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きものと帯のコーディネート〜シックで粋で上品なよそおいをめざして

着物を着て行くシーンとその装いかたには深い関係があります。

私の場合、だいたいこんなふうに考えて選んでいます。


     A.<正装としてのきもの> 結婚式での親族、主賓、仲人などで、定番の
クラシカルなよそおいをします。

     B.<社交着としてのきもの> 
              古典的な場所や催し・・・・・・伝統を重んじた多色使いの
華やかなよそおい(古典柄の訪問着など)
                                または立場によって、
クラシカルシックなよそおい(ジミ目の訪問着、色無地や鮫小紋など)                             

              現代的な場所や催し・・・・・・色数や柄を押さえ気味にして
モダンシックなよそおいに。

     C.<よそゆき着としてのきもの> 
モダンでシックで粋に

<正装> も <社交着> も 限られた空間で行われることが多いのが特徴です。
また、限られた特別な空間でこそ、クラシカルなよそおいは映えるように思います。

自分の個性が発揮できるよそおいは、現代的な場所での<社交着としてのきもの> や <よそゆき着としてのきもの> でしょう。

特に<よそゆき着としてのきもの> には何の制約もありません。
自分の好みと自分の感性だけを頼りにした挑戦です。(笑)

今まで、色々な着物をきてきましたが、これからの私が目指したいのは、現代建築を背景に立っても、
シックリとしてその風景にとけこめるような
モダンシックで粋なよそおいです。

これはその昔、宇野千代 さんが言われてたことなのですが、現代でも、いえ、現代でこそ通じるところがあると思います。


そしてもうひとつ、コレはとても大切、
粋だけれどけっして上品さをなくさないような、そんなコーディネートが理想です。

では、いったい
モダンシックで粋で上品なよそおいって、どういうのでしょうか?

それは着物もまた着るもののひとつというコンセプトで考えると答えが見えてくるのではないかしら。

私たちになじみ深い洋服の感覚で考えてみるのです。

洋服でのシックで粋で上品なよそおいって、どんなものでしょう?

黒・紺・グレー・茶 などのジミな色、そして圧倒的に無地が多いですよね。柄があったとしても、あまり目立たない小柄です。
そんな洋服の感覚で着物を考えてみましょう。

黒と白、黒とグレー、茶と白、茶とクリーム、グレーと白、紺と白などは洋服では定番の合わせ方です。

もう少し色気を出して、紫と淡いピンク、やさしいピンクと白、緑とクリームなど着物の色数をできるだけ少なくします。

私の場合、足袋も半衿も白にします。そして髪の色は黒。ですから、あと2色、多くても3色で抑えます。

そしてそれだけでゃジミすぎるようなら、帯や帯締めでアクセントをつけて、
女らしさを表現するのです。

これは<社交着としてのきもの> を現代的な場所で着るときにも言えることです。
同じ訪問着でも、飾って楽しめるような華美なものではなく、ゴテゴテしていない大柄すぎない、見た感じスッキリしたものを選びます。

なす紺に白1色の菊 などどうでしょう。それだけでは淋しそうですが、その上にあなたの顔がのることをお忘れなく。

あなたの顔をひきたててくれる着物を選びたいものですね。 

別れたあと、「着物がキレイだったナ。でも、あの人どんな顔してたっけ?」 なんて言われませんように・・・(笑)


どんなタイプのよそおいにも言える、フツーのコーディネートは、

             @ 濃い色のきものには、薄い色の帯

             A 薄い色のきものには、濃い色の帯

             B ゴチャゴチャした柄のきものには、スッキリしたワンポイントの帯

             C 無地またはそれに近いきものには、全通柄の帯  

             D 具象的な柄のきものには、抽象的な柄の帯

             E 抽象的な柄のきものには、具象的な柄の帯

というように、すべて強いコントラストを求める方法です。

特に、クラシカルなよそおいを求められる時、コレでいくと間違いありません。

そして、帯揚げはきものか帯のどちらかに溶け込む色にします。
帯締めは帯色とは反対〜つまり、きものと同じ色か、きものの柄の中からえらんだ濃い色をもってきて、全体を引き締めます。

決して、柄に柄、無地に無地がいけないというわけではありません。
が、失敗しやすいことも確かです。

柄に柄は、その材質や色などもよ〜く考えないと暑苦しくうるさくなりがちですし、無地に無地は下手をすれば仲居さんになってしまいます。(笑)

薄色のきものに薄色の帯などは、京都でいうところの“はんなり”なのでしょうが・・・・・・私の色彩感覚では難しいコーディネートです。
フツーのレベルより一段高いよそおいと言えるのではないでしょうか。


これはあくまで私がコーディネートする時の考え方です。コレが正解でアレが間違い)というのがないのがこの世界です。
まさに十人十色。



あなたのコーディネートの何がしかの参考になればしあわせです。(笑)

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