プランニングについて

部屋の形に合わせ敷設面積を上げる

温水床暖房の設計で心がけているのは「床暖房を主暖房にする事」

床暖房の設計で基本となる敷設面積は「70%」という基準があります。私たちの設計は基本設計を「90%」を基本とした設計を行います。

温水床暖房の設計に使用する床暖房は「富士環境システム製床暖房」で行います。

床暖房設計で、①のシステム図面が床暖房敷設面積「90%」なります。
右のシステム図面が床暖房敷設面積が「70%」になります。 ②の床暖房設計も主暖房になりえるシステム設計ですが、長時間立つキッチン前に床暖房が敷設されず、快適感が薄れる設計になります。私たちは、その部屋で「暖かい部分」「冷たい部分」を無くす設計を心がけることで、快適性をもたらします。

サーモカメラの写真でも分かるように、部屋の動線部分もしっかり温めています。このような工事をする事で、床暖房を主暖房とし、快適な空間を実現できます。

御挿入配管システムを採用

私たちの床暖房設計は、床暖房配管方式は、基本的にジョイントレス工法で行います。床暖房の回路の中でジョイントを作らない工法になります。

但し、給湯器と床暖房との距離がある場合などは、点検できる部分でジョイント行う事があります。
※ この方法は根太レス工法の説明

① 一般的な床暖房配管は、隠ぺい部分でジョイント行う場合がある

② 私たちが設計を行う床暖房は隠ぺい部分でジョイントが無い

自由なエネルギーを選択する

温水床暖房の設計を行うとき、温水を供給するエネルギーを選択しますが、私たちが床暖房を設計する場合、「電気(ヒートポンプ)」「ガス」「灯油」などのエネルギーを自由に選択し床暖房提供します。その時代にあった、エネルギーでシステム設計を行います。

自然素材で床暖房を考える

床暖房システム設計を行うのに、大切にしているのは「自然素材で床暖房をする」事を考えます。床暖房を採用する事で、無垢材は使えないではなく、無垢材を使って床暖房できることを考えて床暖房システム設計を考えます。

私たちの事務所の床暖房です。富士環境システム製の床暖房パネルに西粟倉の杉の床材を採用しています。床暖房と無垢の組み合わせ最高に気持ちが良いです。

低温水床暖房のおおよその予算

富士環境システム「うららⅢ」マット式床暖房パネルのおおよその予算と他社の床暖房の予算の比較

① 富士環境システム「うらら」
熱源機 ガス暖房給湯器
パネル うららⅢ

価格  約 ¥630.000(税別)
② 他社製床暖房
熱源機 ガス暖房給湯器
パネル 他社製パネル

価格  約 ¥520.000(税別)

共通項目
・価格は、床暖房の工事費含む
・建築工事費は含まず
・給湯器 ノーリツGH-712
・給湯器は洗面の後側
・床下配管の長さ、往復10M程度
・価格は、おおよその設計価格

富士環境システム製床暖房のプランの方が予算は高くなりますが、敷設面積の違いや、パネルの素材の違い(うららⅢは1mm厚のアルミ板使用・他社メーカーはアルミ箔)による、床暖房の効率、床材を使えるバリエーションなどが多くなるなどの付加価値を考えると、その差は納得の範囲と考えます。

輻射冷暖房システムのプランについて

風の無い冷房を考えシステム設計を行う

クール暖の設計で最初に考えるのが、冷房能力が発揮できるよう設計を行います。冷房が十分に能力を発揮できるお部屋は、暖房も十分に能力発揮できます。基本的にクール暖で冷暖房できるような設計を行います。

クール暖の取り付け方法

クール暖のパネルは、部屋の壁面に沿わして取り付けを行うか、パーテーション代わりに目隠し的な方法で取り付けを行うようにします。取り付けはパネルを取り付けできる柱(袖壁)的な造作物が必要になります。この造作物は建築工事になります。

クール暖の枚数設計

クール暖の枚数を計算する場合、坪数だけで枚数を出していく訳ではなく、窓の性能や大きさ、断熱材の厚み性能、建物の空間の大きさ、生活される家族の人数などを考慮し枚数を計算します。

私たちがお勧めする設置場所

クール暖を設置する場所として、私達がお勧めする場所は寝室になります。クール暖は風と音が発生せず冷暖房を行うので、風が身体にあたり不快にならず、音が睡眠の邪魔になることなくお休みして頂けます。設計でお勧めしたいお部屋が寝室です。

代表の自宅の寝室です。寝室はエアコンの設置はなくクール暖で冷房を行っています。

ヒートポンプで「冷水」「温水」を作る

輻射冷暖房システムは、ヒートポンプ技術で「冷水」「温水を」作って行きます。私たちがシステム設計を行う場合は、三菱エコヌクールや、長府エネフローなどでシステム設計を行います。

クール暖設置のおおよその予算

クール暖を、夏季図面の寝室に設置した場合のおおよその予算

協立エアテック クール暖
クール暖 071-205 1枚
     031-205 1枚
     ※ 断熱関係で2枚必要と仮定
熱源機  三菱エコヌクールピコ

価格   約¥1.100.000(税別)
     クール暖 工事費 含む
     価格はおおよその設計価格

基本別途 工事

・結露水用ドレン配管工事
・パネル取付用 袖壁
・ヒートポンプ200V電源

クール暖の導入は、エアコンの導入を考えると高価になりますが、輻射で冷房する事を考えると魅力ある冷暖房設備と考え、金額では無い付加価値も大きな財産と思います。

モデルルームのクール暖配置図面

私たちのモデルルームのクール暖の配置図面です。L.D.Kに3枚のクール暖を設置し、
寝室に2枚のクール暖の設置。

モデルルームはエアコンの設置はありません