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Be a KIMONO-Beauty!・・・・カッコイイきもの美人に見せるコツ
落語から学ぶ女らしい しぐさ
もう、大昔になりますが、テレビで落語をなにげなく見ていて、「なるほど!」と思ったことがあります。
春風亭小朝師匠だったでしょうか。<女性の色気>のお話をされてました。
イヤリングをとる時に、右耳のイヤリングは左手で、左耳のイヤリングは右手でとると、なんとなく色っぽくなる、というのです。
たしかにそうですよね。
右のイヤリングを右手で、左手のイヤリングを左手でとると、手の上下の動きだけですんでしまいます。
でも、おのおの反対の手でとろうとすると、肩から胸にかけても動くことになります。
左のイヤリングを右手でとろうとする時は、グッとひじをしめながら、顔の前をとおって左耳の方へもっていきます。
その時、顔もまっすぐに向いたままではとりにくいので、少し右の方を向きながら、左の方に首をかしげてとることになります。
そのグッとしめたひじと、肩や胸、首のビミョーな傾きなどが、色っぽさになっているのではないでしょうか。
日本舞踊でも、ひじを張れば男らしく、ひじをしめれば女らしくみえるというのは、常識です。
そして、身体はピンとまっすぐより、ひねられたれリ、中心線が横にずれてたりしてた方が色っぽいとは思いませんか?
正座よりも横すわりのほうが女らしいですよね。
髪のほつれを直す時、かんざしを挿しなおすとき、痒くて掻くときも(笑)、
できれば反対側のやりにくい方の手でしてみましょう。
それが後ろの方で、反対側の手が届かないというときでも、なるべるひじをつけて、その分身体の方をひねってするようにしてはどうかしら。
『一人っきりの時にそんな面倒なことできないわ』 というあなた。
一人っきりの時にこそ練習しておいて、ココゾという大事な場面で、そんな女らしいしぐさが自然とできればいいとは思いませんか。
そんな女らしいしぐさが自然とこぼれるあなたは、もう立派な KIMONO-Beauty の一人ですね。
Congratulation!