【カ行】

−超スゴイ −スゴイ −人間並 −ニガテ −超ニガテ


グーグー・ドールズ本体:グェス

破壊力− スピード− 射程距離−20〜30m
持続力− 精密動作性− 成長性−

グェスが"矢"の破片で体を傷付け、発現したスタンド。
スタンドのビジョンは小さく、大きさはネズミか小鳥程度しかない。
人間に取り憑く様にして、自分と同じ十数センチ程の大きさに縮める能力を持つ。
この能力は自分には使えないが、複数の標的に使用可能である。
また、取り憑いた相手がグェスを裏切ったと判断すると、
自動操縦型に変化し、相手を殺害する。
このスタンドは、他の囚人より優位に立っていたいという、
グェスの心の奥底に隠れた願望が能力の特徴となってあらわれている。
つまり"友達になりたいんだけれども、支配もしていなくてはいけない"という
"ペット化"とでも言う様な、グェスの屈折した心が具現化したものである。(64巻)


クラッシュ本体:スクアーロ

破壊力− スピード− 射程距離−
持続力− 精密動作性− 成長性−

液体から液体へ高速で瞬間移動出来るスタンド。鮫の様な姿をしており、
相手の急所を噛み切ったり、食らいつき引きずり込むといった戦法を得意とする。
瞬間移動と言っても、密封された物の中へは移動できない。
例えば、蓋を閉めた飲料の中や、人間の体内に流れる血液には移動不可能。
また、射程距離自体は長いものの、瞬間移動出来る移動距離は2〜3メートルが限度である。
スタンドの破壊力は低いものの、金属製のスプーンをボロボロにしたり、
人間の喉を食いちぎる程度は十分可能。一方、移動中は捕らえた相手への攻撃を
加えにくくなってしまうという欠点も持つ。
スタンドの大きさが、周りの液体の容積や体積に左右されるのも特徴。
その場合、捕らえた獲物の大きさもクラッシュに合わせた大きさとなる。
最大の欠点は、水の無い場所ではスタンドを出す事すら出来ないという点にある。(56巻)


クリーム本体:ヴァニラ・アイス

破壊力− スピード− 射程距離−
持続力− 精密動作性− 成長性−

全てのものを飲み込む暗黒空間を持つスタンド。
暗黒空間に触れた物質は、削り取られた様にこの世から姿を消す事になる。
口の中が暗黒空間となっており、本体ごと空間内に姿を隠す事で、
この世の空間上から全く姿を消してしまう。姿を隠している間は別の空間に居るため、
匂いや気配を感じる事も出来ず、どんな攻撃であろうとも、クリームにダメージを与える事は出来ない。
暗黒空間内に居る時は、周りの状況を確認出来なくなってしまうのが弱点。

アヴドゥルとイギーを倒し、ポルナレフの体を削りまくった実績(?)から、
その強さが嫌でも印象に残るスタンド。カプコンから発売された格闘ゲーム版"ジョジョ"でも、
防御不可能な攻撃でプレイヤーを苦しめたが、動きやスピードが案外単調なため、
見切っているプレイヤーには「ボーナスステージやな」と不名誉な称号を与えられたりした。
続編ではプレイヤーキャラとして選択出来る様になったが、さすがに攻撃は防御可能となった。
ちなみに基本能力表での破壊力は"JOJO A-GO!GO!"では"B"とされているが、
個人的に"A"としか思えないので、ここではそう表記した。


グリーン・ディ本体:チョコラータ

破壊力− スピード− 射程距離−
持続力− 精密動作性− 成長性−

人の死に異常な興味を抱くチョコラータが、"矢"に貫かれて発現したスタンド。
生物を朽ち果てさせるカビを、広範囲に撒き散らす能力を持つ。
このカビは、カビが付着した生物が、より低い位置に移動した際に活発に活動を始め、
取り付いている宿主の体を腐らせてしまう習性がある。
カビに犯された生物は、即死する事は無いが、ジワジワとカビに喰い尽くされ死に至る。
また、カビによって体が崩れ去っていく最中でも、それ程痛みは感じられないらしく、
被害者の意識も比較的はっきりしており、自分の身に起こっている事に気付いていない場合すらある。
それが逆に、このスタンドのおぞましさに拍車をかけている。
ディアボロは、このスタンドの使用を禁じていたが、それには理由があった。
このスタンドから噴霧される"殺人カビ"は、喰らい尽くした死体から、また他の生物へと付着する。
つまり事実上、射程距離が無限なのだ。これは、本体のチョコラータが心の底から殺人を楽しんでおり、
その精神の具現化されたものである、スタンドの殺傷能力に歯止めがかかっていない事が原因である。

ちなみに現実にも"人を殺すカビ"というものは実在するが、当然グリーン・ディの様に、
瞬く間に体を食い尽くすというものではないので、さほど心配する事は無いだろう。
とは言うものの、肺に侵入され増殖されると、かなりヤバイ代物ではあるらしいが。(59巻)


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