【ア行】
A−超スゴイ B−スゴイ C−人間並 D−ニガテ E−超ニガテ
【アース・ウインド・アンド・ファイヤー】本体:支倉未起隆(ヌ・ミキタカゾ・ンシ)
破壊力−C | スピード−C | 射程距離−なし |
持続力−A | 精密動作性−C | 成長性−C |
自らを宇宙人と名乗る謎の転校生、支倉未起隆(ヌ・ミキタカ・ゾ・ンシ)の能力。
"矢"によって発現したスタンドなのか、ミキタカ独自の能力なのかさえ不明。
ミキタカ自身が変形、あらゆるものに変身する事が出来、
自分の手をアイスクリームに変えたり、スニーカーやサイコロといった複数の物に変身する事も可能。
ただし、機械の様な複雑なものや、変身前の本体以上にパワーを出すものには変身出来ない。
地球に対する知識が乏しいせいか、正確に変身出来ない事も多い様だ。
また本人曰く「地球人の顔はどれも同じに見える」との事から他人に変身する事も出来ない。
アース・ウインド・アンド・ファイヤーは、既存のスタンドの概念に当てはまらない新しい能力と言える。
ミキタカ自身、仗助のクレイジー・ダイヤモンドが見えていなかった事から、
この能力をスタンドと呼べるのかは今も意見の分かれるところである。(40巻)
【アトゥム神】本体:テレンス・T・ダービー
破壊力−D | スピード−C | 射程距離−D |
持続力−B | 精密動作性−D | 成長性−D |
敗北を認めた人間の魂を抜き取る能力を持つ。
魂に隙を見せた相手に、スタンドの一部を食い込ませる事も出来る。
もう1つの最大の能力は、相手の"心を読む"事。ただし、"YES"か"NO"かでしか判断が出来ないのが欠点。
兄であるダニエル・J・ダービーのオシリス神と同じく、本体の才能に頼る所が大きいのも特徴。
確かに心を読めるという能力は優れたものだが、本体のダービー弟自身が何らかの達人でない限り、
他人に敗北感など植え付ける事は出来ないからだ。言われるまでもなくテレンスも、
その事は理解しており、だからこそTVゲームの腕前を磨き上げてきたのだろう。
だが、兄がギャンブルを生き甲斐にしているのに対し、弟のTVゲームに対する思い入れは、
さほどでも無さそうであった。もし、テレンスがアトゥム神の能力に頼らず、純粋なゲームの腕で
勝負していれば、承太郎とて危なかったかもしれないのである。イカサマを見破ろうとするあまり、
スタンドの能力に頼り切った時点で、テレンスの敗北は決まっていたに違いない。
エジプト神話でのアトゥム神は、宇宙の創造神であり、その名は"完全なる者"を意味する。
またアトゥムは、ラーやオシリスといった神と同一視される事もある。(24巻)
【アヌビス神】本体:キャラバン・サライ、チャカ、カーン、ポルナレフ、子供
破壊力−B | スピード−B | 射程距離−E |
持続力−A | 精密動作性−E | 成長性−C |
タロットカードの起源であるエジプト9栄神の1人。
500年前の刀鍛冶キャラバン・サライのスタンドであったが、
彼の死後そのスタンドだけが刀に宿ったスタンド。
刀を抜いた人間を操り、自分の本体にしてしまう。
長らく博物館に秘蔵されていたが、DIOの手によってこの世に甦った。
その刃はスタンドゆえに、柱などの物質や牛といった生物を透過して、敵を斬り裂く事が可能である。
更に一度戦った相手の攻撃パターン・技・力などを憶える能力を持ち、
憶えた事は操る人間が替わっても引き継ぐので、戦えば戦う程アヌビス神は飛躍的に強くなっていく。
ポルナレフ、承太郎との戦いを経たアヌビス神は、パワー・スピード共にスタープラチナをも凌駕していた。
またスタンド使いに取り憑いた場合、取り憑いた人間が持つスタンドも併用可能となるので、
恐るべき戦闘力を発揮する。ポルナレフに憑依したアヌビス神は、
シルバーチャリオッツとの二刀流で承太郎を追いつめた。
最後は、承太郎の全身全霊のラッシュでバラバラに折られ、
残った切っ先も子供に取り憑き反撃を試みたが、ナイルの川底に沈む事になった。
承太郎は「術や策を使わない正統派のスタンド」と言ったが、
アヌビス神がその気になれば、他の9栄神の本体に取り憑く事も可能であり、
最も恐ろしい敵になり得たはずである。
古代エジプトでのアヌビス神は山犬(ジャッカル)の頭を持ち、
ミイラ作りの神とも言われ、ミイラから魂を導く重要な役割を司っていた。
また冥界にやって来た魂の心臓を聖なる天秤で測量する"冥府の神"であり、
死者とは切っても切れない神であった。この測量で罪人と判断された魂は、
魔獣アメミット(アーマーン)によって心臓を喰らわれる事になる。
ちなみに"アヌビス"とはギリシャ語であり、本来のエジプトでの名は"インプゥ"である。(21巻)
【イエローテンパランス】本体:ラバーソウル
破壊力−D | スピード−C | 射程距離−E |
持続力−A | 精密動作性−E | 成長性−D |
タロットの"節制"を暗示するスタンド。漢字表記では"黄の節制"。
本来はゲル状のスタンドだが、人や動物の肉を喰らい、それと一体化する事で
スタンド使い以外の一般人にも見え、触れる事が出来る実体化したスタンドとなる。
このスタンドは触れたものに付着し、それをどんどん浸食、ついには取り込んでしまうため、
安易に攻撃すると酷い目に遭う。このスタンドの最大の特徴は、その防御能力にある。
単純なパワーは、その肉のバリアで柔らかく包み込まれ吸収、分散されてしまい、
熱で攻撃すれば拡散し、冷やすと針の様に尖って食い込む。まさに"攻撃する防御壁"と言うに相応しい。
また、本体のラバーソウルは、このスタンドを身にまとう事で他人に変装する事もでき、
一見しただけでは判別する事は難しい。花京院に化けた際には、偽のハイエロファントさえも造り出し、
ずば抜けた観察力を持つ承太郎でさえも、見抜く事が出来なかったほどである。(15巻)
破壊力−B | スピード−B | 射程距離−B |
持続力−C | 精密動作性−E | 成長性−E |
タロットの"皇帝"を暗示するスタンド。
拳銃の姿をしており、そこから発射される弾丸もスタンドである。
このため発射された弾丸の軌道を変える事も自由自在。
弾丸を複数発発射する事もでき、またとっさに弾丸を消す事も可能である。
射程距離はそこそこあるが、あまり遠距離の相手には弾丸の威力が無くなる。
あくまで接近戦での暗殺を得意とするホル・ホースにとって、
1対1での面と向かった戦いは向いておらず、
お互いにサポートし合う、他のスタンド使いは必須である。(15巻)
【オシリス神】本体:ダニエル・J・ダービー
破壊力−E | スピード−D | 射程距離−D |
持続力−C | 精密動作性−D | 成長性−D |
本体であるダービーと賭けを行い負けた人間の魂を抜き取り、コイン状に加工する能力を持つ。
賭けによって敗北を認めた人間の魂のエネルギーは、限りなくゼロに近くなり、
オシリス神は、そこを狙って魂を引きずり出す。またダービーを殺せば、
奪われた魂も死んでしまうため、うかつに攻撃する事は出来ない。
エジプト神話でのオシリス神は、妻であるイシスと共にエジプトの王となっていたが、
弟であるセト神に殺害される。だが、その度にイシスや他の神の助けにより蘇生し、
最終的に死に打ち勝ち、冥界の王となった。(23巻)