Be a KIMONO-Beauty!・・・・・・・きもの美人への道
日本舞踊のおかげ?!
着物を着こなしていくうえで、日舞を習っていてよかったと思う場面が時々あります。
まずは、姿勢。
最近の研究で、姿勢が顔のたるみにまで影響するということもわかりました。姿勢が悪いと10歳以上年を取って見られるともいいます。
とくに恐いのが後ろ姿です。自分では決して見ることはないけれど、他人からはもっともよく見られているのです。
「おばあさんにみえる!」と、子供達もよくお師匠さんに注意されています。
次にお辞儀。
日舞では、子供達が最初に習うのが、お辞儀の仕方です。
そして、お辞儀のきれいな人は踊りも上手なんです。
年季がはいているからなのか、姿勢がいいからか・・・・・・・
両手を前でキッチリとそろえ、スーっと背筋を伸ばしたままお辞儀をされると、「むム、お主やるな!」と思うわけです。(笑)
これははずしたことがありません。
このお辞儀については、私にも忘れられない思い出があります。
それは、かれの両親にはじめてあいさつに伺ったときのこと。
彼の家は田舎の旧家で、本家は今も造り酒屋を営んでいるようなところなんです。
そういうお家柄ですから、手入れの行き届いた日本庭園に、太い梁のある立派な家です。正直言って、少々、ビビリました。
両親は気さくな方で、ひと安心。たたみに正座して、初めてのご挨拶です。
両手をそろえ、未来の義父と義母とシカッリ目を合わせてから、「はじめまして、よろしくお願いします」と。
あとから聞いたはなしでは、義母は私のそのお辞儀をみて、この娘なら大丈夫と思ったそうです。
こういうお辞儀ができる=きちんとあいさつ出来る=シッカリした両親に育てられている、という構図でしょうか。(笑)
その頃はまだ、日舞を習い始めて5年くらいしかたっていなかったのですが、それでも何らかのものが身についていたということでしょうね。
お辞儀のほかにも、日舞にはきもの美人に役立ちそうなしぐさがたくさんあります。
お酌をする、障子をしめる、髪をなおす、彼をひっぱっていく、ふざけて彼をたたく、お参りする、酔っ払ったフリをする、
うちわ&お扇子であおぐ、恥ずかしがる、こっちに呼ぶ・・・・・・・・・・・・・・・etc.
どうです?
やりすぎるとヘンなおばさんですが(笑)、やりようによっては使えそうでしょ。
とくに彼と二人っきりのときに使えば、効果的なものが多いかな・・・・・・・(笑)
あなたも機会があれば日舞の会などをのぞいて、使えそうなものをチェックしてみてくださいね。