かわらばん1998年 新春号のメニュー
栄養たっぷり「だいこん」 ハップ剤のこと カゼについて
冬のスキンケア 長ねぎ効果

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根も葉も栄養たっぷり! のお話。



  • ビタミンC
  • ジアスターゼ(でんぷんの消化を促す)
  • オキシターゼ(焼き魚のこげに含まれる発ガン物質を分解したり、タンパク質や脂肪の消化を助ける)
  • リグニン(ガン細胞を抑制する食物繊維)
    食欲増進、消化促進、ガン予防



  • ビタミンA、B2、C
  • カルシウム、鉄
  • 食物繊維
    ガン、骨粗しょう症予防、貧血改善
【こんな使い方もあるよ!】
  • ビタミンCやジアスターゼは熱に弱いので「サラダ」や「なます」にして、できるだけ生で!
  • 乗り物酔いには、おろし汁にハツミツとしょうが汁を加えて飲むとよい。
  • 冷え性、肩こり、腰痛には葉を干して湯ぶねに入れると体が温まる。
  • カゼぎみや熱のある時は、おろし汁をコップ1杯飲むとよい。

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ハップ剤とは、貼り薬、湿布薬のことです。
患部に薬が定着するので、効果が高く、持続します。
また使い方も簡単です。
筋肉痛、腰痛に効くハップ剤が代表的で、冷感タイプと温感タイプがあります。

冷感タイプ温感タイプの使い分け方

冷感 急性的な症状のとき
(熱を持っている。腫れている。)
ねんざ
打撲
温感 慢性的な症状のとき 肩こり
腰痛

※温感湿布は貼ったところをコタツや電気毛布などで暖めないで下さい。水泡ができることがあります。

 

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カゼの正体は、ウイルスなどのいろいろな病原菌です。
カゼの症状は、まず鼻、ノド、気管、気管支、肺などの呼吸器とその周辺の炎症で始まり、これが原因でクシャミ、鼻水、鼻詰まりなどが起こります。
さらに炎症が広がるとノドの激しい痛み、咳、痰などが出ます。
カゼをこじらすと呼吸器系全体に炎症が起こり、発熱、頭痛、関節痛、下痢、吐き気、腹痛、全身倦怠などの症状が現れます。
カゼは患者のクシャミや咳などにより感染するので流行している時は体力をつけて、人ごみを避けるなど注意が必要です。

  普通感冒 非細菌性咽頭炎 咽頭結膜熱 急性気管支炎 インフルエンザ 異形性肺炎
原因菌 ライノウイルス
コロナウイルス
アデノウイルス
エンテロウイルス
アデノウイルス
3、7、8型
アデノウイルス
インフルエンザウイルス
マイコプラズマ
インフルエンザウイルス
まれに他のウイルス
マイコプラズマ
インフルエンザウイルス
アデノウイルス
症 状 鼻炎
のどの痛み
微熱
のどの痛みがひどい
高熱、食欲不振
倦怠感、関節痛
悪寒頭痛
のどの痛み
40℃前後の

4〜5日続く
鼻炎
のどの痛み
粘膜性の

38℃前後の
急な悪寒頭痛
38℃以上の

全身痛、
のどの痛み
激しい
胸痛、
発熱頭痛
倦怠感
その他 最も軽い
2〜3日で治る
3〜5日で治る 結膜炎などプールで
感染することがあり
プール熱と呼ばれる
     

※インフルエンザについての詳しい解説はこちら

「安静、保温、栄養」の3条件に気を付け、体力の消耗を防ぎ、健康の回復を待ちましょう。
熱が高い時は水分を十分にとります。
汗をかいたらこまめに寝間着を取り替えます。熱がある程度下がり、食欲がでてきたら粥など消化がよく温かいものを少しずつ食べましょう。
又、ジュースや果物などからビタミンB1、B2、Cなどをたっぷり摂るようにしましょう。

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「かゆみ対策はいかにドライスキンを防ぐか」

冬は寒さのつらいとともに「ドライスキン」の季節がやってきます。特に高齢者やアトピー性皮膚炎に悩まされている方にとっては、「かゆみ」が人一倍気になる季節です。
その対策を簡単にまとめてみました。

ドライスキンとは?
ドライスキンとは文字通り皮膚が乾いた状態で、皮膚の最外層である角層に含まれる水分量の減少によりおこります。
湯上りの肌は、角層に水分をたっぷり含んでいますので誰でもしっとりしています。しかし、30分もすると水分は蒸発して肌ははさついてきます。この角層に水を蓄え込む力、保湿能力が弱い人の肌はどうしても乾きがちです。

ドライスキンは現代病?
世の中が低湿環境になっていることがドライスキン増加の重要な要因のひとつと考えられます。私たちは、家でも職場でも一日中エアコンの効いた快適空間で生活するようになりました。しかし、そのため角層の水分はどんどん失われてしまってます。
また、最近よく使われるようになった泡立ちのよいナイロン製のタオルも、あまりこすり過ぎると角層を破壊してしまいます。

有効な治療法は?
入用後には念入りにワセリンや乳液を塗るとよいでしょう。医薬品にも尿素軟膏やヒルドイドなどの保湿剤があります。また、最近の保湿入浴剤も有効です。
一般に「かゆみ」は体が温まると感じやすくなりますから、アルコールとかの刺激の強い香辛料なども避けたほうが無難です。下着も木綿を主体として、なるべく肌に刺激を与えないようにしましょう。
同時に、この冬の部屋の乾燥予防対策として、加湿器を用いたり観葉植物を置いてみるなど、ちょっとした工夫をしてみるのもいいでしょう。

 

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長ねぎをあてると鼻づまりも解消!
かぜで鼻が詰まったとき、長ねぎを5cmくらい縦に2つに割って、切り口を鼻にあてます。10分くらいあてておくと鼻がスッとします。
長ねぎに含まれている硫酸アリル化合物が、鼻腔を刺激して血行を良くするそうです。
長ねぎは白いところよりも青くてドロドロしたところのほうが効くので、捨ててしまわずに有効利用してみては?
 

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