相談した結果すぐに山に向かう事にした。

もはや、いつゴーレムが来るか判らない。

「さあ、行くとするか!みんなは、用意できたか?」

「私たちはいつでもいいわよ

というよりあなたの剣ぐらいしか用意するものないじゃない」

「それもそうだが、そっちの二人にあるかもしれないじゃないか」

「私たちは武器を常に持っているからいつでも動けますよ」

そういや、リーリアは最初から杖を持っていたっけな。

「じゃあ行こうか

ファーブリア山は、まるで分けたかのように、4つの地形があるんだ、砂地、火山、湖、谷、何処から行く?

ちなみに、俺は砂地がいいと思う、向こうまで見渡せるから安心だし他よりも通るのは楽そうだしな」

「私は火山がいいと思うわ。暑ささえ我慢すれば、いいもの。

砂地はこちらも通りやすいぶん、ゴーレムも多いんじゃない?

フィソラはどう?」

『私はドラゴンだ。何処でもあまり関係なく過ごせる。 皆の意見に従おう』

「火山、冗談じゃないわ。汗かいちゃうじゃない

谷にしましょう。ここの谷は、風が吹いて気持ちいいわよ〜」

「湖もいいですよ。

多くの動物が集まるぶん変化があれば顕著に現れます。

少しぐらいボーっとしていても敵が来ればすぐにわかりますから安心ですよ」

皆バラバラである。ここまで見事に分かれるとは…

皆譲る気は無いのでジャンケンで決めることになった。

ギルバートが勝って、砂地へ
アイリスが勝って、火山へ
リーリアが勝って、谷へ
アルタイルが勝って、湖へ