が高まってきました。




    2022年8月29日       中4−1神
    好投の初登板森木を見殺し

    残念ながらこれが阪神の伝統のようなもの?

    プロ初登板の新人森木が予想以上の頼もしい好投を見せてくれました。
    ベテランのような落ち着きと余裕すら感じさせるような見事な投球内容で5回を1安打無失点と中日打線を圧倒。

    一方打線の方は再三の好機に得点できず。
    いつもよく見てきた「チャンスは作れど、ここ一発の場面で誰も打てない」歯がゆい展開。
    そんな流れは、当然のように相手に味方する。

    6回に残念ながら失点を許してしまい、結果敗戦投手デビュー。

    前半のチャンスで1点でも2点でも先取点を取っていれば試合展開自体が全然違ったものになっていただろう。
    ややもすれば、この試合も完封負けでシーズン新記録の無得点ゲームになる気配さえ感じられた。(9回にようやく1点だけ返す)

    運がなかったとしか言えない結果となったが、森木投手は胸を張っていい。
    将来大きな期待を抱かせてくれた素晴らしい投球だった。

    いずれにしても、阪神打線奮起せよ!



    2022年8月20日       巨1−5神
    藤浪今季初勝利

    本当に久しぶりに藤浪に勝ち星が付いた。
    1年以上も勝ち星から遠ざかり、戦力外的な扱いも受け、実際活躍もできていなかっただけにチームにもファンにも、本人にもよかった。
    今シーズンの初戦に、大量点差で勝ち投手の権利を有しながら後続投手たちが打たれて勝ち星を逃がしたのがケチのつきはじめで、最近も2試合ばかり好投をしながら勝ち星から見放されていただけに、この勝利は先行きに明るい材料となりそうだ。

    試合も、2回3回4回の得点も2死後にもぎ取ったもので、「強い」パターンを取り戻しつつあるように見える。
    佐藤輝にもやや明るい兆しが見え始め、今日もようやく18号本塁打が出るとともに、チャンスの場面でポツポツと結果を残すことができるようになった。

    このところ島田が一皮むけたようにいい働きをしている。
    今日も4回の1死2,3塁のチャンスで、意表を突くスクイズバントヒットは見事だった。
    見ていて楽しく、期待を抱かせてくれる選手の一人になった。

    コロナから順次復帰してくる選手も増え、近本も加わればこのシーズン終盤をまた面白くしてくれるかもしれない。





    2022年8月296日       広6−5神
    阪神の限界

    6回終えて5-1。4点リード。
    後は自慢の継投。
    普通なら「ほぼ安心」。・・・とはならなかった。
    最終回に抑えの岩崎が打たれて逆転サヨナラ負け。

    思い返せば、今シーズンの初戦。

    ヤクルトに劇的な逆転負けを喫したのが狂いの始まりだった。
    ようやく盛り返してきたところなのに、結局同じミスが繰り返された。
    チームに大きなショックを残すとともに、またしても藤浪の勝ち星も消失。

    伏線は感じていた・・・
    チャンスは作れど追加点が取れなかった場面だ。
    6回の1死1,2塁の好機。
    そして1点返され3点差となった直後の8回の無死2塁、さらに1死2,3塁のチャンス。
    いずれもをモノにできなかった時点で嫌な予感がよぎった。
    そして最終回、その予感が的中。

    残念ながらこの大事な場面での「勝負弱さ」。これぞ阪神の限界なのだろう。

    最後に岩崎投手の印象。
    今まで、本当に頑張っては来てくれているのは評価するところなのだが、3人でピシャリと抑える試合はすくなく、失点しない場合でもほぼ走者を出している印象が強い。
    正直なところ抑えとしての岩崎は常に不安感を持ちながら見ていたのは私だけだろうか。



    2022年7月29日       神6−0ヤ
    5割越え、初貯金

    オールスター明け初戦で首位ヤクルトに快勝。
    今季初めての貯金、勝ち星先行だ。

    何はともあれ、後半戦をいいスタートできたことは喜ばしい。
    当然明日も連勝、最低カード勝ち越しが必須。

    今更なぜ外人を?との思いはあるものの、新加入のロドリゲスにも来日初ホームランが出たのはめでたく、チャンスにそこそこ打って勝負強さを見せてくれていること自体は結構なことだ。
    大山も相変わらず好調を持続していて、めっきり頼もしい選手になった。

    一方、気になるのは佐藤輝。 最近の打撃を見ると「華」がなく、この程度の選手だったのだろうかと残念な状況が続いている。
    一流選手は大体夏場に強いものだが、その点でもまだまだなのかなと・・

    何とか奮起を期待したい。



    2022年7月24日       神1−0De
    5割復活

    オールスターゲームの直前、いわゆる前半最終試合で勝率5割を達成。
    最大16あった負の遺産を何とか完済。

    消化ゲーム数では半分をはるかに超えた94試合目だが、ともかくオールスター前には5割と思っていたラインに到達してくれた。
    4月14日にNPB史上最低勝率・063という恥ずかしいを記録を作りながらも、よくぞ盛り返してくれたものだ。

    ただ首位ヤクルトとのゲーム差は、そのころともあまり変わらず11ゲーム差もあるままだ。
    「ヤクルトが本当に強い」という証でもあるが、これからシーズン終盤にかけて、なんとかヤクルトに食らいつき、誰しも想像できなかったような奇跡の逆転優勝という夢を持とう。



    2022年7月3日       中0−3神
    才木、うれしい復活勝利

    右ひじの手術で現役を遠ざかっていた才木投手が3シーズンぶりの復帰登板でめでたく勝利投手になった。
    小気味のいい投げっぷりの好投手だったので復活を期待していたが、5回をゼロで抑える好投を見せ、めでたく勝利投手に輝いたことは、今後にとって喜ばしいニュースとなった。

    打線の方はやはり大山が好調を持続し、今日も価値ある先制2ランと、中野もホームランを打っての3点を、才木の後を投げた岩貞、加治屋、浜地、ケラー、岩崎が守り抜き、チームを4連敗でストップさせた。

    このところテレビの中継もほとんど見ない、お叱りを受けねばならない態度の我が身でしたが、今日はなんとなく見る気になって、ほぼ完ぺきに試合の流れを見ました。そのうえでの感想。
    3点先取した後の追加点が取れなかったのは、「相変わらず」の不安材料。
    佐藤輝が期待に届かぬ働きしかできていなくて、この程度の選手なのか?との思いもよぎるように・・
    岩崎も頑張りはしているが、抑えはケラーの方が適性が向いていると思う。我慢してでも育てるべきではないかとも。

    すでにマジックの灯った首位のヤクルトは、さすがに「強い」と思わざるを得ない。
    投打とも、「ここぞ」という大事な場面で誰かが力を発揮していて、いわゆるチーム力がずば抜けている。
    まだオールスターも迎えていない時期、せめてヤクルトに冷や汗をかかせるような追い込みを阪神には期待したい。





    2022年6月11日       オ2−3神
    最下位脱出

    ようやく最下位脱出という最低限の最初の目標を達成しました。
    ゲーム差なしなので、まだまだどうなるのやらわかりませんが。

    首位のヤクルトは交流戦でもやはり首位を確定し、実力のほどを示しています。
    ともかく、交流戦で多少息を吹き返してきて明かりが少し見えてきたのは事実。

    このところは、間違いなく大山がチームを牽引する立役者となっています。
    実のところ、新人時代のシーズン終盤の活躍以外、ここぞの場面でほとんど期待できなかったのですが、この豹変ぶりはうれしい誤算でこれを本当の実力として定着してくれるのを期待します。
    彼が活躍してくれている間に、今度はやはり佐藤が力を取り戻し、結果を出せるように復調することを期待したいです。
    同期のDeの牧に比べ、今のところ完全に引き離されています。
    大事な場面での好打、長打を期待。

    さて、次の目標は5割。
    それを達成する時期はいつになるのかに注目。



    2022年5月31日       神0-2西
    自力優勝消滅

    54試合にして早くも今季の自力優勝の可能性がなくなったという。
    これ新記録じゃない?
    まあマジックナンバーのようなもので、今後奇跡的な巻き返しが実現すればまだどうなるかわからないが・・。
    と思いたいのがファンの気持ちでしょうが、・・・トホホの心境です。

    開幕初戦の失敗が狂いの始まりだが、やはり前回も記述したように練習中から常に状況を想定しながら怠りなく緊張感をもってやってこなかったことが一番大きいのではないかと思う。

    チャンスで打てない、とか、ピンチで2死まで取ったのに次のアウトが取れない、とかそこが問題なのだ。
    また、無死でランナーを出しても、進塁すらさせられずに回を終わってしまう場面を何度も見ている。
    3塁に走者を置いて、いわゆる「クリーンアップ」が三振、力のない内野へのポップフライ、併殺打を何度見てきたことだろうか。 (中心打者をむかえた時、アナウンサーが「クリーンアップ」と呼ぶのが腹立たしい)

    これも、アウトになり方を考える、工夫するといった訓練ができていないのも首脳陣の指導力にも問題があるのだろう。

    せめてなんとか「面白い試合」ができるようになることを祈りながら・・・


    2022年5月24日       神1-0楽
    交流戦初戦勝つ

    早くも交流戦が始まりました。
    その初戦は幸先よく相手投手の田中マー君から貴重な1点を挙げて勝利。
    これを契機として再び連勝街道を進めるか。

    勝った時ならではの思いのたけを。

    この試合でもそうだったが、相変わらずチャンスは作れど「ここぞ」での一打がでないことが多い。
    結局は、阪神選手の心の弱さだろうとみている。
    チャンスの場面は相手投手が一番苦しいとき。立場で優っているのだからゆったりと投球を見る余裕さえ持てば随分変わると思う。
    ところが現実にはそれができないのは、結局キャンプ中から日ごろの練習時でも一球ごとに場面の想定など意図をもって打撃をしていないからだろう。
    ピンチに打たれてしまう投手も同じである。

    次に矢野監督の選手起用や作戦意図について。
    シーズン前に引退を表明し、彼はどんなチームを残そうと考えているのだろうか。

    選手起用と打順が固定しない。
    各選手の多少の調子の上下によって、すぐに変わってしまう。
    佐藤大山の守備位置。
    捕手の起用法。
    マルテに対する評価。外国人選手としての魅力がどうなのかと思う。
    高山糸井などの起用法など、疑問だらけ。

    開幕初戦の無様な(油断による)敗戦が尾を引き、チームは未だ18勝29敗1分。 首位との差10.5。
    ともかく5割まではしっかりと「勝ち」にこだわってもらいたいが、来期以降のチーム造りを感じさせるような試合を期待する。


    2022年4月30日       巨3-10神
    5連勝

    巨人に連勝してカード勝ち越しを決め、目下5連勝。
    ようやく、一応試合ができるようになってきた。
    これまでほとんど一軍での登板実績のなかった移籍新加入の渡部投手が中継ぎでプロ初勝利。
    こういうめぐりあわせのめでたい出来事が起きるのもチームがいい流れになってきた証か。
    先発のウィルカーソンも勝ち星はつかなかったがまずまずの好投。今後に期待が持てる。
    昨季、巨人から移籍してきた山本にも阪神での初ホームランが出て、これもめでたいことだ。
    相手投手の出来にもよるところ大だが、このところヒットなしでも得点できるようになってきたのはいい傾向だ。
    四球とか、走者の塁を進めるゴロだとか、犠牲フライとかがようやくみられるようになってきたのと歩調を合わすように、ようやくチャンスにヒットや本塁打が出るようになった。
    また、まだまだエラーが多いのは困ったものだが、昨日、今日と近本大山熊谷の超ファインプレーもいい場面で出るようになっている。
    それでもまだ9勝20敗と1勝2敗ペースにも達していないのだから、せめて5割に近づくまでは静かに見守りましょう。


    2022年4月16日       神2-1巨
    初めて連勝

    記録的な負け込みにもめげず、満員のファンでうずまった甲子園で巨人に連勝。
    まだまだ一人前に語れるほどの成績ではありませんが、対巨人のこの連勝で少しずつにせよようやく「試合」ができる形が見えてきました。
    昨日は青柳が初登板で初回いきなり先取点を奪われるも、ズルズル失点を重ねることなく持ちこたえ、その間に佐藤輝のホームランが出て逆転に成功。
    そのあと8回にも相手エラーを生かしてロハスJrが2ランで追加点を取り、最後は「抑え」の役割で登板した岩崎がしっかり締めるといういわゆる「勝負」のできる形ができたことが明るい兆し。
    今日も、梅野のヒットを足掛かりにバントで塁を進め、中野の内野安打が相手のミスも誘っての先取点につながり、その次の回にもすぐに近本、大山の連続2塁打で追加点を取るという「勝ち」パターンの試合運びができた。
    欲を言えば、明日も勝って巨人戦3連勝が達成できれば今までの屈辱的な連敗連鎖が断ち切れることだろう。

    選手層についても、初登板のウィルカーソンがいい結果を残したし、アルカンタラ、湯浅なども目途が立ってきた感じだ。
    ついでにいえば、高山をよく先発メンバーに使ってくれたことだ。今日は結果が出なかったが、彼は代打で1打席にかけさせるのではなく、先発レギュラーでこそ力を発揮する選手だと思うので、今後もそうしてほしいものだ。


    2022年4月5日       神4-0De
    ようやく始まり

    3月に開幕し、月も替わって5日、10試合目。
    ようやく勝ちました。
    やっぱり西勇佐藤輝でした。
    9連敗もして初の1勝を得るには、完投して完封も可能な力を持った投手、いわゆるエースでないと・・と思っていたのですが、阪神では結局西しかいなかったですね。
    そして打線で突破口を開くのは、やはり花のある選手でなければと思っていたらやっぱり4番佐藤輝でした。彼のホームランはチームに活気をもたらします。

    開幕から6連敗すれば優勝したチームがないとのこと、つまり今年は早くも優勝の芽がないとお告げがあったような気分になりますが・・・。
    でも、単細胞的阪神ファンの気持ちからすれば、まかり間違って何をしでかすかわからんのが阪神じゃ!とやっぱり優勝を信じていたいのが本音でしょう。

    肝心なのは、次の試合負ければ元の木阿弥。連勝が必須ですね。
    ただ、連敗中ほとんどそうであったように、この試合でも中盤以降追加点が取れていないのが気になります。



    2022年3月25日       神8-10ヤ
    始まりました。負けました。

    季節は廻り、もうペナントレースが始まりました。
    5回を終わって8−1、7回まで藤浪が投げ抜き8−3の大差をつけ楽勝のはずが、中継ぎ、抑えで8,9回に計7点も取られて無様な大逆転負け。
    藤浪の勝利が消え、せっかく自信を取り戻し今季を乗りきれるきっかけになるかと思ったのに、何か釈然としないムードになってしまった。
    頼りの岩崎もピリッとしない投球だったし、ケラーも結果を出せず、抑え投手の不安がいきなり顕在化。
    まあ、いってみれば、前半快進撃で大いに湧きあがりながら、終盤ヤクルトに逆転され優勝を攫われた前シーズンを、いきなり今季初の試合で表現してしまった感じだ。

    これだけみれば、去年の反省が十分できとらんということだろうか。
    しかし、首脳陣はじめ全員があらためて「油断大敵」を実感したことでしょう。

    明日からに期待しましょう。


    2022年2月27日       
    今季に期待

    ここに取り上げなくてもすべての選手が気になるところですが、最後に新人の2選手について。

    前川右京
    ファームでの練習試合などの映像を見て、その姿、風貌がすでにオオモノの雰囲気。
    打席での構えがどっしりしていて、大きく見える。
    スイングのぶれが少なく力強い。
    それだけでなくカウントを追い込まれると、足のステップを小さく変えるという対応を取っている。
    見るからに、ヤクルトの村上を彷彿とさせる雰囲気を感じた。
    近い将来、前川、佐藤、井上のクリーンアップを期待。

    森木大智
    体が頑丈そうで安定感のあるバランスを感じる。
    高校時代は150キロ代のストレートと、変化球も巧みに扱っていた投手のようで、プロで通用するには、さらなる磨きをかける必要があるだろうが、素直に伸びてほしい投手だ。
    まず直球にこだわり、伸びのあるストレートを数多く投げ込んでほしい。
    2,3年後には阪神のエースとなれるよう成長してほしいと期待している。


    2022年2月4日       
    今季に期待

    今日はやはりどうしても気になる注目選手です。

    藤浪晋太郎
    オフシーズン中に、投手の基本である右打者の外角低めに直球をただひたすら投げ込むべしと思っていたのだが、そのような意識はあっただろうか。
    キャンプに入ってしまった今でもその意識をもって投げ込むことが必要だと思う。
    素晴らしい才能の持ち主なのだから、ともかく制球に自信を取り戻しさえすれば復活間違いないはずだ。
    菅野との自主トレで何かいいものをつかんだかもしれないといった感じのニュースも伝え聞くが、ともかく優勝のカギを握る選手だろう。

    高山 俊
    個人的には、なんとなく出場機会を与えられなさすぎと思えるのだが、まあ監督の目にかなわない何かがあるのだろう。
    ある意味天才的な打撃才能は持ち合わせた選手だと思うだけに、今季はがむしゃらにレギュラーポジションを自力で奪い取りに行ってほしい。

    西 勇輝
    昨年優勝を逃がした大きな要因の一つは、彼の不振だっただろう。
    打線との兼ね合いで勝ち星に恵まれなかった面もあった。
    絶対的な安定感のある投手との印象が強いが、体調管理を含め万全にこのキャンプを送り、今季はローテーションをしっかり守ってほしいものだ。
    まだまだ老け込むような歳ではない。


    2022年2月2日       
    今季に期待

    いよいよキャンプが始まりました。 注目選手の続きです。

    井上広大
    なんといっても長打力が魅力。
    ファームでも終始4番打者として育てられてきたようで、チームの中心打者としての自覚も合わせて成長してきたことだろう。
    3年目の今季は、1軍での出場機会も増えることだろうが、ヤクルトの村上、巨人の岡本のような選手を目指してぜひ存在感をアピールしてほしい。

    木浪聖也
    昨季は新人の中野に定位置を奪い取られた感であるが、打撃における潜在能力は引けを取らないと思う。
    新人の年に菅野から2ホーマーしたように、相手主力投手に対して打ち勝つといった「大事な場面に強い」打者として期待している。

    小幡竜平
    足が速い、守備がいい、というイメージで見ていたが、昨季など結構いい場面で安打が出るなど打力においてもかなり成長してきているのではないか。
    チームにとってこうあってほしいと思う場面で、その通りの結果を出せる選手になれそうな気がする。
    糸原、中野、木浪、北条など競合するポジション争いの中で、彼が一枚加わることがチームの活性化になるだろう。

    北條史也
    ややレギュラー争いから置き去りにされた感があるが、まだまだ存在感を示せる能力を持っていると思っている。
    送りバントがうまいとか、大事な脇役的な起用が多くなっているが、長打力もあるし、近年では貴重な「右打者」であることを意識して大いにアピールしてほしいものだ。


    2022年1月29日       
    今季に期待

    今回の注目選手

    高橋遥人
    昨シーズンは終盤に復活してその力を見せつけてくれたが、今季はシーズン通じての活躍を期待する。
    球威と制球ともに秀逸の才能を感じさせてくれる。
    「普通に」実力を発揮してくれさえすれば、阪神投手陣の大きな柱の一つになるだろう。

    西純矢
    高卒投手として基礎体力造りの期間が過ぎたと思う。
    プロ初登板も初勝利も経験しており、いよいよ飛躍の年としたい。
    これまでの投球を見て感じたのは、それなりに「試合を作る」能力はあり、崩れそうで崩れないというしたたかさと、「勝ちを呼び込む」あるいは「負けにくい」というような「運」を持った選手のような気がする。
    今季はローテーションの一角を占めることを期待。

    岩貞祐太
    本来先発完投を目指す投手であってほしい。
    しかし、どのような理由かわからないが近年中継ぎ起用の投手とされている。
    それなら、スアレスが退団したため、思い切って抑えの切り札として再び羽ばたくことができないだろうか。
    三振奪取率はそれなりのものを持っているし、昔の江夏のように抑えとして自分の存在感をアピールするのも一興。

    才木浩人
    トミージョン手術を受け、まだリハビリ段階の育成契約らしいが、ひそかにこの選手の復活を期待している。
    もし復帰が実現するならば、それこそストッパーとしてかつての藤川球児のように輝けるのではなかろうかと思っている。


    2022年1月23日       
    今季に期待

    まもなく春季キャンプも始まります。
    昨シーズンの悔しい結果を踏まえ、今年こそ優勝の栄冠を勝ち取るために各選手たちの奮起とレベルアップが望まれます。
    何人か注目選手を取り上げていきます。

    まずはやっぱり、
    佐藤輝明
    もちろん今季も一番の期待し注目する選手だ。
    今季は、選球眼アップと、苦手球の克服が課題。
    もちろん、三振を恐れすぎることは不要だが、「いくら三振してもいい」ことは絶対にない!
    カウントで追い込まれたとき、「なんでも思い切り振る」のではなく、「なんとかバットに当ててファールで逃げる」ことができなければ大打者にはなれない。そういった気持ちの切り替えが必要だろう。
    また、内角高めの弱点など、相手投手に「ここに投げれば絶対打たれない」と思わせるようなスキをなくすことだ。
    このような意識を常に持ち続けることが成長につながる。

    そのための一つの方法として、バットの握りを少し短めに持つことが効果的だと考える。
    昨季オープン戦開始直後に、かのラミレスも指摘していたし(彼は、佐藤がそのことを自身で気が付いて修正してから打てるようになったとほめていたのだが・・実は本人はそんな意識がなかったのかもしれない)、新庄が大リーグで、バリーボンズだったか、から「金づちで釘を打つには柄が短い方が確実だろう」とアドバイスされた、とか、他の日本人選手で名を成した選手たちも「大打者、好打者は、例えば長嶋、王にしてもグリップを少しあけていた」と証言している。

    ともかく、このキャンプではいろいろ「考えて」試して飛躍することを期待。


    2022年1月6日       
    寅年優勝へ!

    新年が明けました。

    今年は寅年、今年こそセ・リーグ制覇、日本一を実現してほしいものです。

    昨年はゲーム差なしの2位。
    たった1勝、あるい一つの負けを引き分けに持ち込んでいたら・・・が結局大きな結果の差となってしまいました。
    「わずかな差だったのだから今年は優勝」というほど甘いものではありません。
    千歳一隅のチャンスを逃すということは、そうたやすく次のチャンスに恵まれるものではありません。
    しかし、阪神の場合今年は「絶対」優勝しなければなりません。
    6チームしかないリーグで、6年に1度すら優勝できないチームであることを自覚すべきです。
    昨シーズンを徹底的に分析して、万全の対策で臨んでほしいものです。

    しっかりした4番打者をどう育てるか。
    スアレスのあとの抑えをどう育てるか。
    今年活躍した新人選手たちが、他球団のマークが厳しくなる2年目をどう対応できるか。
    エラーをどれだけ減らせるか。
    昨年力を発揮できなかった選手がどれだけ盛り返せるか。

    課題は多いが、それだけ楽しみでもあります。


    2021年12月9日       
    シーズンを終えて

    日本シリーズもヤクルトが勝利して日本一を勝ち取り、今シーズンが終了しました。
    後半から終盤にかけてのヤクルトは確かに調子もよく強力でした。

    昨年最下位、しかもシーズン当初は下位を低迷していたのがいつの間にか首位にせまり、シーズンの大半の期間を首位で突っ走っていた阪神に土壇場で逆転。首位をかっさらってしまいました。
    考えてみれば、山田、村上といった主力選手が順当な力を発揮したほか、ベテラン青木などもいい場面で活躍するなど、結局は阪神に比べ一枚上手の役者ぶりでした。
    またなんといっても高津監督の終始ぶれない投手起用、選手起用が見事でした。

    一方阪神について、例えばCSでの選手起用においては個人的には今シーズンの勢いをつける元となってくれたサンズ、佐藤、梅野を使ってほしかったのだが彼らを使わなかったなど、結果はどうであったかはもちろんわかりませんが、選手起用に疑問を感じた面もありました。
    もちろん、彼らを含めクリーンアップを任される主力打者がチャンスの場面で十分機能しない面が特に後半にでてきたこと、中継ぎ投手が持ちこたえられず勝ち星を拾えなかったことなど課題をいくつか残しました。

    来期はスアレスが去り、新たな抑えの切り札を育てるという大きな課題のほか、今季何が足りなかったのか、何を強化すべきかをチーム一丸となって究明し、真剣にその穴を埋める努力を求めたい。



    2021年11月7日       神2-4巨
    完全に終わりました

    ペナントレースには惜しくも敗れましたが、CSの結果によっては日本シリーズ優勝の可能性も一縷の望みがあったのですが、第一段階で巨人に完敗。
    やはり、「ここ一番!」の局面に弱い体質は克服できませんでした。
    まあ、これが現実でしょう。

    昨日の初戦は、レギュラーシーズン巨人に対して無失点だった高橋遥人も菅野との競り合いに耐え切れず失点し負け投手に。
    それよりも、無得点に抑えられた打線がまず問題。
    今日の第2戦も、2点先行しながら最多勝利投手の青柳が味方のミスからのピンチにズルズルと失点。勝ち投手になれず。
    この試合も、投手陣より、やはりたくさんのチャンスをつくりながらも得点できず、残塁の山を築き上げるだけの打線の問題。
    いずれにしても、「ここぞ」で力を発揮しきれないという根本的課題が露呈しました。

    それより、このシリーズの先発ラインアップについて、私なら今シーズン見違えるような勢いをつけてくれた立役者であるサンズ・佐藤輝・梅野をこの場面でも使うべきだと思ったのだが、皆さんはどうでしょうか?

    ところで、シーズン勝率5割以下のチーム(巨人)が「日本一」になるという珍現象の可能性を持たせてしまった阪神に対してさらにモヤモヤ感の残るシリーズとなってしまいました。


    2021年10月30日       
    新庄、日ハム監督に

    阪神の話ではありませんが、話題の新庄氏が日ハム監督に就任することが決まったようです。
    個人的には、阪神が何らかの形で彼を起用することを望んでいたので残念な気もします。

    見かけ上、派手で外観を気にしすぎで、野球よりファッションや話題性だけを重んじているかのような印象がありますが、近年ネット情報などで見るところ、野球に対する思いの深さや理論的な情報分析とその実践など、かなり彼の持つ野球に対する見識の高さを感じていたところです。
    阪神在団時代も日ハム時代も、人知れず早朝からのトレーニングや人に見えないところでの練習が通常のものではなかったなどの裏付け証言があちこちから聞かれます。
    今季シーズン前の阪神キャンプに訪れた際も、近本などの守備練習を一目見て「最初の一歩の動き出し」の無さ、遅さを指摘していたのが印象に残っています。

    今回の監督就任に際してのことばに「努力は一生、本番は一回、チャンスは一瞬」にも、彼の真意が伝わってきます。
    このことばこそ、阪神選手諸君が胸に刻み込むべきものでしょう。

    彼の来シーズンの挙動に注目したいと思います。


    2021年10月26日       神0−4中
    終了!

    結局、今年も優勝できませんでした。
    ヤクルトは6年ぶりの優勝とか。阪神は実に16年ぶりですら実現できなかったのです。

    春先から夏場にかけての快進撃も、やはり今年も最後まで続かず終盤に息切れ。
    シーズン初めからずっと下位を低迷していたノーマークのヤクルトがいつの間にかのし上がってきて、土壇場で優勝をさらってしまいました。
    佐藤の中盤からの急停止が一番効いてしまった感がぬぐえません。
    残念ながら彼が阪神の中心選手だったということになるのでしょうか。

    「歴史と伝統のある球団」どころか、12球団の中で「弱い球団」であることは否定できません。
    シーズンの総括は時をあらためるとして、まあ今シーズンは結構長らく楽しませてくれたことに満足せざるを得ませんね。


    2021年10月19日       神11−0ヤ
    久しぶりの猛打

    何試合ぶりだろうか。
    本当に久しぶりに打線が爆発。ストレスを吹き飛ばしてくれた。

    この試合、青柳が粘りの好投をしてくれたのがもちろん基本にあるが、1,2番を組んだ島田、中野のコンビが本当にいい働きをしてくれた。
    そして、近本の3番も現状では最適かもしれない。

    今打線で頼りになるのは、大山でも外人でもなく、まさにこの3人だから。
    昨年一番押しだった木浪もようやく力を発揮してくれた。

    「時すでに遅し」の感もあるが、奇跡の余地も一応はある。
    当然、今日のヤクルト戦を絶対勝つことが条件。



    2021年9月30日       神4−5広
    怒り心頭

    終盤のこの機に及んで広島に3連敗。
    なんという体たらく。怒りというより、もはや落胆。

    巨人に2勝1分けで気持ちが抜けてしまったのか、まだ巨人戦後の腑抜け癖が治らないのだろうか。
    もちろん勝つ気で、秋山、青柳、西という勝ち頭エース級で臨んだのだろうが、それですべて落としたのだからあまりにも痛過ぎる。
    何度満塁での逸機を見せられたことだろうか。打線のふがいなさにあきれるばかり。

    監督の選手起用、コーチの能力、選手自体の気概、能力?

    幸い上位チームが揃って負けているのでゲーム差に変わりないが、そんな慰めを感じるのはファンだけにしてもらいたい。
    誰がこの難関を突破するヒーローになってくれるのだろうか。

    春先の快進撃が懐かしい。


    2021年9月25日       巨0−3神
    救世主現る

    戻ってきた高橋遥投手が巨人を完封。

    これがプロ初完封ということで、本当に「おめでとう」とともに「ありがとう」といいたい。
    初回から強力な巨人打線を寄せつけぬ素晴らしい投球だった。
    最終回、不運な安打や味方のまずい守備(記録は安打)で1死満塁という初めての、かつ極めて苦しい場面を作ってしまったが、動ずることなく初完封を達成して菅野に投げ勝つ。

    この試合も打線は低調で、「得点に絡んでいるのは近本、中野、糸原くらい」という前回の指摘の通りで、今日も0-0できた7回、まず糸原のホームランで重苦しい試合の最初の扉をこじ開けた。
    そして、追加点は8回。9番高橋遥自身がヒットで出塁したあと、近本、中野の1,2番で追加点2点を挙げた。
    投手自ら走者となり、点が入らなかったらあとの投球への影響を心配したのだがよく打ってくれた。
    蛇足ながら、まだ2塁にランナーを残したチャンスにマルテ、大山の3,4番で追加点が取れず。
    これが最後で苦しい場面を演出してしまう。

    まあ、今日はともかく高橋遥を称え、勝利を喜ぶことにしよう。
    残り少ないペナントレースに大きな希望の光が見えてきた。


    2021年9月21日       中2−3神
    競り勝つ

    秋山投手に勝ち星はつかなかったが、ゲームは接戦を制して何とか勝利して首位を保つ。

    打線がやはり低調だ。
    春先から前半、活発な打線が引っ張って首位を独走していたのだが、いまや主力選手がこぞって打力不振とは。

    最近の試合において得点に絡んでいるのは近本、中野、糸原くらいで、4番以降いわゆるクリーンアップといわれる層の選手が全く機能せず(ノンクリーンアップ)状態では情けない限り。
    マルテは去年までの「併殺打者」に戻るし、大山も相変わらずチャンスに凡打者だし、サンズも全く不振。
    こう見てみると、やはり今シーズンチームを勢いづけてきたのは結局佐藤輝だったということになるのかな。

    その佐藤輝はファームではようやく安打は出だしているようだが、残念ながら新人のホームラン記録的には清原、村上に「はるかに」及ばない程度の選手に収まりそうなのも残念だ。

    ただ、なんやかんや言いながらも最後にトップで終えればいいので、そう割り切って最後まで前向きに戦い続けてくれることを祈るのみ。


    2021年9月10日       広1−4神
    西投手、100勝

    プロ100勝に王手をかけてからずいぶん長い間苦しんだ西投手だが、めでたく本日100勝を達成。おめでとう!

    このところ、序盤に大量点を取られるというように不調が続いていたり、好投していても打線の援護がなかったりで勝利から遠ざかり、チームの優勝にも陰りが見えていたなかでようやく勝利投手となってやれやれの気分だ。
    最近、数試合投手が序盤に崩れて大量失点するケースが多く、また中継ぎ陣も防ぎきれずに勝ちを逃す試合が増えていたが、エースの勝利がチーム投手陣全体の立ち直りのきっかけとなることを祈る。

    打線も前半に比べ不安定で、この試合も14安打打ちながら4点と、肝心な場面で打てていないのが目立つ。

    幸か不幸か、巨人が同じようにもたついているので首位をキープできているが、投打とも初心を思い起こし、少なくなってきた残ゲームに集中して栄冠を勝ち取ってもらいたい。

    2軍降格となった佐藤輝も、別の意味での気分転換。
    何かのきっかけをつかんで1本でも出れば、以前のように長打の連発は間違いない。
    彼に当たりが出て1軍復帰を果たしたとき、チームは確実に活性化するだろう。

    ファームもウェスタンリーグ新記録の16連勝中という。
    どんどん1軍を脅かす選手が出て来ることも期待。


    2021年9月4日       神4−3巨
    大山逆転サヨナラ2ラン、首位奪還

    まず大山選手にお詫びを。
    チャンスにほぼ期待できないという印象の方が強くていつもこき下ろしていましたが、よくぞ打ってくれました。

    8回1死満塁のチャンスでマルテの併殺打で絶好のチャンスを逃した場面でテレビから離れ、この流れでは今日はダメかと負けを覚悟していたのだが、そのあとのスポーツニュースで勝利を知り、びっくり。
    うれしい予想外れ。

    ただ、大山については、新人の年以降、秋口には当たりが出てくるという傾向を記憶していたので、今年もぼちぼち打ち出してくれるかもという期待を少しは抱いていたのも事実。

    今日は、このところ失点の多かった中継ぎ投手陣がしっかりと無失点でつないでくれたのも大きなポイントだっただろう。

    こうなったら明日も勝って、再び首位を明け渡すことなく一気に再点火してくれることを期待。

    2021年8月29日       広5−0神
    首位転落!下位チームに3連敗

    大山を4番から外し、佐藤輝をスタメンから外し、いろいろ打線をさわって臨んだが、結局ゼロ敗の無様な敗戦。
    広島と同じ8本のヒットを打ちながら得点差がこれだけの一方的惨敗。

    このところ共通して言えるのは、投手はピンチの場面でなんとか2死まで行っても最後は打たれてしまうというパターン、
    攻撃ではなんとか走者をためて得点チャンスを作るのだが、そこで打てず残塁を増やしてしまうパターン。
    すなわち、投手も打者も「ここぞ!」の場面で力が発揮できないということだ。

    シーズン当初から前半はかなり「こんな状況からでも逆転するのか」という試合が多かったのだが、最近はすっかりその影を失ってしまった。

    プロ野球の勝率は、勝ち数÷(勝ち数+負け数)で決まるようなので、本日時点で負け数の少ない巨人に首位を奪われてしまった。
    つまり、勝ち星は多いのだが以前にも指摘したように引き分けが阪神は少なすぎるのが響いてきたことになる。
    昨日の試合でも、チャンスが何度もありながら、あと1点が取れずに引き分けに持ち込むことすらできなかったというのがダメージなった。

    とはいえ、まだ試合数はある。直接対決も残っている。
    前半にできたことなんだから、これからもできないはずはない。
    気分を入れ替えて、集中して戦おう。



    2021年8月26日       神9−3De
    打線爆発、首位堅守

    昨日負けて正に尻に火が付いた状況でのこの試合だったが、ガンケル投手の踏ん張りと打線のつながりで快勝。

    特に打線では近本が先頭打者ホームランを含む3安打の活躍と、調子の出なかったサンズもいい場面で効果ある20号ホームラン、中野も価値ある得点打を打つなどこの日はストレスのない試合運びとなった。

    巨人、ヤクルトがかなり迫ってきているが、「追いつきそうで追いつけない。これは無理かな」と相手に思わせるようなしぶとさを見せてもらいたい。
    ファンとしては、むしろ「離せそうでなかなか離しきれない」と不気味さを感じる方が実態なのだが・・

    いずれにしても最後は「直接対決」で必勝しかない。

    あとは、ちょっと元気のない佐藤輝が心配。
    どこかで何かのはずみで一発ホームランが出るとまた乗って行けると期待しているのだが。

    ところで、ファームの方は現在13連勝中でウェスタン・リーグタイ記録という好調さらしい。
    今日は先発した藤浪も7回12三振奪取といい投球だったようで、どんなことでも自信につなげてまた1軍での活躍を期待したい。


    2021年8月19日       De5−4神
    一歩及ばず

    惜しい試合を落としてしまった。

    藤浪投手には好投すれば復活の格好のチャンスだったのだが踏ん張り切れなかった。

    初回からいきなり2失点したが、そのあとも苦労しながらなんとか調子を取り戻しかけたと思われたのだが。
    5回に同点にしてもらってやはり精神的な面で緊張が高まってしまったのだろうか、その裏すぐに2死まで取りながら再び2点を失う。
    コントロールが定まらないのが根本的にダメだとは思うのだが、球威そのものも落ちているのか、かなりDe打線にバットの芯でとらえられるような打球を打たれていた。

    打線の方では、9回に佐藤輝の23号で1点差にはしたが一歩及ばず敗戦。

    打線も、4回無死1,2塁のチャンスに3,4番で得点できなかったこと、
    6回は無死2塁の場面で2,3,4番がランナーを進めることもできず得点できなかったことなど、あと一歩及ばぬところが課題となった。

    あえて負けゲームを取り上げてみたが、このような負け試合を引き分けに持ち込むことが今シーズン特に大事なポイントだ。
    「負け数を増やさない」という意識を強く持って戦うべし。



    2021年8月14日       神9−3広
    後半戦始まる

    昨日から後半戦が始まった。

    昨日はうっかりとしていて中継を見落としたが、初戦敗戦でスタートし、2位の巨人が勝って今日の結果次第では首位陥落もあり得たのだが、なんとか今日は勝利して首位はキープ。
    サンズ大山がそれぞれ2ホーマーを打ち、先発野手全員安打というほぼ安心してみていられる試合だった。

    先発二保も、6イニング途中降板とはなったが、3失点でしのぎ、移籍後めでたい初勝利。
    これからも活躍してくれるだろう。

    リリーフした及川、アルカンタラ、馬場の3投手とも被安打0の完璧な投球で心強い結果を示してくれた。


    2021年7月14日       神3−4De
    首位で折り返し

    巨人も負けてくれたのでどうにか2ゲーム差で首位を保ったとは言うものの・・・

    交流戦以降、やはりどうもチグハグ状態が改善しない。
    打線がつながることが少なくなったこと、投手陣が総体きっちり抑えられないことが多いことなど。
    ヒットが出た試合でも残塁が多いとか、ピンチで2アウトまでこぎつけたのに最後で失点してしまうとか。

    いずれにしても、ここぞ!の場面に弱いという旧来の「チームカラー?」が復活したような・・

    今季は延長がないので、負けを少なくする、すなわち「負けゲームを引き分けにする力」が非常に重要なのだが、その意味で阪神はそれが極端に少ない。

    しかし、何事も前向きに考えることが大切。
    このオールスター期間に休養、リラックスして疲労を取り除き、まだ貯金が15もあると自信を取り戻して、再開後は再び更なる快進撃を期待したい。



    2021年7月10日       神1−8巨
    踏ん張りどころ

    初戦は8回ピンチの場面での降雨コールド勝ちとなっていわばラッキーな勝利でした。

    「運も実力のうち」と一気に連勝につなげるべきところ、残念ながら先発の伊藤の躓きで大敗となってしまいました。
    しかし、それよりも塁上走者をためながら好機に打てなかった打線を責めるべきでしょう。
    初戦のように、下位打線からつながって得点するような好調時の姿が再び見られ始めた傾向もあるのですが、まだもう少しといったところでしょうか。

    不調だった大山を7番に下げてちょっといい形になってきたのに、すぐに4番に戻したのは如何なものか。
    勝っているときはできるだけ打線などいじらない方がいいのだが・・・・

    最近気になるのが佐藤選手です。
    一時のようにバットを折られることはほとんど見ることがなくなったのだが、内角球の特に高めの空振りが目立ちます。
    思い切って「内角球はすべて捨てる」くらいの方がよいのではと思うのですが。
    見逃し三振もよしとするわけです。

    もしくは、打席の立ち位置をほんの少しだけ(バースほどとまでは言わないが、半歩ほどでも)ホームベースから離れるといった試行錯誤も。

    多分コーチも何らかのアドバイスはしているだろうとは思いますが・・


    前回のように初戦を勝利しながら続く2試合を連敗することのないように第3戦は強い気持ちで臨んでいただきたい。


    2021年6月26日       神1−3De
    眠りに入った?

    交流戦を順調に終えた後、若干黄色信号が灯りだした気がする。

    最初の巨人戦では、初戦をしっかりと勝利しながら続く2試合を連敗して結局カード負け越し。中日戦では2勝1敗と勝ち越して立て直したかに見えたのだが、昨日からのDe戦は初戦は完封負け、今日の第2戦も1-0から1-3の逆転負けと下位を低迷するチームに連敗。

    2位の巨人がしぶとく勝ち続け、最大8ゲーム差あったのが、わずか8日でで3.5に縮まってしまった。

    実は先の巨人戦の初戦(7-1と大勝した試合)、4回までに7-1とリードしたもののその後得点が入らず、先細りの気配が漂い始めた7回に先頭打者点マルテが、楽々2塁打となるべきところ怠慢走塁で2塁ベースでアウトになってしまうという場面があった。

    この怠慢プレーが阪神全体の油断の象徴として巨人に勢いづけるようなことにならなければいいが・・と危惧していた。
    首脳陣はどう対応したのか知る由もないが、いかに調子が良いにせよ次の試合マルテを外すくらいの処置をとるかどうか注目していたのだが、いつも通りの起用だったのでがっかりしたのを思い出す。

    その心配が現実になったとは思いたくはないが、このDe戦では、まるで全員休暇に入ったように急に点が取れなくなってしまった。

    こんなときこそ、監督の選手起用や作戦で力を発揮するべき時なのだろうが、それもちぐはぐな気がする。
    投手交代のタイミングや、バントのサインなど、選手の気持ちにプレッシャーをかけるようなタイミングであることが多いような気がする。

    これまでは打線自体が活発で、近本が打てなければ中野が打つとか、佐藤がだめでもサンズが打つなど、互いにカバーしあってうまく回っていたのだが、ちょっと全員が打てなくなってきているのが気になる。

    佐藤も、また最近ボールの見極めが雑になってきたように見えるのだが、疲れもたまってきているせいかもしれない。

    でも、確実にチーム力はついてきているのだから、また目覚めて集中力を取り戻して快進撃してくれることを信じています。


    2021年6月13日       楽5−6神
    6連勝・交流戦終わる

    今日もしびれるようなゲームで勝利をもぎ取り、楽天にも3連勝して交流戦が終わった。

    3回に楽天新人で好成績を残している早川投手から中野のヒット、盗塁のあとマルテの2塁打で先取点をあげるも、4回裏逆転されたが、直後の5回表には近本2ランで再び勝ち越す。
    さらに7回表は中野の2点タイムリーで5-2とし、勝利は固いかと思われたが、その裏からリリーフした馬場が2点取られて1点差に迫られ、さらに8回裏には藤浪がホームランを打たれてついに同点とされ、先発ガンケルの勝ち星が消える。

    土壇場で追いつかれるという試合の流れ的には、良くても引き分けかと思われた。
    そしてその最終回、2者倒れてあっさりと2死。
    3人目の打者梅野も2ストライクと追い込まれ絶体絶命となってしまったのだが、・・・なんと、粘ってそこから今日3個目の四球を得て塁に出る。
    こうなると一気に情勢は変わる。
    この日、梅野は5回、7回と2死走者なしから四球を得て、そのあと得点に結びついていたので、まさに2度あることは3度との期待が膨らんだ。

    そして、次打者近本が見事に決勝3塁打を放って試合の決着をつけた。

    ゲームを通じての大殊勲は梅野をまず挙げたい。もちろん、決勝打を含め3度ともこのチャンスを得点に結びつけた近本中野の活躍も言うまでもない。

    この試合、得点シーンはすべて2死走者なしから足を絡めるなど、本当に身震いするばかりの強さを見せつけられ、あらためて頼もしくなった阪神を実感させられた。

    これで39勝19敗2分で2位巨人と7ゲーム差。
    交流戦後の暫しの休息をとって、また後半戦もさらに飛躍することを期待しましょう。


    2021年6月11日       楽2−3神
    4連勝

    交流戦はオセロのような白黒交互が長く続いていたのがようやく連敗で途切れてしまいましたが、その次に勝ってから4連勝まで伸ばしました。
    前カードはパ・リーグ最下位の日ハム相手でしたが、この日はパ・リーグ首位の楽天相手で、セ・パ首位同士の決戦の初戦を勝ちました。

    やはり、力をつけてきているのを実感します。

    青柳投手は初回、2回と1点ずつ先取点を取られながら、その後は粘り強い投球で楽天の強力打線を抑え、マルテの見事な逆転ホームランを呼びました。
    マルテについては、元来打球が上がらず、3塁ごろかショートゴロが多いため、走者がいるときに併殺打の多い打者との印象が強く、私としては信頼度の低い選手だったのですが、今シーズンは選球眼もよく、勝負所でしっかり打てる心強い打者に変身して評価をグングン上げてくれています。

    残り楽天との2試合で交流戦も終了。

    もうひと踏ん張りして連勝を伸ばせばもちろんいうことないが、ぜひあと1勝は勝って勝ち越しで終わりたいものです。



    2021年5月28日       西7−10神
    正に怪物、佐藤輝

    ホントにびっくりしました。
    これだけ期待に背かない選手を見たことがあったでしょうか。

    佐藤輝選手が9回2死という土壇場で試合を決める鮮やかな3ランホームランです。
    それも2回に先制ソロ、6回にはサンズが同点からの勝ち越しソロを打ったあと、さらに試合を有利にするこの試合2本目のソロホームランを打っていたあとの3本目の決勝ホームランです。

    このところ10試合以上ホームランが出なくて、若干プロの壁にぶち当たったのだろうかとの不安も感じたのですが、ただ以前にも書いた通り彼は3試合には1本ホームランを打てる打者だと思っているので、そろそろ出てもいいころではないかと、それもその計算からいけば2本くらいとの予感もあったのは事実です。
    その期待を裏切らなかったのだから、驚きです。

    6回攻撃を終わった時点で4-2と勝っていて、さらに同点にされた直後の7回に再び1点勝ち越したその裏、3点を取られて一挙に2点のビハインドでむかえた最終回でした。
    この試合では大山マルテもいい働きをしてくれました。

    少し不安なのは投手陣です。
    先発の安定感も少々欠ける感がしないでもなく、中継ぎ陣も完璧に抑えることがちょっと減ってきたような気がします。

    疲れも出るころだろうが、なんとか踏ん張って、特に今季は延長戦がないので負けている試合は何とか引き分けに持ち込むことが望まれます。

    そんな中、この試合8回にリリーフした斎藤投手が1イニングを完璧に抑えプロ初勝利を挙げたのはおめでたく、またプロ初登板したもう一人の及川投手も今後への期待が膨らむところですね。


    2021年5月19日       神3−1ヤ
    西純矢、プロ初登板初勝利

    2年目の西純投手がプロ初先発で5回をノーヒット無失点で初勝利をあげた。
    おめでとう! 先日のアルカンタラ投手に次いで、また新しい戦力の誕生だ。

    初回はさすがにかなりの緊張だったようで、ストライクが思うように入らずいきなり2者連続四球で大きなピンチを迎えたが、そんな局面で何とか踏ん張って得点を与えなかったという事実が、この選手の真の強さを感じるし、勝利投手になれたことの運の強さを感じた。
    特に、彼に代打が送られた5回に近本の先制ホームランが出て、唯一の勝ち星の付くチャンスが生かされたというのは正に強運といえるだろう。
    この世界は実力が基本的に必要ではあるが、運の強さも生き延びていく選手に共通の必須項目だと思う。
    今後の楽しみがまた一つ増えました。

    それともうひとつこの試合で大きな功績を残したのは2番手で6,7回をパーフェクトに抑えた馬場投手だ。
    本当に頼もしい選手に成長してくれたものだ。

    ところで少し心配なのは、打線の方がチャンスに打てない場面が増えてきたことだ。
    注目の佐藤輝も少し疲れが出てきているのだろうかバットがボールの下を通過するのが目立つ。
    ただ彼の力からすれば、間もなく再びホームランが出るころあいだとも思って期待はしています。

    この試合でも、1点差に詰め寄られた嫌な雰囲気の直後、最近これも少し当たりが低下気味かと思われたサンズが、値千金のホームランを打ってくれて、このように誰かがカバーしてくれるということがまだ継続できたのが心強い。


    2021年5月16日       巨5−6神
    巨人に勝ち越す

    前日は2点ビハインドゲームで、終盤同点、逆転のチャンスを作りながら決定打が出ず結局負けてしまい、強力打線に少し陰りが出てきたのかと心配していたが、今日は苦戦しながらも勝利してこのカード勝ち越して、ゲーム差4.5に戻す。
    初登板の新加入アルカンタラ投手がうれしい初勝利。

    しかし今日も4回で2-6と大きくリードしながら、5,6回の攻撃がいずれもあっさりとした三者凡退で嫌な流れを感じていたら、案の定6回裏にアルカンタラが3点を奪われてあっという間に1点差。
    その後リリーフ陣岩貞、岩崎、スアレスのしっかりした投球で何とかそのまま逃げ切った。

    注目の佐藤輝は3三振と振るわなかったが、その代わりに今日先発起用された陽川が逆転ホームランを打つというように、誰かが必ず代わりにカバーしあって勝利できていることは何より心強い。
    ただ、打線は7回以降も結局三者凡退を続けて5イニング無走者で終わったのはちょっと不安。
    しかし実のところ、まあ若いチームなので次のカードには再び勢いを戻してくれるものと信頼しているところだ。


    2021年5月13日       神2−1中
    終盤逆転、貯金15

    何度かのチャンスをモノにできなかったタイガースだったが、7回2死から同点にして、8回にはついに逆転。

    7回は2死後、1点は取られたものの粘投していた秋山の代打原口が四球で出塁。
    ここで代走の熊谷が2盗に成功、2死2塁から近本が値千金のタイムリーヒットでようやく同点。
    そして、8回マルテ・佐藤が凡退した2死後サンズが決勝ホームランを打つ。
    絵にかいたような逆転劇でした。

    このところややチャンスに打てない傾向が見られた打線だったが、まだ「強い勝ち方」をつないでくれたのが心強い。
    もう一つ褒めたいことは、2度の盗塁失敗があったにもめげずに、7回の2死という場面で三度目の盗塁を企てたこの積極的な采配だ。

    この際ついでにいうと、一昨日の試合では本日と同じように負けていたゲームを終盤追いつき、そして次のイニングにはさらに無死2塁をつくった逆転の場面で、中野にバントを命じ、これが失敗して結局逆転ならず引き分けに終わったのだが、あんな押せ押せの場面で、走者1塁ならともかく、成功しても無条件にアウトを一つやるバントのような消極的な采配は今後やってほしくない。

    さて、いよいよ次は東京ドームで巨人戦である。
    巨人もこのところ続けてビハインドのゲームを最後の土壇場で逆点したり、追いついたりして首位阪神に追いすがっているのはさすがであるし、不気味である。
    気を引き締めて、勝てるときには確実に勝ち、できるだけ引き離しておきたい。



    2021年5月4日       ヤ5−11神
    新人中野も猛アピール

    新人は佐藤だけではないぞ!とばかり中野も大活躍。
    キャンプ中からきらりとするところを見せてくれていたが、シーズンに入っても競争の激しいショートで今のところほぼレギュラーをつかみ取った感じの活躍を続けている。
    今日は、4打数3安打でプロ初ホームランも出た。

    我が家のテレビでは映らないチャンネルでの放映だったので、ラジオを聞いたりしていたが、初回から3回まで3度併殺を続けるという悪い攻撃リズムだったし、先発の西投手も点を取ればすぐに失点するといったようになんとなくピリッとしたところに欠ける投球だった。
    5回には大山のまずいプレー(エラー)もあって、とうとう逆転されてしまい、しばらくラジオも切ってほかのことをやっていた。
    今日は無理だろうかと思いもしたが、夕方改めてラジオのスイッチを入れたら、中野のヒーローインタビューが終わったところのようで、聞いていたらなんと終盤に大量得点して11点も取って勝っていたと知りびっくり。

    昨日先発出場でいいところのなかった陽川が代打で同点2塁打を打ち、昨日のうっ憤をすぐに晴らした活躍も見事。
    マルテも勝ち越しホームランを打ち、今年は獲得四球も多くずいぶん頼もしい存在になっているし、サンズにもホームラン、そして佐藤輝は昨日に続いて今日も打って9号。

    今年は本当にストレスのないシーズンを送らせてもらっております。



    2021年5月2日       神7−3広
    佐藤輝、初の4番で満塁本塁打

    やっぱり持ってる男ですね。
    プロ初の4番を任された試合で、さっそく誰もが欲しい場面で逆転満塁ホームランを打ったのですから。

    佐藤逆転満塁ホームラン(テレビ画面より)

    5回までアップアップだったガンケルに勝利投手をプレゼントです。
    2ストライク(2ボール)と追い込まれた情勢で、体勢を崩されながらもライトスタンドへ叩き込む人並外れた馬力も驚きです。
    もう一度訪れた満塁のチャンスには、2打席連続満塁本塁打とはいかなかったものの、打点1を稼ぐレフト前のヒットを打ちました。

    チームとしても頼もしいとともに、この試合出場を外れた4番大山もうかうかしてられません。

    今年はどのポジションもこのようなチーム内競争が激しく、チーム力が間違いなく上がってきたことが実感され、頼もしい限りです。



    2021年4月24日       神13−1De
    連敗止めた、新人伊藤将!

    巨人に連敗から昨日はDeにも惨敗して3連敗。このままずるずると負け続け6〜7連敗してしまって結局は元の阪神に戻ってしまうのではないかとの危惧も若干あったのだが、今日は打線も大爆発して快勝してよかった。

    新人の伊藤将投手は落ち着いた投球で味方打線の援護にも恵まれ、結局9回を一人で投げぬいた。
    見事な完投勝利は今季新人で一番乗り。
    彼も頼もしい新人だ。

    打線は、初回からマルテの先制打のあと、満塁のチャンスに佐藤輝が2点打、さらに再び作った満塁で、久しぶり先発出場の木浪が意地を見せて走者一掃のタイムリー2塁打を打ち早々と6-0のリードを作る。
    そのあとも順調に得点を重ね、先発全員安打の合計18安打13点の大勝となった。
    先日来、ホームラン以外の適時打が少なった中、少し安心モードを感じさせてくれた。

    この調子で、勝てるときにしっかりと勝ち星を稼いでいただきましょう。



    2021年4月21日       巨3−2神
    連勝ストップ

    巨人に逆転負け。
    昨日に続き、初回から近本の先頭打者ホームランとマルテのホームランで早々に2点先取。
    昨日の勢いそのままで連勝との期待も高まったのだが・・
    先制点を取った試合は全勝というジンクスが残念ながらくずれてしまった。
    気分が悪いのは、その相手がやはり巨人だったということ。

    阪神がこれほど勝ち続けてきたのに、選手が固定しないままの巨人がずっと追い続けてきているというのは何とも気持ち悪いし、やはり優勝への最大の難関ということだろう。
    初回2点取ったあとも1死2塁のチャンスにサンズ・佐藤で得点できなかったのと、1点差に迫られた直後の3回に、糸原の3塁打で無死3塁というチャンスを作ったのに、3,4,5番のクリーンアップで得点できず流れをつかみ損ねたことが一番の敗因だった。

    あとは、ちょっと復調しかけたかとみられた佐藤がやはりまだ波に乗れないのが気になるところ。
    もう一度、「内角を捨てる」気持ちで打席に立ってみてはいかがだろうか。

    「負けた次の試合は絶対に勝つ!」を実行してほしい。
    あえて、負け試合を掲載した。



    2021年4月18日       神10−7ヤ
    7連勝、貯金11

    今日も勝った。
    初回から打線が爆発、5回までに8-0と圧倒。ただ、6回以降もつれてしまう展開となったが、何はともあれ結果良し。
    ガンケルが無敗の4連勝。
    近本大山にもあたりが出てきたようだ。

    新人佐藤輝に快音は聞けなかったが、中野が打撃、守備とも試合の中で価値のあるいい働きをしているのが目立つ。
    もっとも、今日は最後でひとつだけ送球エラーをしてしまったが。
    キャンプですごくよかった新人投手の石井は、調子を落としているのか今はちょっと冴えない。

    今日、めでたく育成から支配下に契約された2年目の小野寺選手が楽しみだ。早い機会に1軍昇格もあるだろう。
    新外国人もいるし、これからますます注目選手たちに目が離せない。

    さて、この勢いのまま次の巨人戦に臨んでいただきたい。


    2021年4月16日       神2−0ヤ
    6連勝、貯金10

    強い。
    打線が振るわなかったが藤浪の2ランで勝つ。
    今はどんな形でも勝つことができている。

    まだ始まったばかりではあるが、やはり地力は相当ついてきたようだ。
    い場面でホームランも出るようになったし、調子の出ない選手がいても誰かがカバーしている。
    投手陣がそれぞれ力を発揮しているし、ランナーを出しても簡単には失点しないという「強さ」がどの投手にもみられる。

    ただ、この快進撃にファンは大満足なのだが、これだけ連勝しているのに巨人との差はまだたったの3ゲーム。
    いい形の間にできるだけ勝ち星を増やしておこう。
    そしてこれから負けることもあるだろうが、「負けた次の試合は絶対に落とさない」を意識して臨めば夢は必ずかなう。


    2021年4月9日       De2−9神
    藤浪久しぶりの勝利

    久しぶりに藤浪が勝利投手になった。
    これは彼自身と阪神の今後にとっても本当に良かった。
    コントロールに難があって、たびたび走者を賑わしてはいたが7回に2ランを打たれるまで何とか失点せずに持ちこたえてきた粘りの投球ができて、一皮むけたなという感じだ。
    今後さらに自信も取り戻し、勝ち星を増やしていくことが楽しみ。

    さらに、佐藤輝も久しぶりに、横浜球場のライトスタンドオーバーというどでかいホームランを打った。
    これは予感通りのもので、実は彼は5試合に1本はホームランが打てる選手だとみていて、そろそろ出るころだと思っていたところだ。

    前日の巨人戦は完封されてしまったが、この日は打線もつながりまたこれから連勝をのばしておきたい。


    2021年4月7日       神7−1巨
    伊藤将投手、プロ初勝利

    新人の伊藤将が2度目の先発、7回1失点という見事な投球でプロ初勝利を挙げた。
    おめでとう!
    直球も勢いがあるし、まずコントロールの良さに驚いた。
    ランナーを出してもバタバタしないし、実に安定感があって今後の期待も膨らむ。

    佐藤輝だけでなく、中野選手、井上大投手も含め、今年の新人選手は頼もしい。
    最近、空振りが見だっていた佐藤輝も再びバットに当てる機会が多くなってきて、内野安打といえどもヒットも出だし、また近いうちにホームラン量産の期待も膨らんできた。

    昨日は西投手で勝ち、巨人に連勝。
    昨年は、開幕早々巨人に3連敗、その後もかなり連敗をしてしまったが、今年はそのお返しだ。
    明日も勝ってって、まずカード3連勝をかなえてほしい。


    2021年3月27日       ヤ5−9神
    佐藤輝プロ第1号ホームラン

    早速、ペナントレース2戦目にしてプロ第1号を打ちました。
    ほぼ、ファン大勢の予想通りだったでしょう。
    初回の阪神の鮮やかな先制攻撃の中、2点先取した場面でいきなり相手をくじかせる2ランだから一気に勝利ムードを作り上げました。

    佐藤プロ入り第1号(テレビ画面より)

    また3回の攻撃では、佐藤輝が歩いた後、梅野の追加2打点の2ベースも価値がありました。
    先発の青柳も6回は少し苦しんだけれど、安定感のある投球でシーズン初登板としては立派な投球でした。

    途中出場の陽川も初打席でホームランを打ち、代走出場の江越も立て続けに2盗、3盗と存在感をアピール。
    オープン戦からこういった代わりの選手たちもそれぞれしっかりと結果を出す流れが、見ていて本当に頼もしい。

    個人的にはただ一つ、ファームスタートとなってしまった高山には、腐らず、来るべきチャンスにしっかり備えてほしい。 必ず君の力が必要になる時が来る!


    2021年3月26日       ヤ3−4神
    開幕。白星スタート

    いよいよ始まりました。
    初戦は一点ずつの取り合いで、最終的に一点差で競り勝ち幸先良いスタートとなりました。
    佐藤輝選手は初打席でチーム初の打点を挙げ、さっそく存在感を発揮。
    残念ながら初安打、ホームランはおあずけ。
    しかし、途中出場の中野選手は初打席でヒットを打ち、新人で最初に打った選手となりました。

    先発の藤浪は苦しみながらも5回を2点に抑え、残念ながら勝利投手の権利は逃がしたが期待の持てる滑り出しでした。
    また、新人の石井大投手も大事な勝ちゲームの1点差の局面で初登板を果たし、残念ながら2死後同点打を打たれてしまいましたがなかなか堂々たる投球を見せてくれました。

    今日は何といってもサンズが決勝ホームランを含む2ホーマーと、頼もしい活躍をしてくれました。

    今年もまたぞろ一喜一憂の日々を送ることになります。

    2021年3月16日       ヤ6−9神
    まさに怪物!佐藤輝

    また打ちました。オープン戦トップの第5号ホームラン。
    「いいけれど、このままではインコースを突かれると打てない」といったとかどうとかの張本評をあっさり覆したこのホームランは、左投手からのインコースを完璧に引っ張り捉え、ライトスタンド上段に叩き込んだのだから、もう怪物としか言いようがない。

    それでも、「まだオープン戦だから」と冷静な自己分析もできるこの佐藤輝選手にはますます期待が膨らみっぱなしです。
    今年の阪神は本当に楽しみ。



    2021年3月14日       神1−0巨
    及川も躍り出る

    「お前もか!」という感じでまた期待の新顔が出てきました。
    1軍での初登板でおまけに永遠のライバル巨人を相手に先発し、4回を無失点という素晴らしい結果。
    2年目の及川投手。
    4回53球1安打2四球という数字から、安定感が感じられ同期の西純にも決して引けを取りません。
    2番手の馬場投手も、昨年来かなり安定した投球をみせていましたが、この試合でも要所を抑える信頼感を持たせてくれる結果を残しました。
    どちらも、ピンチを迎えても何とか無失点でしのいだという点が凄い。

    佐藤輝は今日もホームランを打って、すでにそれが当たり前のように感じられます。
    ゲーム中のライブの画面ではファールかどうかおまけ気味のようにも見えたが、夜にリプレイ画像で見てみると明らかにポールの内側を通っている堂々たるホームランでした。
    あとのコメントも「優勝するためには絶対勝たねばならない相手なので・・」とまさに中心打者の貫禄。

    今年は、ベテラン、外人よりも新進若手の活躍が本当に楽しみです。



    2021年3月10日       神9−3広
    期待膨らむ

    オープン戦に入って、ますます期待が膨らむばかりです。
    今日はやはり佐藤輝が期待を裏切らず甲子園で初ホームラン。
    昨日の甲子園初試合では、初打席に打点付きのヒットを打つなど、これほどまでに期待通りの結果をすぐに示してくれた選手を見たことがありません。
    打席での態度からしてすでに一流の中心選手の雰囲気を感じます。

    佐藤ホームラン(テレビ画面より)

    今日は試合後のハイライトダイジェストしか見ていませんが、彼以外でも打線は活発で、 けがで退いた原口の代わりに出た長坂も、すぐに結果を出すし、オープン戦といえど、かつて優勝した時のような見る者をワクワクさせる「打ち勝つ」試合をしてくれています。

    先発した斎藤という投手も、失点はしたもののなかなか力強い投球をしたようだし、今回も石井大が安定した好投を続けたし、ペナントレースでの戦力として十分に期待できそうです。

    監督も、出場させる選手の選択に困るようなうれしい悲鳴ではないでしょうか。



    2021年2月27日       中1−8神
    楽しみな新顔たち

    この日の中日との練習試合は気分の良い勝ち方をしました。 この時点で勝ち負けはともかくとして、投手では青柳、藤浪が順調な仕上がりを見せたほか、2年目の西純、四国リーグ出身の石井大も好投しました。

    打線においては育成の小野寺選手がどでかい3ランを打ったし、新人の中野選手もヒットを打ちアピールしていました。

    小野寺ホームラン(テレビ画面より)

    これらの選手以外でも、今年のキャンプ情報、紅白試合、練習試合など見る限り、新人、新加入選手やこれまで表舞台に出ていなかった選手が本当に活躍しています。

    もちろん、この日はヒットの出なかった佐藤輝選手や、そのほか井上榮枝、巨人から加入の山本なども皆、実戦的な頼もしい選手がそろっています。
    彼らに共通して言えるのは、みなそれぞれの雰囲気をすでに持っていて、なにかやってくれそうな気持にさせてくれます。

    まだ来日していない外国人選手もいますが、ペナントレース本番でもいきなり彼らにまかせるのではなく、その時点で上記若手たちが好調を続けているのなら、少なくともその選手が調子を落とすまでは使い続けるべきです。

    高山選手や陽川選手も頑張っているし、誰に忖度することもなくチーム全員としての実力本位で均等にチャンスを与える中での競争でベストな選手起用に徹してほしいものです。



    2021年2月9日       
    佐藤に一発

    初めての対外試合(対日ハム戦)でチーム第1号のホームランを期待の新人佐藤輝が打った。
    練習試合とはいうものの、いったんは逆転打となる本塁打で、期待通りの結果を残すのはさすがだ。
    すでに打席での雰囲気はじめ、一挙一動が堂々としてゆとりすら感じさせる大物だ。
    次の打席での勝ち越しの2塁打と、第1打席での初ヒットを含め3安打。

    この試合では佐藤輝以外にも新戦力が大活躍。
    2年目の井上も2塁打を含む2安打。

    新人の中野、2年目育成小野寺、新人栄枝、巨人から移籍の山本などはつらつとしたプレーを見せてくれたし本当に楽しみだ。
    私個人的に評価している高山も、これまでしっかりと結果を出してくれている。

    投手では西純矢選手が3回で3点を取られたが、投球内容には落ち着きがあり、ピンチになってもバタバタしない精神力の強さを感じたし、また勝ち越されて降板した後に再逆転してくれるなど、「負けにくい」「勝てる要素のある」運も持ち合わせた選手だと感じた。

    外人選手もいっぱい補強しているが、首脳陣はあまり彼らやベテランに過剰な忖度せず、これら新鋭の選手たちの芽を摘まないように願いたい。



    2021年2月1日       
    キャンプイン

    いよいよ今年も始動しました。

    チームも、選手も、ファンも念願の優勝のために本当に大事な春季キャンプです。
    「優勝」を強く意識して、「そのためにはどうすればいいのか」これをしっかりとこなしてほしいと思います。
    1軍に呼ばれた選手、ファームでスタートする選手、境遇は必然的に異なりますが、選手個人は自己のレベルアップを目指して、後悔しないよう研鑽してほしいものです。

    今期もまた大勢の外国人選手が入団しました。
    もちろん、彼らがそれなりの力を発揮して優勝に力を貸してくれることは望みますが、一時のどこやらのチームのように、金にモノを言わせて目先の繕いをするような方針にはあまり賛成できません。

    期待の大きい新人たちも加入しました。
    特にドライチの佐藤輝選手がどれほど力を発揮してくれるのか楽しみです。
    また、2年目の井上選手にも注目しています。

    しかし、1軍と2軍を行ったり来たりしているな選手が多いチームですが、そのような日本人選手たちの奮起を特に期待しています。
    高山、中谷、板山、陽川、木浪、北条、などの中からレギュラーをつかみ取る選手が出てきてほしいですね。




    2020年12月17日       
    総括

    今シーズンを振り返ろう。

    ペナントレースの順位2位は、去年までと比べてまあ良しといえるだろう。
    でも、当事者として球団フロント、監督など首脳陣、選手たちはこれで満足してもらっては困る。
    首位巨人と大きく離れての2位なのだし、その巨人に大きく負け越しているのだから。

    選手に関しては、チームの殊勲選手は西投手と野手陣では近本をあげる。
    大山は確かに本塁打王、打点王争いに加わるほどの成長を見せてくれたが、シーズンを通じて勝利に貢献した度合いでは近本だと私は評価している。
    彼が打てなかった試合は負けることが多い、すなわち「負けを背負っていた」のは近本だったような印象が強い。

    あと印象に残っている選手としては、サンズ梅本青柳など。

    シーズンを通じてしっかりしたレギュラーと呼ばれるポジション、選手が少なかったのは残念だったが、それこそ来季への大きな目標を持てる選手がたくさんいるということだろう。
    ドラフト入団の新人をはじめ、今年も多くの外国人選手を補強したようだが、高山、木浪、北条、藤浪、高橋遥人、そのほかにも数多くの有望選手がいるので、彼らにはぜひ来季は台頭してきてほしいものだ。



    2020年12月7日       
    新庄剛志

    今日、プロ野球のトライアルがあって、元阪神、日ハムの新庄選手が48歳にしてトライアルを受けたそうだ。

    以前から話題にはなっていたが、まさに有言実行。
    少なくとも、彼の積極的で前向きな姿勢は賞賛に値する。

    さて、阪神タイガースであるが、ともかく彼を取ることを考えてもらいたい。
    阪神の場合、何もしなくても人気があり客は入るかもしれないが、この話題性に富んだ選手への注目は人並みではないし、実は、戦力的な意味からも価値ある存在となれる選手だと思う。

    1〜2年前からyoutubeなどで彼の言動や、他者との会話などをたくさん見ていたが、見かけとはかけ離れて実は影でものすごい練習や準備を行ってきたし、周りに対する気遣いも十分、そして彼の野球に対する姿勢は実はまさにストイックで、野球理論もしっかりしていることを理解した。
    特に外野守備、特にスローイングについて、若い選手にはしっかり教えたいとの意向も開陳していた。

    日ハムのチームカラーをコロッと変えてしまったように、矢野監督が言っているように、常に「客を楽しませたい」を第一に考えて実践してきた選手なので、1年だけでも在籍すれば阪神の若手選手には大いなる刺激と活性化に寄与するものと信じている。
    選手としても、けがで十分出場できずさほどチームに貢献できていないようなベテラン選手を使うなら、新庄の起用は充分期待に応えるものだと思う。



    2020年12月1日       
    ソフトバンクの強さ

    ペナントレースは2位で終わり、日本シリーズも終了、今シーズンもすべて終わりました。

    阪神が赤子の手をひねるようにいいようにやられっぱなしだった巨人を全く寄せ付けず、4連勝で一気に日本シリーズを決したソフトバンクの圧倒的な強さに驚き、うらやましく思いました。
    阪神監督、コーチ、選手はじめ、球団関係者はどのように見たことでしょう。
    この現実をしっかり認識して、相当の覚悟で来季に向けて対策をそれぞれが考え実行してほしいものです。

    とりあえず、選手層の厚さに驚かされました。
    出てくる投手誰をとってみても、スピードは早く威力のある速球を投げ、コントロールも抜群。ほとんどストライク先行で勝負していました。
    投手陣はいいといわれている阪神ですが、特に多くの投手がコントロールに苦しむ姿が記憶に残っているだけに、その実力差を彼ら自身がどのように感じているかが気になります。

    打撃陣もいい場面で打てる、つまり点が取れる打線という点ではうらやましい限り。
    こういった頼りになる打者を一人でも多く来期は育ててほしいものです。

    また、選手たちの意識の高さも感じさせられました。
    あの周東選手でさえ、「自分程度の選手はいくらもいるので、油断していたら出場できなくなる」と危機感を持ち続けている。

    阪神選手たちも、これを胸に刻み、緊張感をもって練習、試合に臨んでほしいものです。

    2020年11月11日       神1−0De
    シーズン終了

    今季最終戦はDeに勝利して終了。

    8回裏にようやく上げた決勝点だったが、近本の3ベースでの1点。
    そのあと無死3塁で、続く江越、陽川、中谷がともに凡退して追加点取れず。
    この3人、同じようなタイプで、残念ながら当たれば大きいのも打てるが、当たる確率が低い。チャンスには脆く、弱いという特徴を持つトリオだ。 結局、今年もそのあたりがほぼ解消できず、最終試合でも改めてそれが露呈した感じだった。

    それでも、最後は今季限りで阪神を退団する能見が1イニングを抑えセーブ投手となり有終の美を飾れたのはよかった。
    先発の藤浪はピンチも作りながらも5回を無失点で切り抜け、このところ数試合も含めて来期への期待が持てる終わり方であった。

    最終成績は60勝53敗7分のリーグ2位。
    成績的にはよくやったというべきか、ただ締めくくりのあいさつで矢野監督も認めたように、巨人に大きく負け越した点は来季への大きな、そして絶対に解消すべき課題だろう。


    2020年11月7日       
    惜別

    一時代の阪神を支えてくれたベテランが退団することになった。

    福留は何と言っても阪神に最も欠けている「チャンスに強い、ここぞという場面で頼りになる」選手だった。
    若手選手に対する影響という意味でも大きな功績を残してくれたと思う。
    能見は、巨人打線を寄せ付けない素晴らしい速球とチェンジアップで存在感を示してくれた時代が懐かしい。
    上本選手は、小柄ながらやはりチャンスに強く長打力にも期待できる選手だった。
    個人的には好きな選手で、怪我という不運もあったが、出場機会に恵まれなかったのがもったいなかったし気の毒だった。
    彼らはいずれもまだ現役続行の意欲に燃え、他球団ででも活躍されることを祈りたい。

    ほかにも岡ア、伊藤隼太、高野、横山、福永各選手も来期の契約はされないという。

    誰しもいつかはこのような局面を迎えるのは致し方ないが、特にベテラン選手の引き際に対する球団の接し方に疑問を感じざるを得ない。
    昨年の鳥谷選手の場合もそうだったが、何か選手たちへの敬意なり配慮が欠けているようで、真に強くなれない根本的な要因がこういった球団の姿勢にあるのではないかと思えてならない。


    2020年10月30日       De3-3神
    秋風寒し

    2点差、9回2死の土壇場でスアレスが同点ホームランを浴び勝利が手のひらからポロリ。
    なんとか2死までこぎつけたものの最後に来たのがロペスと聞いて、何度か彼に煮え湯を飲まされてきたイメージが強く、半分くらい覚悟していたら残念ながらその通りに。
    6回を1安打に抑えていたガンケルの勝利もフイになる。
    何度かのチャンスで1点ずつしか取れなかった打線の不甲斐なさも敗因の一つ。

    このように、肝心のところでの「詰めの甘さ」こそ、阪神のまだまだ拭い去れない課題でしょう。

    これによって、巨人の今季のリーグ優勝が決定。
    阪神こそ、巨人の優勝に大きく貢献したチームともいえます。

    残り試合は、個人選手のタイトル争いにも執念を持って最後まで戦ってもらいましょう。


    2020年10月24日       神2-1巨
    意地を見せた

    ペナントレースの行方に興味が失われてあまり投稿もしていませんが、それではいけないと反省。

    7勝15敗という対戦成績が物語るように、圧倒的な差であしらわれている現状は情けない限りですが、高橋遥人が踏ん張ってなんとか巨人に勝ちました。
    高橋は前回菅野との投げ合いで、わずか1失点で負け投手になりましたが、今日は勝ち星がついて何よりでした。
    この試合も、同点にされ代打の原口が打点をあげてくれたから勝ち星がついたが、もしあの回点が入っていなければ勝ち投手の権利がなくなっていたところです。
    その点、このごろ続けていい場面で打点をあげてくれている原口が頼りになります。

    何とか5割もキープ。 残念ながら、このあたりでウロウロしている程度の実力ということでしょうが、あとは大山がホームラン王、近本が盗塁王を取ってくれるのを楽しみに応援しましょう。


    2020年10月16日       神5-0ヤ
    井上プロ初安打・初打点

    首位との差が広がるばかりで歓心も薄まり、ちょっとぼやっとしている間に2位はおろか、中日にまさかの3連敗して3位転落。

    さらに、今日負けたら4位転落だったところ、やはり頼りになる西のおかげでなんとかヤクルトに勝ち、3位と5割はキープ。
    そして、ようやく1軍に上がってきた期待の新人の井上がこの試合でついに初安打となる2塁打を打ち、初打点もあげた。

    テレビ画面より

    やはりスター性がある選手で、本当に楽しみ。

    また、最近の大山が絶好調でホームラン王に手の届く位置にきて、さらに打率も3割目前。
    かなり頼もしい選手になってきました。
    今年はぜひともタイトルを取って、来季以降への励みにしてほしいものですね。


    2020年10月4日       神1-7巨
    その差歴然

    今日は、はっきりと神巨の差がわかりやすく出た試合だった。

    1,3,5の各イニング3度満塁のチャンスをつかみながら、得点は押し出しの1点だけ。
    チャンスを逃すと流れは相手にいくのは当然のこと。
    せめて、どこかのチャンスに複数点取れていれば常にアドバンテージを保ちながら試合が運べたはず。

    チャンスに打てない(中心選手ですら)阪神打線に対して、名も知らぬような若い選手でも打って結果を残せる巨人。
    投手目線いえば、打たれながらもピンチになれば何とか踏ん張れる巨人の投手陣(名も知らぬような若い選手でも)。
    ここにきてあたりの止まってしまったサンズ。 中継ぎで少し自信を取り戻しつつあった藤浪も打たれてしまったし。

    何度か起用され、期待されながら一向に壁を破れない選手が多いのも阪神の特徴。
    中谷、陽川、江越、北条、高山、隼太や望月、浜地、守屋など。
    層の厚さの差と言えばその通りなのだろう。

    5勝13敗という現状が明らかに。
    9年連続巨人戦負け越しとは、とてもじゃないがプロの名門チームとは言えないということを球団首脳陣は真剣にとらえるべき。


    2020年10月1日       神2-0中
    岩田おめでとう!

    今季2回目登板の岩田投手が7回途中まで無失点に抑え勝利投手に。

    前回にこのコラムで記したが、やはりそれなりに試合を作れる投手であることを証明してくれてよかった。

    テレビ画面より

    この試合も、「好投すれど味方も点を取ってくれず」の展開で、ほとほと運に恵まれない投手なんだなと思いかけていた矢先、無死2,3塁からのチャンスに、打順がめぐってきたクリーンアップが打てなかったにも関わらず、相手バッテリーのミスで1点を貰う。
    ここでも、やっぱり糸井、サンズともに外野フライさえ打てず、無得点で流れを相手に渡してしまうのかとあきらめかけた矢先のもらった先取点。やはり同じ我慢するのなら糸井よりも高山を使ってほしい。

    7回裏には帰ってきた「梅ちゃん」がやってくれました。
    頼りになる梅野の貴重な追加点となるホームラン。
    これで岩田も救われました。

    そのほか、中継ぎリリーフで結果を出しはじめた藤浪も楽しみだ。
    エドワーズ、スアレスもしっかり押さえてくれて投手陣もかなり安心できるようになってきた。



    2020年9月21日       神5-3De
    岩田初登板

    ようやく今季初登板した岩田投手。 どちらかと言えば、個人的にはそれなりの評価をしている好きな選手の一人なのだが、どうも球団の評価はそうでもないみたい。
    それこそ完投が当たり前のエース級は別として、5回を3点くらいは合格とすれば、結構使いがいのある選手だと思うのだが、何か岩田にはそれ以上の条件を課しているようで、点を取られたらすぐに代えてしまうとか、ちょっと勝てないとすぐに2軍に落とされてきたという印象だ。
    今日の試合でも、1-1で同点の5回に先頭打者にヒットを打たれた場面。次打者の投手に四球を出してしまったが、これなど典型的な事例で、もう1点も与えてはならないとのプレッシャーで、バントを決めさせまいと神経を使いすぎた結果の四球に見えた。

    阪神にはこのような局面がよくみられるのだが、味方が早いうちに3点くらい先取していれば、1点の失点を気にせずに大胆な投球もできるだろうし、攻撃にしても前にも書いたが、初回から、しかも走者が俊足の近本であるにもかかわらず初球とか2球目からバントのサインとか、選手が委縮してしまうような作戦が気になる。

    それはそうとして、ともかく今日は期待の輪から消えかけていたボーアの同点ホームランと決勝タイムリーで初戦勝利し、岩田に黒星もつかなかったのはよかった。



    2020年9月12日       神3-1広
    3連勝

    秋山の好投、大山の3ランで広島に連勝。
    大山が初回のチャンスでサンズが決められず2死となったあと、見事に3ランを打つ。

    前回、肝心な場面であまり打てないと指摘していたが、前日矢野監督が名指しで奮起を促していたのを聞いて「よくぞ言った」と思っていたが、早速結果を出してくれて良かった。
    大山は、今年初球から積極的に「振り切る」打席が増え、スイング速度も確かに鋭くなってきているのは事実。
    力のない内野フライやスタンドに入らずアウトになってしまうファールフライも昨年までに比べ少なくなってきている。
    これからもどんどん確率をあげていってほしいものだ。

    秋山が7回まで無四球でほぼ完ぺきな好投をしていたのに、8回に急に制球が定まらなくなって、先日のDE戦のガルシアのさまが 頭をよぎったが、なんとかガンケル、スアレスで逃げ切った。

    昨日から梅野を2番に打順をあげた矢野采配を、前述の大山への刺激発言とあわせよくぞやったと評価していたのだが、今日は梅野に3度も同様の場面でバントを命じた采配は納得いかない。
    最初は見事作戦が成功して大山の3ランで活きたが、あとは結果が伴っていない。
    1塁走者近本の足の速さが相手投手に与えるプレッシャーを生かし切れていないし、梅野の打撃の良さも生かされなかった。

    このあたりが、オーソドックスすぎるというのか、面白みもなく、このような「小さな」作戦が結局は選手を萎縮させ、終盤のピンチを呼んでしまう結果につながるのではないかと思っている。
    ラミレス監督を少しは見習った方がよい。



    2020年9月7日       神2-3巨
    失望

    予想通りと言えばそのとおり。
    結局巨人には歯が立たず。

    一気にゲーム差を詰めることのできる直接対戦なのですが、結果はその逆。
    「伝統の巨神戦」なる言葉は死んだまま。
    今後の対策を球団あげて取るべきです。

    肝心な場面で投打ともに弱いのがやはり解消していません。
    大山、陽川、中谷など、皆同じような傾向とレベルで、そこからいつまでも抜け出せませんね。

    エラーも相変わらずです。
    近本だけでなく、外野手の本塁送球のまずさは阪神の特徴でしょうか。新庄以後、見当たりません。

    また、内野手でも木浪、小幡など、イニングの先頭打者での凡エラーがほぼ確実に失点に結びついています。
    プロという前の問題だと思うのですが・・

    まあ、いろいろありますが、愚痴っても詮無きことですので、のんびりと見守っていくしかないですね。



    2020年9月3日       神4-3ヤ
    勝ちを貰う

    プロ野球でこんなことが起こるのですね。
    テレビの画面が観客席をとらえているわずかなスキに観客がどよめき、2,3塁の走者が続いてホームへ駈け込んでいました。

    点が取れそうなチャンスに、あと一発が出ないという以前の悪い「習慣」がちらちら見え始めていたこの頃、今日もそうなるのかと若干悲観的に見ていた矢先の出来事でした。
    相手投手が、なんと無人の一塁に牽制球を投げてしまい、ボールが転々とする間に、逆転のホームインですから、びっくりのウハウハです。
    まあ、これも奇貨として今日からの巨人戦に幸運を生かしてほしいものです。

    他チームとはいい成績で戦っているのに、対巨人だけはプロにあるまじき恥ずかしいくらいの戦績です。
    巨人と互角以上に戦えない限り、チームの優勝がみえないどころか、セリーグの灯を消してしまう大戦犯のそしりがぬぐえない。
    したがってこの直接対決4連戦3勝1分けが最低ラインだが、残念ながら無理じゃろうと思ってはいますが・・

    このところ「ランナーを動かさない」というのが攻撃で物足りなく感じているところ。
    特に近本が無死で出塁したときの、彼の足を生かす最大限のことをしていない。
    次打者に簡単に初球か2球目からバントとか、足の速い走者を出しながら相手投手が困るような状況を全く利用しない。
    やるにしてもヒットエンドランとか、一気に大量点に結びつくような勢いの出る作戦が全く見られない。
    「試合の流れ」とか、打者の心理、相手投手の心理などを考えているとは思えないような作戦、左対左などのこだわりなど、昔風の定番通りで面白みがない。

    など気になっています。



    2020年8月27日       神6-3中
    中日に3連勝・5割復帰

    青柳が初回にいきなり2点を失う出だしのうえ、阪神打線は3回まで無走者と完璧に抑えられていた。
    だが打順が2回り目の4回裏、近本の四球、木浪のチーム初安打となる2塁打のチャンスをつかみ、1死後4番に座る新外国人サンズが鮮やかな3ランで一気に逆転。
    いやあ、今季はこのように打撃面で胸のすくような場面を何度か見せてくれているのが頼もしい。

    サンズはさらに次打席でも連続ホームランと頼もしいところを見せてくれた。
    近本・木浪も打点を稼ぐヒットを打ってくれている。
    7回を89球で初回の2点だけに抑えて安定感のある一流らしい投球をしていた青柳だが、矢野采配は8回から投手交代させてしまう。何で?と思う。
    素人の単純な直観だけなのだが、相手打線が青柳からはとても点を取れそうにないと感じている様子が歴然としているのに、ここで投手をわざわざ代えると相手打線の気持ちはかなりプラスに働くはずだ。
    ・・と思っていたら、案の定代えたガンケルがピンチを作り、さらにつぎ込まざるを得なくなってしまった岩崎までもがピンチを広げ1点取られたうえ、一発逆転の場面まで作ってしまい、最後はヒヤヒヤ。

    今季の初戦、2-1とリードしている7回から西から岩崎に変えた途端に逆転され、西の勝ち星を消すとともに、にっくき菅野を逆に勝利投手にしてしまったあの試合のときももそう思った。
    このようにせっかくのいい流れを変えてしまうような選手起用が結構何度も見られる矢野采配が疑問だ。

    結果はなんとか勝ったからよかったが・・。



    2020年8月18日       巨1-0神
    接戦を勝てず

    高橋遥人が前試合と同様の素晴らしい投球をしたが、たった一発の本塁打に泣き、打線がこれに報いることができず惜敗。
    今日も菅野に勝ち星を提供してしまった。
    なんやかんや言ってみても、結局阪神にとっては巨人の壁が厚いということをまざまざと見せつけられただけ。

    安打数は巨人2、阪神3なのだが、これが「4番打者の差」とも、「エースと言われる投手の差」というものか。

    矢野監督も、相変わらず今年は「優勝します」の言葉を取り下げてはいないし、ファンとしてもその奇蹟を信じたくもあるが、それ以前に、これほど続けてきている「巨人との差」を解消する具体的な対策、努力が毎年のキャンプ、日ごろの練習で行われているのかを疑わざるを得ない。

    人気に胡坐をかいている球団の姿勢が問われるところだ。



    2020年8月6日       神11-0巨
    高橋遥人、チームを救う

    「石にかじりついても」と言っていた巨人戦だが、案の定というべきか連敗でスタート。

    どちらのゲームも紙一重だったのだが、大事な場面でのミス続出や、肝心の場面での一発が出ないという、これまでの弱い阪神そのもののゲーム運びとなり、特に第2戦では、またもや好投の藤浪を見殺ししてしまった。

    このままでは3連敗の恐れが十分あったのだが、今日の第3戦は今季初登板の高橋遥人が素晴らしい安定感のある投球で巨人を寄せ付けず、打線も奮起してなんとか一矢を報いた。

    先取点をたたき出した近本はもとより、久しぶりに陽川も得点に絡む2安打、更にいい場面で打った植田も自信をつけたことだろう。
    特筆すべきは、梅野、木浪のダブルスチールが、勝利を確実としたこの植田の2塁打につながった。
    このような積極的な姿勢がいい。

    これでようやく先発投手陣もだいぶ厚みが増してくるのではないだろうか。

    そして、やはりポイントは打線だ。
    2軍からもどんどん調子のいい選手を積極的にあげたりして、レベルの高い競争を促してほしい。



    2020年8月2日       神3-1De
    連敗ストップ

    20得点を境に、阪神打線が昔返りしてしまうのかと少し危惧したが、今日は何とか連敗を食い止めて5割に戻した。

    ゲームをつぶさに見ていたわけではないのだが、各投手もそれなりに踏ん張ったし、打線もチャンスにどんな形にせよ適時打が出るようになって、まあ少し一息ついた。

    独り相撲した感があったが、馬場が初勝利できたのはよかった。おめでとう。

    来週から9連戦で、まずは首位巨人と当たる。
    独走気味の巨人に待ったをかけるのはやっぱり阪神でなければ伝統とは言えない。
    今季、まだ1勝しかできていないが、ここは石にかじりついてでも巨人に借りを返してシーズンを面白い形にしてもらいたい。

    ところで、最近ちょっと気になっているのだが、原口より一度代打であっても坂本を起用して見てほしいのと、糸井の代わりに高山あたりにやはりチャンスを与えてほしいと個人的には思っているのだが・・。



    2020年7月30日       ヤ6-0神
    藤浪、またもや不運

    あの18安打20得点は何だったのだろうか?

    今日はわずか3安打で完封負け。

    藤浪は、なかなか力強い球を投げていたし、制球もかなりまとまっており、まず「気合」が十分感じられるいい投球だった。
    こんな時に、打線が援護して勝たせてほしかったのだが、貧打のうえ、ミスも重なり・・。でも腐るな藤浪!
    このような投球をしていけば、また運もめぐってくるだろう。

    さて、打線はどうしたんだ?
    前試合の初回の1得点以降ゼロのオンパレード、17イニング無得点だ。
    早くもメッキが剥げてきたのか?
    そういわれないよう、各選手の奮起を期待したい。

    6月の全カード勝ち越しという記録を作れなかったのが残念だが、このままズルズルいかず、次のゲームは何としても勝ちたい。



    2020年7月28日       ヤ5-20神
    ボーア、サンズ満塁ホームラン競演

    びっくりの大勝

    こんな試合ができるチームだったのかと、むしろあきれた次第。
    チームとして18安打18打点20得点。
    特に、サンズは、5打席4安打1四球5打点。4回に満塁ホームラン。
    ボーアは、5打席2安打2四球5打点。2回に満塁ホームラン。
    久々に、助っ人らしい外人選手がきてくれました。

    マルテが帰ってきたら監督はどうするつもりだろう。
    大山を外すようなことはしてくれるなよ。

    おかげで、秋山も完投できました。
    このうち2点だけでも先日の西投手にプレゼントしてやればよかったのに・・



    2020年7月26日       中3-9神
    勝ち越し続く

    1勝1敗で迎えた中日戦、3-0の苦しい展開から、終盤阪神打線の踏ん張りなどで大逆転勝利。

    まず3点目を取られた次の5回の攻撃で、2死ランナーなしから木浪が相手3塁手のエラー(ヒット性の当たりではあった)から代打陽川が四球でつなぎ、1番復帰の近本がセンターへタイムリーヒット。
    続くチャンスに北條に代えて代打に糸井を送ったのはよくわからないが、ただ、このように早い回に1点でも返したのがよかった。

    6回にはこれも2死からボーアがレフトポールに当てるホームランで1点差。
    そして、能見、望月、藤川とつないで8回を迎える。

    この回はまず守備から入っていた植田がヒットで出塁。すぐに盗塁。これは大殊勲の仕事だった。
    3番のサンズが四球で無死1,2塁のチャンスを4,5,6番の前に作る。
    しかし、4番の大山が、最悪の3塁ゴロで、3塁への走者も殺してしまうダブルプレーで一瞬にして2死2塁とチャンスをしぼめてしまう。
    しかし、今の阪神はここからの粘りがすごかった。
    5番ボーアが四球を得て、6番福留が追い込まれながらもレフトに同点打を放つ。
    さらに、7番梅野が勝ち越しのタイムリー。(梅ちゃんはいつも安定して頼もしい)
    更にエラーや四球がらみから代打中谷が2点打、近本がさらに追加点打を打って3-7と大逆転。
    9回にも、その前の打席で危うくチャンスをつぶしかけた大山が意地の2ランを打って勝利を確実に。

    大山は、このところ第一ストライクから積極的に打ちに行く姿勢があり、またほぼバットの芯でとらえるようなあたりも多く、この試合でも、その前の失敗をすぐに取り戻すような活躍ができるようになって頼もしい選手になってきた。
    近本も調子が戻ってきたようだが(もともと調子の出ていないときでもチャンスでの集中力には信頼していたのだが)、これからますます楽しみが広がってきた。


    2020年7月23日       神2-4広
    藤浪・残念!

    ほぼ1年ぶりに一軍登板した藤浪だったが、勝ち投手の権利を有しながらも、6回に無念の逆転満塁本塁打を打たれて敗戦。
    全体的な印象は、腕の振りや球の勢いはそれなりに良くなってきたように見えたが、やはり問題の制球が率直に言って「まだまだ」と感じた。
    ストライクが先行する場面では、うまく打者を抑え込むことができても、ボールが先行しカウント不利になるとどうしても不安感が表情にも出ていて、結局無駄な走者を溜めてしまって、今日は満塁本塁打を打たれるという結果に。
    もう一二度の登板機会は与えるべきだと思うし、うまくいけば自信を取り戻すこともありうるかもしれない。
    しかし、絶対的にコントロールに不安を感じないでいられるようになるまで、真剣に黙々と投球練習を積むべきだろう。
    頑張れ!藤浪

    打線も、初回はいきなり大山が2ランホームランを打って先取点をとり、藤浪を援護したのだが、そのあと広島の新人森下投手にほぼ完璧(6回までに10三振)に抑えられた。

    ただ、昨日の引き分け試合に見られたように、たとえ勝ち寸前に逆転されても、少なくとも引き分けに持ち込んだ「地力」的なものが今年の阪神に見られるので、今後に期待して見ていこう。


    2020年7月19日       神11-3中
    ようやく振り出しに

    中日に3連勝して名古屋での借りを返した。
    今日も初回いきなり無死から2点を取り、3点目も福留の犠牲フライで。
    ところが、先発の岩貞がピリッとせず、楽に勝ち投手になれるような展開から4回に同点に追いつかれ勿体ない早期降板。
    それでも、その裏相手投手の制球難から、すぐに3点をいただき先手が取れる展開に。
    打線もいいところでうまくつながり結局11得点という安心できる試合となった。
    正直、安定感に不安のある能見に勝ち星がついたのも良かったのではないか。

    雨で中止で1試合1勝の巨人戦も含めると5カード連続勝ち越しということで、ようやく勝ち星5割に戻した。

    開幕して1か月の間にとりあえず振出まで戻したことは評価できる。
    でも、言ってもまだ振り出しに戻しただけで、本当の勝負はこれからだ。
    特に、阪神が率先して巨人の独走を阻止してペナントレースを面白くしてほしいものだ。



    2020年7月16日       神6-4ヤ
    3カード連続勝ち越し

    甲子園へ戻ってようやく落ち着いてきたのか、勝てるようになってきて今日ヤクルトに勝ち越し、勝敗も9勝12敗と借金3まで戻してきた。
    確かに、打線に元気が出てきてホームランもそこそこ打てるし、試合運びにも粘りが出てきた。

    今日も終始ヤクルトに先攻され追いかける展開だったが、9回までには何とかなるかもしれないという感じで見られるようになった。
    その通り今日も、追いついてはすぐに追い越された8回の裏にボーアは倒れたが次のサンズに同点ホームランが出る。
    更に、次の梅野も好調そのままに安打で出塁。
    すると、その前の打席でいったん同点に追いつく長打を打っていた福留が決勝の2ランを打ち込む、と、まさに絵にかいたような胸のすく試合を見せてくれた。

    このように打線のほうは、ボーアサンズの打席でも、なんとなくホームランの期待が持てるようになってきたし、梅野木浪、大山、糸原など他の野手の打席にも期待が持てるようになってきている。

    一方、投手陣は正直少し不安がある。
    先発は2〜3枚不安があるし、特に、中継ぎ、抑えに安心して任せられるしっかりしたメンバーが去年ほどには確立していない。
    したがって馬場、小川、伊藤、スアレスなど、あるいはファームにいる若手を積極的に起用して自信をつけさせていくことが肝要だろう。



    2020年7月9日       神2-1巨
    甲子園の初戦白星

    雨で中止が続いていたが、今季初の甲子園でのゲームとなった巨人戦に勝利。
    開幕最初に3連敗してしまった相手だったが、どうにか一矢を報いたことはよかった。

    先発のガルシアが走者を出しながらよく耐えて6回を無失点で投げ切ったのが大きかった。
    勝ち星がつかなかったのは、いつもながら阪神の先発投手の宿命のようで気の毒だった。
    そして7回を岩崎が抑え、その裏ボーアが価値ある2ラン。
    8回はスアレス、9回は1点を失ったが藤川が投げ切っての勝利。
    これでようやく3連勝と、「勝つ」気分を選手たちも思い出し始めただろう。

    ボーアもようやく、チャンスの場面でちょっとだけ期待できそうな気分にさせてくれるようになったし、その他湿りっぱなしだった打線もようやく明かりが見えてきた感じだ。

    ただ抑えの投手起用について、前回も書いたが過去の実績だけを重んじての藤川なのだと思うが、今の力では決して安心して任せられるものではない。本人もそう思っているだろうことは表情からもわかることだ。
    巨人の3安打のうち、2安打をたった1イニングで打たれたのだから。
    矢野監督も、ここは活きのいい若手などを育てる意味も込めて別の選択も考えるべきだろう。


    2020年6月19日       中5-0神
    阪神、眠りから覚めず

    開幕してから4球団目との対戦に入ったが、一向に阪神の投打のペースが上がらない。

    それでも先発投手は頑張っているのだが、後続投手が打たれる場面が多く、特に打線が全く振るわないのが致命的だ。
    こんな時に、チームを鼓舞して引っ張っていくようなリーダーがいないのが寂しい。
    愚痴を言っても始まらないが、こんなときこそ矢野監督はどっしりと構えて選手たちに安心感を与える度量が必要だろう。

    信頼を持って開幕時のオーダーを決めたのなら、打線をコロコロと変えずにどっしり構えればいいのに、特に捕手を毎試合変えるとか、4番打者をすぐに変えたこととか、動揺が選手に伝わるような起用が気になったところだ。
    一方で、中継ぎ、抑えの投手起用については、過去の実績だけを重んじて決まりきったパターンを繰り返すのではなく、その時の調子のいい選手を思い切って起用するなど必要だろう。

    まだ始まったばかりとは言え、ボチボチ「勝ち」にむけての執念をチーム一丸となってむき出しにする気迫をみせてもらいたい。


    2020年6月19日       巨3-2神
    開幕、西投手不運

    無観客ながら今シーズンがようやく始まった。

    西投手が投打の活躍で勝ち投手の権利を有しながら、後続投手が打たれて逆転され、勝ち星が逃げてしまった。
    巨人の先発菅野も好投していたが、3回に西がチーム初安打の先制のホームランを打つ。
    4回に同点にされるが、直後の5回、再び西がタイムリー2塁打で巨人を突き放したのだが・・・

    7回裏から登板した岩崎が逆転2ランを浴びて逆転を許し、勝ち投手の権利が一瞬にして奪われ、逆に菅野は敗戦投手を免れるどころか、結果的に勝利投手になってしまった。
    今年も、また西投手に不運が付きまとうのだろうか。

    野手陣の発奮をぜひとも促したい。
    残念ながら、新外人ボーアもチャンスに打てなかった。
    シーズン、いろいろなことが起こるだろうが、ともかくペナントレースそのものが始まったことを良しとしよう。


    2020年6月2日       神3-2広
    ボーア初の一発

    ボーアが甲子園で来日初ホームランを打った。
    無観客の練習試合とはいいながら、明るいニュースだ。
    ちょっと芯を外され、詰まった打球でもスタンドまで運ぶというのは頼もしい。


    ボーア初ホームラン

    久しぶりにプロ野球を見るということは、やっぱり生活の中の楽しみが一つ戻った感があり、結構なことだ。
    試合とすれば、まだまだ3〜4点取れるチャンスを生かせられなかったのは、まさに「おいしい場面で打てる」という選手が少ないという点で物足りないが、今日はとりあえず野球が再開されたということを祝うことにしよう。



    2020年5月26日       
    朗報

    新型コロナウィルス騒ぎで開幕が不安視されていましたが、6月19日から開幕が決定。
    当初は無観客試合でスタートですが、何はともあれペナントレースが開始されることは、生活の一部が戻ってくるようで何よりな朗報です。

    顧みると、このコラムも3月のオープン戦終了時以降で、かなり手ごたえを感じる経過だったことを思い起こしました。
    期待の新人がどのような活躍を見せてくれるか、昨季に続いて、近本・木浪の活躍はどうか、新外国人選手たちがどんなプレーで活躍をしてくれるか・・など、楽しみが改めて膨らみ始めました。



    2020年3月15日       オ4−6神
    オープン戦3位

    新型コロナウィルスの影響で全試合無観客という異様な形だったオープン戦の全日程が終了。
    阪神は7勝3敗2分で3位となった。

    投打の内容をみて見ると順位の割りに、防御率が4.42で下から4番目。
    打率も.256で6番目。
    得点49失点56とあまりよくないのだ。

    ただ試合数がまちまちではあるが、意外に本塁打13は巨人の16の次に多く、今年も盗塁は14でソフトバンクの17に次ぐ2番目という結果を残している。

    つまり、負けるときには大量失点もあるのだが、好機に得点につながるヒットや長打が出ていて今までになかった効率的な試合運びができているということだ。
    それに加えて、陽川・大山・糸原・高山などがいい場面で打てるようになってきていて、このような状態がシーズン中も維持できるなら外人選手不要といううれしい誤算となる。

    実際、外人選手やあえて福留・糸井といったベテランにも忖度しないで調子のいい若手の日本人選手で開幕オーダーを組んでほしいものです。
    そのほか、育成の小野寺選手も含めて島田・熊谷などもいい打撃を随所に見せてくれて楽しみが膨らみました。


    2020年3月8日       神4−4巨
    次期和製大砲に期待

    無観客のオープン戦をテレビ中継で見る。
    途中出場ながら昨日に続き2試合目の1軍試合出場となった新人の井上君がレフトオーバーのタイムリー2塁打を打ってくれました。
    オープン戦とはいえ、対巨人戦でプロ初安打を打点付き長打でデビューとは、何とも先行きの楽しみが膨らみました。

    井上初ヒット初打点

    掛布氏もその打撃を大絶賛。
    打席での落ち着いた見逃がし方や鋭いスイングは、見ただけで只者ならぬ風情を感じさせてくれます。
    ひょっとしたら、伸び悩んでいる大山、中谷、陽川、江越などを差し置いて、立派な生え抜き4番打者が誕生するかもしれません。

    そのほか、新人でショートの遠藤、捕手で藤田の両君も抜擢出場しましたが、どちらも高卒新人とは思えない落ち着きぶりに感心しました。

    ますます激しくなりそうな若手選手たちのレギュラー争いが楽しみになってきました。


    2020年3月1日       ソ4−5神
    サンズ・大山連発、高山も一発

    新型コロナウィルスの広がりで、無観客試合という異常なオープン戦となっています。
    一刻も早く収まってほしいと祈るばかりです。

    そんな中での昨年の王者ソフトバンク戦で新加入のサンズが2打席連続のホームランを打ったとのこと。
    気になる大山も2連発。
    このキャンプやからずっと調子のよい高山もこの試合でホームランを打ち、オープン戦とはいえ、なかなかいい傾向です。
    話題のボーアも悪くなさそうだし、今まであまり評価していなかったマルテも、昨年よりスイングに粘りと余裕が出てきているように見え、今年の外国人選手の争いが監督を迷わせることになるような嬉しい予感がします。

    少なくとも、昨年よりは得点力が増えそうで楽しみですね。


    2020年2月10日       
    JFK

    CS放送でキャンプ情報を今日もちょっと見てみた。
    野手の守備の連携プレーやランダムプレーの練習などしていたが、見ている範囲では正直あまりうまいとは言えないプレーが目立っていた。
    2,3塁間に挟まれたランナーをアウトにするのに、うまくやればダブルプレーもとれる場面なのにやたらと時間がかかったり、ランナーの進塁を許したりしていた。
    こんなのは、やっぱり選手個々のセンスの問題なのだろうか。
    今シーズンもまずい連携や、守備エラーで悩まされるのかもしれない。

    中継の中で、今来日中のジェフ・ウィリアムズと球団職員となっているらしい久保田氏と藤川球児のかつての最強リリーフトリオJFKのスリーショットが紹介されていた。


    「懐かしきJFK揃う」

    こんなのは、ファンにとってとても楽しいものですね。



    2020年2月8日       
    今年もやっぱり近本、木浪?

    春季キャンプも始まり、今日は早くも中日との練習試合。

    CS放送でちょっと見てみる。
    0-4のビハインド状況で、木浪が3ランを打ち、次のイニングには近本が逆転3ベースを打つ。
    やはり、この二人の打撃は秀逸だ。
    打球のとらえ方、スイングの鋭さが他の野手とくらべて抜き出ているのは才能か。

    残念ながら、例えば実は期待している陽川、江越はまだ今日見た限りではミスショットの率が高い。
    もちろんまだ始まったばかりなので、この先に期待しよう。

    北條も最終打席でホームランを打ち、しっかりとアピールしていた。

    「北條決勝ホームラン」

    投手では、望月、谷川がよかった。

    外人選手も多く入ったが、もちろん生え抜き若手選手たちの台頭に期待したい。 この先楽しみですね。


    2019年12月26日       
    外人選手補強

    来季のペナントレース優勝にかけて、「弱点の長打力を外人選手で補強」は当然必要とするところ。

    ということで、どんな補強になるのか興味をもっていましたが、なんと投手含めて5人も新規契約。
    こんな人数いっぺんに使えないし、若手日本人選手も育てなければならないのに・・・とも思いますが。
    川藤OB会長が言うように、「ホンマに役に立つ外人採ってくれ」が実現するのだろうか。

    絶対必要な長打力のある外人補強として、元ヤクルトのバレンティン一人でもいいのに、とも正直なところ思ったのだが、まあ経済的ほかいろいろな事情もあるのでしょう。

    新外人のこれまでの実績など見てみましょう。
    打者
    名前 年齢 所属 試合数 打数 安打 本塁打 四球 三振 打点 打率
    ボーア 32 MLB 559 1714 433 92 218 437 303 .253
    サンズ 32 MLB 156 420 100 10   126 57 .238
    投手
    名前 年齢 所属 試合数 セーブ 投球回数 被安打 被本塁打 四球 三振 自責点 防御率
    エドワーズ 31 MLB   2 0   41 2/3 36 8 31 46 17 3.67
    ガンケル 29 マイナー 172 43 39 12 718           3.59
    スアレス 28 ソフトバンク 78 3 11   89.4 82 12 43 101 43 3.59

    データはネットなどからの参照コピーです。
    なお、表中空白部は不明です。いい加減な調査ですみません。

    ボーアには若干期待したいですが、肝心の右打者ではない。
    個人的には、それでもマルテよりは期待大です。
    サンズは、マイナーでの実績も見なければとは思いますが、果たして?

    投手では、 エドワーズは、41イニング程度で36本打たれ31四球、自責点も17(失点は19)だから、ほぼ必ず打たれている感じですが・・
    スアレスも、ソフトバンクでやっていたそうですが、見たこともなく、数字的には同上の感じ。
    ガンケルも何とも言えません。
    ただ、どういう方針、理由でこれらの多くの外人選手をとったのか理解に苦しんでいるところです。

    でも、それが杞憂で、皆が大化けして使う選手を選ぶのに困るくらいの結果が出るかもしれませんね。 期待しましょう。


    2019年11月17日       日5-3韓
    侍ジャパン世界一

    プレミア12の決勝戦、韓国に勝って世界一を達成。

    このところ、特に韓国に分が悪くてしばらく優勝から遠ざかっていたようだが、優勝は10年ぶりとのこと。
    あのイチローが、決勝打を打ってWBCに優勝したのが10年前というから、時の過行く速さにあらためて驚かされる。

    そして、選手たちの喜びの輪の中に一人も阪神緒選手がいないというのが寂しいところ。

    そこで感じたこと。
    実質、このシリーズ試合の内容をたまにしか見ていなかったのが正直なところなのだが、見ていた場面では日本チームも外国チームも、打者に関してはアウトになるにしても三振かバットの芯でとらえたようないい当たりが多いと感じた。
    残念ながら、当たりそこないのポップフライとか、力のない内野ゴロだとかの阪神の打者のアウトとは本質的に違うという印象。

    投手についても、日本チームのほとんどの投手は、出てくるなりストライク先行というのが多かった気がする。
    総合的には阪神投手陣はリーグ内ではいい投手陣だと思ってはいるのだが、代わって登板した投手がストライクが取れずにやたら投球数を増やすことが多い(藤川にしてもだ)と日ごろ感じていたので、果たしてこんな場面で阪神投手が選ばれていた時、これほどすいすいとストライク先行で投げられるだろうかと思いながら見ていた。

    まあ、日本が世界一になって気持ちのいい話ではあるのだが、阪神の選手たち、これをどう感じながら見ていたのか、今後一人でも多くの選手がこういった場面で活躍できるように飛躍してほしいものです。


    2019年11月6日       
    侍ジャパン

    日本シリーズもソフトバンクの圧勝で終わり、プレミア12とやらが始まっています。

    正直なところあまり関心がないのですが、それもそのはず阪神の選手が一人も出ていないのが大きな要因。
    一人も選出されていないチームは阪神とロッテだけ。
    そもそもこの現状を、選手たち、首脳陣、球団はどのように感じているのか、それが一番の問題です。
    この数年、日本代表としてほとんど阪神から選ばれる選手が皆無に等しい状態が続いてきたのとは、チームとしての屈辱すら感じていないのかもしれません。

    幸い、今年は近本、木浪や、投手陣でも島本、高橋遥、守屋などフレッシュな潜在能力を感じさせてくれる選手が出てきたことに今後の期待をしたいものです。

    次回以降、今シーズンの総括や来季への期待など、上げていきたいと思います。



    2019年10月13日       巨4−1神
    下剋上ならず

    やはり奇跡は起こらず。

    終わってみれば、順当な結果ということでしょう。
    シーズン終盤から見違えるような粘り強さを見せ、よくやったと思っておきましょう。

    ただ、やはり巨人にはどうしても勝てなかったという事実は率直に認め、これの対策を真剣に立てねばなりません。
    基本的には、「打力が弱い」のを解消しなければなりません。
    また、投打とも、「ここぞ」という場面に弱いこと。
    ヒットがわずか2本に抑えられた今日の試合でも、無死1,2塁、1死1,2塁のチャンスに決定打が打てませんでした。
    巨人との初戦でも、満塁のチャンスが2度あったが、いずれも得点に結びつけられなかった。
    さらに「同じ相手に何度もやられる」ことが、投打とも多かった。
    巨人の岡本にも何度も痛いっところでホームランを打たれたのもその一つです。

    さて、今日ラグビーの日本代表が宿敵スコットランドに快勝して、念願のワールドカップベスト8が決まりました。
    この痛快さは、阪神の敗退の悔しさを消し去ってくれました。
    やっぱり、勝負は勝たねばならぬ。
    彼らは、ただならぬ努力、猛練習、戦略検討を重ね、この偉業を成し遂げたものでしょう。
    阪神も、彼らの態度を真摯に学び取り、来期は、この悔しさを忘れず、弱点を補強して強いチームに鍛えあげることを期待します。



    2019年10月7日       De1−2神
    CS第2ステージへ

    正直なところびっくりです。

    Deに2勝1敗と勝ち越し、セカンドステージへ進出することになりました。
    第1戦は、1-7からの信じられないような大逆転勝利。
    第2戦は3-4で負けていたところ、土壇場の9回に福留の同点ホームランで追いついたものの、その裏サヨナラホームランを打たれての敗戦。
    そして、今日。強打のDeを抑え込み、相手のミスや植田の盗塁などで接戦を制しての勝利。

    あとは、巨人との決戦に挑むだけ。
    シーズン終盤の6連勝から、見違えるような粘りのある試合運びでここまで来た以上、この勢いに乗って、シーズン中、分の悪かった巨人をも一気に粉砕して日本シリーズに臨もう。


    2019年9月30日       神3−0中
    6連勝で逆転CS進出へ

    なんと、ペナントレースの最終日、今日勝てば3位確定CSへの出場が決まる大事な試合で勝ってしまいました。

    これまで、ことごとくここぞという試合に勝てなかった阪神が、終盤にきて見違えるように打線も働き、投手陣もほぼ失点のない状態で6連勝。
    今年限りで阪神のユニフォーム姿が見られなくなる鳥谷を、1試合でも長く見せてくれるように、同僚選手たちも踏ん張ったのでしょうか。


    「鳥谷、守備につく」TV画面より

    昨日はメッセンジャーの引退記念試合、今日はこれまた今シーズン限りで引退する高橋聡も1打者に投げてファンに別れを告げるといういろいろ内容の詰まった試合が続いた終盤。
    ともかく選手たちはこの場に及んでよく頑張ってくれました。

    この後はいよいよCS決戦。
    勢い的には今の阪神はDe、巨人に比べても優勢に思えるし、特に最初のDeとは相性が良いので、かなり期待が膨らんできたのは事実です。


    「最終成績」TV画面より
    レギュラーシーズン3位、5割より一つだけ勝ち越しというチームが日本シリーズ出場なんてことになれば、それはそれでまたいろいろな論議を呼ぶ面白い展開も期待できそうです。




    2019年9月14日       中1−7神
    メッセンジャー引退

    残念なニュースが入りました。

    メッセンジャーの引退が決まったようです。
    初年度、中継ぎでの投球を見た時、空振りが取れない並みの投手という印象だったのですが、2年目から球速、球威が増して、実に頼もしい存在になりました。
    日米通算100勝を達成して、外人枠からも外れ、もう少し日本人枠選手として活躍してほしかったのですが、致し方ありません。
    貧打のチームで長年エースとしてよく頑張ってくれたと思います。
    お疲れさまでした。

    阪神球団として、いつもの悪い印象で終わらせるのではなく、コーチ要請なり貢献度の高かった選手としての処遇をしてほしいものです。


    さて、昨日の試合はCSへの望みが薄い中、打線が活発で久しぶりに西投手も気分よく投げることができたことでしょう。
    ようやく8勝8敗と五分になったのはせめてもの救いでした。

    残りの試合、最善を尽くしてもらいたいのと、近本選手の長嶋越えを切に期待したいところです。


    2019年9月7日       広6−3神
    初戦落とす

    やっぱり、肝心な試合に勝てない。

    高橋が3回、1死後不運なヒットもあったが連打を浴び一挙に5失点と広島打線の勢いを止めることができなかった。
    特徴的なのは、2ストライクと追い込んでからことごとくヒットを打たれ続けたというのが何か工夫が足りなかったのか、また、攻める気持ちが萎えて弱気になっているように見えたのが残念なところだ。
    ただ、この間マウンドでの孤独感がひしひしと伝わってきていた。誰かが声をかけ、少し間をおいてやるという気遣いが見られなかった。

    打線では、初回先制のチャンスに4番のマルテがダブルプレーといきなり流れを自ら断ち切ってしまった不甲斐ない打撃だった。
    そもそも、何故彼を4番に据えるのか、いまだに理解できない。
    彼の打球は上がらずゴロが多いのは以前から誰の目にも明白だし、ホームランの期待も持てない、チャンスに強いわけでもない、好球を振らない、と外人らしからぬ選手を4番に使い続ける監督の意図が理解できない。

    また、ファームから上げたソラーテが、モチベーションが上がらないと自らファームへ戻るという前代未聞の出来事も、チーム内のゴタゴタを示唆するかのようだ。
    鳥谷の処遇に次いで、掛布の退団勧告の件もあわせ、阪神球団の各所に見られるまずい対処が気にかかる。

    木浪の阪神球団での連続試合安打の記録が、近本と同数で終わり、新記録が作れなかったのも少し残念。


    2019年9月6日       De2−9神
    近本、新人最多安打球団記録

    近本がついに新記録を作りました。
    新人で阪神球団としては最多のシーズン136本という、これまで高山の作った安打数を上回り、まだ18試合残す中で、どんどん記録を伸ばす可能性があります。

    因みにプロ野球記録では、長嶋の153安打にあと16本ということなので、可能性は充分あります。
    なんとか、これも上回って新人王を取ってほしいものですね。

    ただ、今シーズンは再び輝きを取り戻しつつありますが、高山が2,3年目と低迷したように、近本が同じ轍を踏まないようにと、なにやら心配になるのは私だけでしょうか。
    本人の驕りなのか、コーチ陣のせいなのか、阪神というチームの空気なのか、そんなことにならないように願います。

    試合は、先発野手全員安打という久しぶりに気分のいい打ち勝つ試合でした。
    今日から、CSを決する広島との直接対決です。
    今まで、直接対決に弱いという印象が拭い去れませんが、今回はそうは言わせぬという決意で勝ってほしいものです。


    2019年8月31日       神4−2巨
    鳥谷について

    とりあえず今日の巨人戦は何とか勝って、巨人戦の連敗をストップ。
    中谷が代打で久々の決勝ホームランはよかった。
    率直なところ、中谷は、確かにレギュラーとしての安定感はまだまだの選手だが、大山が長い間打てなかった時期、矢野監督がずっと我慢し続けていたが、私は中谷を4番に代えてみるのもいいかと思っていた。
    昨年20本の実績もあるし、ホームランを打つ確率としては大山よりはいいのではという思い。

    また、たった2点の失点でまたもや先発の西に勝ち星がつかなかったのが歯がゆい。
    昨日の高橋も気の毒だった。


    試合のことはそこまでとして、鳥谷の戦力外の件である。
    実際、いい場面ではあまり期待の持てる打者ではなかったが、守備力の安定さは抜群だし、打撃については、代打より試合を通じて4打席くらいを与えてやるほうが彼の特性を生かせる選手だ。
    したがって、エラーが続出した時期に、7月ごろからでも思い切って鳥谷を先発出場させればよかったのにと思う。

    もちろん、将来を見込んで若手への移行は重点的に考えるべきなので、2,3週間の期間だけでも、時々の休息をはさんでの起用である。
    派手さはなかったが、阪神としてはやはり貢献度の高かった選手であったし、ベテランの顔を立ててやるといったそれなりの処遇も考慮するべきではなかったかと思う。


    2019年8月24日       ヤ4−7神
    5連勝

    遅きに失したが、この場に及んで5連勝。
    先のDe戦の3連勝に続いて、ヤクルトに2連勝。
    勝つのはうれしいことだが、その前の巨人戦に屈辱的な3タテを食らったことが腹立たしい。

    巨人にマジックが灯ったが、阪神が巨人に3連敗して、2位で追いかけていたDeに3連勝し、言ってみれば巨人のマジック点灯の大きな協力をしたようなもの。

    複雑な心境ですが、まあとりあえずクライマックシリーズを目指してもらいましょう。


    2019年8月10日       神6−5広
    大山逆転サヨナラ3ラン

    この日もあっさりと逆転され、その後のチャンスもなかなかものにできないいつもの負けパターンに見えましたが、最終回、この日4番を外れた大山がやりました。
    昨日この欄で大山の4番外しを書いた直後のことで、びっくり。

    矢野監督、見てくれてるんでしょうか。
    困ったら、また見てくれ。(というのは、ジョークとして・・)
    ただ、マルテの4番は「ないやろ」。 もうひとつ、矢野の選手評価感がわかりません。

    島本、岩崎よく頑張りました。

    せっかく巨人がもたついている間にと思っていたが、阪神が勝つと巨人もすっかり調子を取り戻してしまったようで・・。
    まあ、残り試合ボチボチやりましょう。




    2019年8月9日       神5−11広
    同じ轍を踏み続ける

    やっぱり底力の差があきらかでした。
    ここぞの時の集中力のある広島とその逆の阪神。


    期待の高橋投手に珍しく4点の先取点プレゼント。
    しかし、今日は高橋自身が崩れてしまいました。
    チラチラしか中継を見ていなかったのですが、一挙に5点取られて崩れた場面は、見るからに「攻め」の気持ちがあまり感じられませんでした。

    言えばきりのない話ですが、この大量点の前にはやはり記録に残らないエラーが絡んでいました。
    併殺し損ねた大山の守備です。

    1週間前と同じく、相手投手の大瀬良は、画面で見る限りいつ崩れてもおかしくないような力のない投球だったのですが、先週は完封され、この日は4点のあと追加点が取れませんでした。

    結局打線の問題でしょう。

    色々気になります。
    大山:ここまで大した結果が残せていないのだから、4番を一度外してやるべき。
    糸井:打率はいいとはいえ、チャンスに記憶に残るような活躍をしていない。
    マルテ:これも同じ。さらに、凡打の時の1塁までの走りがだらだらしすぎる。もう一人の外人ソラーテも。
    これは、日本人選手にも伝染する。矢野は指摘しないのか。
    若手投手とバッテリー:2アウト後、2ストライク後の投球が甘い。
    特に、阪神投手陣は、右打者の外角低めにボールになるスライダーが投げられないのが致命傷。
    阪神時代の新井、ロサリオや大山中谷陽川など同じやられ方をしているのに、相手にはそれをしていない。

    色々書きましたが、なんといっても結局は近本が打たないと阪神が勝てないというのが現状のようです。




    2019年7月30日       神7−6中
    ソラーテやっぱり救世主

    甲子園公式戦初出場のソラーテが打撃で猛アピール。
    やっぱり、彼は球場の空気を一瞬で変えてしまう能力を持っていた。
    こんな選手こそ、外人選手として要求される要素を持っている選手だ。

    守備は、かなり「?」もつくが、それを差し引いても「わくわく」させてくれそうな選手だ。

    5回は、いったんは逆転勝ち越しとする2ラン。
    そして、9回は逆転サヨナラホームラン。


    「ソラーテ勝ち越し第2号」


    「ソラーテ逆転サヨナラ第3号」


    もうこれで契約金の半分くらいは返してくれたと言えるのではないだろうか。


    しかし、この試合での苦言も「勝てばこそ」呈しておく。
    矢野監督の作戦。
    6回の攻撃で糸原の2ベースで同点とした無死2塁のチャンスに、今日もやってくれた梅野へのバント指令。
    解説者ですら、今日の梅野は一番よく振れていると見込んでいた打者に、なんでバントか。
    こここそ、積極的に「いけいけ」の場面なのに、流れを自ら摘み取るような消極策。
    やはりチャンスに打てない糸井、マルテ
    2ストライク後に失点してしまう投手陣。
    それに、まだまだ続くエラー。

    同じミスをいつまでも積み重ねるのを何とかできないものか。

    ただ、やはり今日も近本が得点に絡んでいることを特記しておきたい。


    2019年7月26日       巨2−4神
    ソラーテいきなりヒーロー

    公式戦初出場の今日、同点に追いつかれた直後の2死後ヒットで出塁した近本を1塁に置いていきなり2ランを打ってくれました。

    「ソラーテ決勝第1号」
    こんな外人選手を待っていたんです。

    もうこれで契約金の2割くらいは返してくれたほどの価値があるのではないだろうか。
    残りのシーズンで、あと3、4回でもこんな感じでチャンスに適時打を打ってくれれば完全に契約金は回収できたも同然と思う。

    菅野に相性のいい木浪をファームに落とすくらいなら、悪いがマルテを外してほしかった。
    今後は当然相手投手も研究して、癖をつかまれたらそう簡単に打てなくはなるだろうが、ともかく少ない打席で長打を打つということが今まで日本でやっていけてる外人選手の共通点だし最低限の条件だろう。

    つい先ごろまで2位以下すべて5割以下で、巨人に独走をゆるしていたのが、DEやヤクルトが頑張って、いつの間にか巨人をかなり引きおろしてくれたのに、ここで阪神がまた巨人にサービスしてしまうのではないかと気をもんでいたのだが、とりあえず苦しみながらも先勝したのでここは一気に3連勝して前回のリベンジを果たさねばならない。
    その意味で、ソラーテが起爆剤になってくれればこの上ない喜びなのだが。


    2019年7月20日       神4−3ヤ
    連敗ストップ

    9回裏北條の2塁打、陽川の送りバント、近本の犠牲フライでサヨナラ。
    ようやく連敗をストップ。

    何はともあれ連敗がストップしてよかったのではあるが、この試合のおかしな点、納得しにくいことなどいろいろ感じた。

    1点リードされている6回裏の攻撃で、近本が無死ヒットで出塁の場面、何故糸原に初球からバントをさせたのか?
    盗塁しないまでも、相手投手や守備陣に色々考えさせて圧力をかけるなど、近本の俊足を何故最大限に利用しないのか?
    逆転を許したものの7回まで2点で抑える好投をしていた高橋を、代打での場面でもないのに8回に交代させたこと。
    「敗戦投手」が消える可能性がある範囲なら打順がくるまでぎりぎり頑張って続投させるべきではないか。

    8回に再逆転しながら、9回に同点にされてしまって、8回をリリーフした能見の勝利投手の権利を消し去った抑えのドリスの不安げな投球。
    そのドリスが勝利投手になるという納得できない事実。

    また、ピンチの場面で梅野捕手が、いつもよくちらちらとベンチを見ている姿が気になって仕方がない。
    その都度いちいちベンチから何らかの指示を出しているのか。選手に任せていないのか?

    解説者やアナウンサーの発言も癇に障ることが多々ある。
    8回に再逆転したあとのテレビ中継のアナウンサーや解説者の「勝ったも同然」という感じのなんでもファンに迎合するような発言をすればいいと勘違いしているのだろうかと疑いたくなる語り口がいつものことだが気に障る。
    ドリスに関しては、いつもなんとなく不安な想いで見ているファンが多い中で・・・

    更に、解説者の「ヤクルトは、やっぱり最下位にいるチームだよ。明日も阪神が勝ちますよ」なる発言。
    これもファンへのリップサービスのつもりなんだろうが、そんなええ加減な予想をしゃべるんではなく、解説はその場面場面での選手の心の動きや、考え方、首脳陣の思惑、あるいは素人の知りえない球界の裏話など興味深い解説を語れ。


    別の用事をしながら、時々しか見ていなかったのに、気になったことをくどくど書いてしまいました。ゴメンナサイ。


    2019年7月18日       中6−4神
    6連敗

    オールスターゲームでの阪神勢の大活躍が後半戦の勢いをつけてくれるかと思いきや、中日に3連敗と、球宴を挟んで6連敗。
    早くも自力優勝の芽が摘み取られた。

    後半は、救援投手の充実している阪神が有利と言ってくれている解説者もいたが、ここにきて、自慢のリリーフ陣も、ジョンソンに続き、球児も肝心なところで打たれるなど、陰りがみられるようになってきた。

    結局のところ、投打ともここぞの場面に力不足というのが数年来阪神の問題点で、いまだ解消されていないのが問題。

    ただ、何かと物足りなかった大山に、マルチ安打が出たことは少しの救い。
    阪神ファンの皆様には当然ご承知のことでしょうが、小学生の作った大山への愛情あふれる応援詩にようやく大山自身が応えたのでしょうか。
    6月中頃にこの面白い注目すべき記事が新聞に掲載され残して置いたのを掲示します。

    「春の大山」
    残りの試合を、せめて「ひょっとしたら?」と思わせてくれるような形で増やしてくれるように、新外国人への期待も込めて見守りたいと思います。



    2019年7月13日       セ11−3パ
    近本、球宴でサイクル達成

    夢の球宴オールスターゲームの第2戦は甲子園で行われた。
    阪神勢が大活躍。

    ここ、数年の間阪神選手のほとんど出ない、出ても活躍しないオールスターゲームを見ることはなかったのだが、今年は多くの阪神選手が選抜されていたし、新人の近本がどんな結果を残せるかも興味があったので、じっくりテレビで観戦した。

    1番打者で起用された近本については、1本でもヒットを打ってくれればいいのだがと思っていたら、いきなり先頭打者ホームラン。
    これでセ・リーグ打線に火がつき、初回に2点先取。以降、大量得点に結びつく。

    2回には原口が昨日の後楽園でのホームランに続いて連続のホームラン、そして次打者の梅野が連続ホームランと、この上ない気持ちのいい試合展開となった。

    もちろん、真剣勝負というよりお祭り気分のゲームとは言え、こういった晴れ舞台で、甘い球でもしっかりと仕留められるというのは力のある証拠。

    投手陣でも、青柳、ジョンソン、藤川ともに見事な投球を見せ、阪神勢の大活躍を全国に見せつけた。

    近本は、続く4打席を2塁打、ヒット、2塁打、3塁打と打ちまくり、史上二人目のサイクル安打達成。
    もちろん、最優秀選手に輝く。

    球宴前の巨人戦3連敗の屈辱を晴らしてくれるような阪神出場全選手の素晴らしい活躍に大興奮した。
    この勢いを、出場できなかった選手たちにもいい影響に与えて、後半戦は積極的で溌溂としたプレーを見せてくれることを信じたい。



    2019年7月7日       神1−0広
    高橋遥快投!新エース誕生か

    交流戦から調子の出ない広島相手に、今日も勝って3連勝。
    以前に3連敗していたので、若干のお返しができてよかった。

    肝心の得点シーンは見ていなかったのだが、随所に高橋遥投手の快投を見た。
    8回無失点、4安打、9三振の114球。
    かつての井川を彷彿とさせるような姿に、新しいエース候補の出現を予感する。

    打線は、まだもどかしいところが多いが、このような緊張したゲームをモノにできたことを今後の励みとしてほしい。

    勝率も5割を取り戻し、オールスター前の最後の巨人戦を最低でも勝ち越して、巨人の独走をなんとしても阻もう。
    明日は西と菅野だ。
    今度こそぜひとも西投手に勝ち星をつけてあげよう。


    2019年7月4日       De3−4神
    阪神勝ちました

    相性の良さでしょうか。ようやくDe相手に辛勝して連敗ストップ。
    打線をかなり修正し、気分一新。

    結果的に、代わりに出た選手が打線を目覚ましてくれたというわけではなかったけれど、刺激にはなったことでしょう。
    解説の岡田氏が面白かった。

    Deの幸運さに比べて、阪神打者のいい当たりが野手の正面に飛ぶなど、4連勝中のチームと、4連敗中のチームの流れの違いなんやな・・と。
    例によって、語尾あいまいで、聞く方で解説の意図を補って解釈するというパターン。

    しかし、8回にようやく阪神に流れが来ました。
    糸井のようやくバットに当てたさほど強くない打球が、野手の中間をきわどく抜くセンター前、大山の打球も、2塁手のグラブの先をかすめるような当たりが続いてなんとか同点に持ち込む。

    でも、やっぱりこのチームは近本で勝ってきたんだということを証明するように、延長11回、彼の長打から逆転につながりました。

    せっかくの相性の良さを生かして連勝し、5割復帰を目指しましょう。



    2019年7月3日       De4−0神
    22イニング無得点

    昔の病が出てきましたな。
    交流戦後3連敗で4位に転落、借金2。

    交流戦明け最初の中日戦は、6−1で負け。
    この試合、ヒット数は9−9。

    2戦目は延長11回1−0で負け。
    ドリスの暴投でサヨナラ負けした試合。
    この試合、ヒット数は阪神6-中日2。

    そして、昨日De戦の初戦、4−0で負け。
    ヒット数は阪神6-De11で、確かに負けてはいるが、満塁のチャンスを2回逃している。
    要するに、ここぞという場面で打てないだけ。

    これが、チームの伝統のように、いつまでも解消できないのが情けない。
    先発投手に勝ち星をつけられないのも情けないチームの特徴だ。
    西投手など、投球内容に対して2勝しかなく、7敗もついてしまうのは気の毒すぎる。

    局面を一気に変えてしまうようなヒーローとして、誰が出てきてくれるのだろう?

    打順や起用選手を思い切って変えるのも必要。
    ただ、チャンスはいっぱいありそうなチーム状況の中で、中谷、陽川、江越などが一気に躍り出てきてくれそうな気配を感じられないのも事実。
    打順や起用選手を思い切って変えるのも必要。
    上本の先発起用などどうだろう。
    マルテの5番、というより起用そのものが理解できない。
    この外人打者に何を求めているのだろうか。
    近本に休養も必要。

    いずれにしても、間もなくオールスター。
    出場する近本、梅本、青柳、藤川には、その経験を自信にしてほしい。
    一方、その他の選手には、この休養機会に根本的に打撃、守備の見直し、修正を図り、戦力を立て直して後半に備えてほしいものだ。


    2019年6月19日       神4−9楽
    また勝てなくなった阪神

    交流戦の出だしはなかなかいい感じだったのだが、このところ間に引き分けを挟んで5連敗。
    貯金も一気に1つにまで減ってしまった。

    今日の試合は初回からいきなり大山の4番打者らしい先制3ランでリードするも、2回の表にすぐに1点返される。
    回の浅い時のリードで、すぐに1点でも返されるときは終盤に追いつかれ逆転されるケースをよく見ているので、やばいケースかなと嫌な予感がよぎる。
    しかし、その裏すぐに無死満塁のチャンスをつかみ、打線が1番へと回ってきたときは、上記のような心配はいらなかったかと安心しかけたのだが、結局この回1点しか追加点が取れなかったのがやはり流れを完全に引き込めなかったことになった。

    5回には早くも同点に追いつかれてしまう。
    流れを自ら捨ててしまう機会はさらに何度も続く。
    5回裏の2死満塁での梅野
    6回裏の1死2塁での鳥谷、2死1,3塁での糸原
    9回はサヨナラのチャンスでの1死1,3塁での大山、さらに2死1,2塁でのマルテ
    いずれも「ここぞの1本」が打てなかった。 5−5同点後の相手のチャンス場面で、阪神投手陣も我慢して耐えてはいたのだが、ここまで流れをつかみそこなうと当然の結果としてながれは楽天に。
    10回に大量5点を追加されて万事休す。

    結論的には、やはりチャンスに打てない、これぞ真の実力不足としか言えないだろう。

    昨日、今日と作戦面で気になったこと。
    矢野さん、やっぱり左右にこだわりすぎ。
    昨日は同点の8回に守屋を起用、1死2,3塁から犠牲フライを打たれてしまうが、次打者が左ということで島本に代える。結果は打たれる。
    同点という大事な場面で起用し、いきなりランナーを出して点も取られはしたが、不安定な気持ちの中ようやく1死をとって少し落ち着き始めたのだから右左に関係なくそのまま投球を続けさせるべきだったと思う。
    今日も10回に守屋を起用、無死満塁としてしまった時点で左打者に対して能見にスイッチ。結果は打たれる。

    もう一つ、9回無死四球でチャンスをつかんだ場面で、阪神はバント。
    10回楽天も無死四球という同じ場面で、楽天はバスターでチャンスを広げた。
    この作戦の違いについても思うところがあるのだが・・・

    何とか連敗ストップしてズルズルいかないように奮起してもらいたい。


    2019年6月12日       ソ2−8神
    梅ちゃん全開

    胸のすっきりする勝ち方でした。
    強いソフトバンク相手に、前日はメッセンジャーの好投むなしく9回2死後から追いつかれ、結局惜しい引き分けに終わったあと。

    その引き分けがマイナスに引きずられることなく、青柳の好投と、梅野の活躍で見事な快勝。

    この日も3回、大山のエラーで先頭打者を塁に出し、先取点を奪われる結果を招いてしまったが、直後の4回表、スタメン出場の原口のヒットの後、地元の声援を受けた梅野が目の覚めるような逆転2ランを放つ。

    梅野逆転2ラン

    すぐに追いつく、追い越す。このあたりが今年の阪神の良さだ。

    6回にも、1死2,3塁から梅野が貴重な追加点2点をたたき出すタイムリーで勝利を引き寄せる。


    難しい球を三遊間にヒット

    今季の梅野は本当に走攻守すべての面で躍進し、本当に頼もしい選手になった。


    「明日も勝つバイ!」

    更にこの日は、失礼ながら打力にほとんど期待されていない植田にまで、8回にプロ初ホームランの2ランが飛び出し、いいことづくめ。
    ベンチも盛り上がり最高潮。

    この勢いで一気に交流戦を優位に進めてほしいものだ。


    2019年6月9日       神4−3日
    原口サヨナラ打

    勝ててよかった。
    カード連敗で迎えた第3戦。ひょっとして3連敗もありうるかとよぎったが、よくぞ頑張ってくれました。

    2点差を7回に追いつき、迎えた9回裏、2死後高山北條が粘ってチャンスを作り、ここで出てきた原口が、決勝のセンター前。


    原口サヨナラヒットを打つ

    やっぱり、頼りになる男だ。

    確かに、このところ負けた試合でもいえることだが、2,3点リードされていても、終盤で何とかしてくれるのではないかという期待が持てるようになってきたのがうれしい。

    そして、注目すべきは積極的な走塁である。
    今日も、7回同点にする要因の一つになった梅野の3盗に見られるように、梅野までもが多くの盗塁を決めているし、3塁への盗塁も今シーズンいくつか見られる。

    これは、いままでになかったことで、矢野監督の積極性推奨の賜物だろう。

    こんな試合を見せてくれると、今季は交流戦でも勝ち越しも夢ではない。


    2019年6月4日       ロ3−11神
    交流戦、幸先良い快勝で幕開け

    今日から始まった交流戦。

    ペナントレースに大きな影響を及ぼすことが多く、なんとかいい結果で終わりたいものだが、初戦はロッテに快勝。

    初回、いきなり先頭から4人で2点先取。
    取れるときはこんなに簡単に点が取れるのかと・・。
    実はテレビを見始めたのは、2回糸原のヒットから相手のミスを誘って3点目がはいるところから。
    せっかく点差を広げたのに、今日もメッセンジャーは、制球に苦しみ、直球のキレも良くなかったようで2回裏に一挙に同点にされる。

    3,4回もランナーを出してチャンスを作るも得点できず、流れが良くない中で、メッセも悪いなりに何とか無得点で抑えてくれたのがよかったのだろう。
    5回に梅野が勝ち越しホームラン。ほんとに今、頼りになります。

    7回中継ぎの藤川が、往年の勢いを思い起こさせるような投球できっちり抑えると、次の8回。
    糸井が、実に久しぶりの会心の大ホームランで2点追加。勝利のムードに。

    更に、9回は少し目を離しているうちに、期待外のマルテがホームランを打ったらしく、点差が広がっている。

    そして、今日の大感動場面は、癌との戦いからようやく1軍に戻ってきた原口が、代打で登場。
    早速、あと一息でホームランというフェンス直撃の2塁打で8点目が入り、勝利を確実なものとした。

    そこで再びテレビから離れたのだが、まだそのあとで満塁で大山が2ベースを打ったらしく、合計11点。

    胸のすくような快勝で交流戦がスタートした。

    こんな調子で、交流戦で勝ち星を重ねてくれることを期待。