そば用語辞典   < Mobile 辞典へ   < PC 辞典へ

めしのとり湯
 
江戸初期の寛永20年(1643)に出された「料理物語」や元禄2年(1689)の「合類日用料理指南抄」などに、そばをつなぎやすくするために「めしのとり湯 ぬる湯 豆腐をすり(すった湯)」などを使うと良いと書いている。「めしのとり湯」は、米を多めの水で炊き、沸騰した湯をとる「湯とり飯」と逆の方法。湯とり飯は米を多めの水で煮てざるにあげ、ふたたび蒸して作る。「料理物語」の蕎麦切りには「めしのとりゆにてこね候て吉 又はぬる湯にても 又とうふをすり水にてこね申事もあり・・・」とある。
 
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