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Be a KIMONO-Beauty!・・・・・・・裏ワザ & Idea
どうして! 半衿がかくれんぼ?!
出先で半衿が見えなくなってしまった事ってありませんか?
後ろ衿から飛び出してきたことは?
そんな着付けで出かけてしまった日には、一日中、衿元が気になってしかたありません。
ナントカ流の礼法では、人前で衿元をさわるのは、してはいけない恥ずかしい事のひとつだとか・・・・・
でも、そんなこと言ってられません。鏡をさがしては盗み見て直したくなってしまします。
だって、人前で堂々と鏡をみるのが恥ずかしいとしごろですから・・・・・(笑)
どうして、こんな情けないことになるのでしょう?
もちろん、引っぱり布をつけて、シッカリひっぱってます。それなのに・・・?
これはどうも半衿のつけ方に問題があるようです。
半衿ってどんな風につけてますか?
私は以前、全部を同じ幅につけてました。
でも、これでは衿元をあわせる時に、かなりシッカリと深くひっぱるようにしてあわせなければいけません。
この時、無理やり引っ張るような感じになってしまうんです。
そしてこの無理が、あとあとだんだんと半衿を外側に引っぱっていって、隠してしまうことになるのです。
それでは、無理をしないためにはどうすればいいのか?
半衿の幅をだんだんと太くしていくのです。衿先に近づくほど太くするのです。
だいたい真ん中よりも衿先の方を、半衿の幅の3分の2くらいプラスします。真ん中を6cmとしたら先は10cmってこと。
これは私のように安全ピンで簡単につけるタイプでも、手縫いでつけていくにしても同じです。
ただ、安全ピンでとめていく[東京半衿]の場合、少しコツがいります。
[東京半衿] は表衿&中央からとめていきます。 とめ方は説明書をよ〜く見てくださいよ。
1.ど真ん中の表衿からとめます。
2.引っぱり布から1cm位はなれた所。左右です。表衿ですよ。
3.胸に当たるあたり。左右、表衿です。
ここまでは、もともと安全ピンが付いていた場所です。
4.ここまで合計5ヶ所、ひっくり返して裏襟も、とめてしまいます。
5.衿先にとびます。半衿ではなく、その下の土台布にボタンが2コついています。
そのボタンが表衿の方に出てくるまで、深く織って、襦袢の先をはさみます。この時、ゆったりとスキマができるくらいにはさんで下さい。
その位置で表衿をとめます。この時の安全ピンの位置は深く襦袢の身頃のほうまで、はいってきています。
6. 3 と 5 の衿をまっすぐにととのえます。
その真ん中あたりで前衿を止めます。これも少し身頃のほうにはいってます。
7.ひっくり返して、裏側もとめます。
8.裏側の土台布の先と襦袢をとめます。
9.最後にかるくアイロンをあてて、いままでの折り目をとります。すぐとれますよ。
こんな感じです。 なれればどうということはありません。
そしてもうひとつ、半衿が後ろ衿からとびだしてくるのは、半衿と衿芯がなじんでいないからです。
すべってると言った方いいでしょうか。
プラスティックのかたい衿芯の時、こういう事が起こりやすいです。すべりにくい衿芯をいれたほうがいいようですね。
つい、かたい衿芯の方が半衿の中にいれやすいので、よく使ってしまいます。
が、いれやすい=すべりやすい=中で踊ってしまう=なじまないで、立ち上がる=半衿が飛び出してくる
ってことのようですね。
結局、いれにくい衿芯を使ったほうがいい、ということでしょうか。
半衿美人はきもの美人への第一歩です。