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色ひいな形 (立ってそばを打つ) |
宝永8年(1711)に上方浮世絵の第一人者・西川祐信が描いた笑い絵(春画)「色ひいな形」の巻五・商職風のなかに、そば屋で職人が立ってそばを打っていて、その二階に逢い引きの場面が展開している。この絵の特筆すべき点は、江戸時代の比較的早い時期に京都のそば屋で「立ってそばを打つ姿」が現れていることである。おそらく、立った姿勢でそばを打っている図としてはこれが最も早いのでなかろうか。古い時代の麺類屋の看板ともいわれる「招牌」も描かれている。 |
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