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Be a KIMONO-Beauty!・・・・・・きもの美人に見せるコツ
曲線の美しさ
バレエ、ジャズダンス、日本舞踊と習ってきた私です。
バレエ、ジャズダンスと日本舞踊は一見まったくちがうようですが、大きな意味では同じだと思います。
音楽にあわせて身体をつかって、その音楽を表現する。
その方向が内側にしろ、外側にしろ、手先・足先まで神経を行き届かせておどる。
ダンスでも、日本舞踊でも、その器量がわかってしまうのは、手の動きでしょうか。
だいたい踊っている本人は、手よりも足の方に気を使っていることが多いのです。
でも、魂のこもっていない手の動きは、みていて一番気になるものです。
私がこの手の動きに開眼したのは、あるジャズダンスの公演でした。
幕開きの大切な踊りで、芯(中心で踊る大切なダンサー)を踊らせてももらった時でした。
ゆったりしたやさしいその曲を踊りながら、自分の手の軌道を意識しました。
それまでの私は手の表現が苦手で、長すぎる手をもてあましていたのです。
でもその時、手の動きをシッカリと自分で意識しはじめてから、長い手は私の武器になりました。
踊りでもダンスでも、ポーズ・ポーズを重要視しがちです。
が、ひとつのポーズは点にすぎません。
実は、その点と点をつないでいく線こそが、踊りであり、ダンスなのです。
そしてその線を表現するのに、手の動きを意識すること、手の軌道を確認するということはとても大切なのです。
ゆったりしたバラード調の曲では、手の軌道はやさしくま〜るい曲線になります。
反対にテンポのいい、早間の曲では、元気よくスッスッとした直線になるのです。
そうなんです。手の軌道を曲線にすると、やさしく、女らしくみえるというわけです。
ここまで書けば、私がなにを言いたいのか、もうあなたにはおわかりでしょうね。
そう、 ちょっと、そこの物をとるとき、
イヤリングをはずす時、
髪のほつれを直す時、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
手の動きをま〜るく動かしてみてください。
直線の時にはぜんぜん感じられなかった[女らしさ]がにじみでてきます。
とっても簡単なことですが、その成果はたしかですよ。
時には[女らしさ]を演出して、大好きな彼をドキッとさせてみましょうよ!!