西葛城神社(別称 楠 神社)

社務所から


穢れ(けがれ)について

神道の世界(神社神道)の世界には、「教え」「教義」「教祖」は存在していません。
戦後GHQによって「戦争の責任は国家神道にある」と決めつけられ、「宗教法人法」が作られました
神社はこの法律に該当しないということで、つぶしにかかったわけです。
 代わりに「キリスト教」を導入しようとしたわけです(無茶苦茶ですが、敗戦国の悲哀です)。
神社界ではあわてて「神社庁」を設立し逃げを打ちました。
 神社の世界には「何をしてはいけない、こうしなければならない」と言うことが、無いわけです。
 神様は血を嫌うから、生理中の女性は参ってはいけないとか、喪中は参ってはいけないとか
 世間では多々言われておりますが、ほとんどが迷信です。ただ、生理中の体調とか、喪中の
 体調(悲しみによる)不良を戒めるもので、気持ち(精神的)の問題でこれを「穢れ」と言います。
 「穢れ」(気枯れとも言う)とはあくまでも精神敵な物です。「穢れ」と「不浄」はよく間違われます
 昔、葬儀場に「塩」を置いてました。清めると言いましたが、何を清めるの?ですね。「穢れ」
 (悲しみや、つらい気持ち)は、塩では無理です。ただ、悲しみを吹っ切ると言うのなら親族以外
 には効果はあるでしょうね。
 喪中(大体50日)は鳥居を潜らないと言いますが、横入りはやめてください。そのために
 「手水舎」があります。手口を洗うことで清められます。
 「祭り」に喪中だから参加しないという事があります。悲しみが消えていれば良いと思いますが
 人の口がいけません。何か起こればその人のせいになりますよね。どうしても出る必要があれば
 ポケットか何かに塩を忍ばせてください、言ってくる人があれば塩を見せてください。やはり
 目立たないように行動はしてください。

地震時の対応について
   南海地震等が予想されていますが、最悪神社内で地震にあった場合すぐ神社外に出て下さい。灯篭、石垣、鳥居等石で出来てまして、倒壊する危険があります。灯篭などは置いてあるだけです。最近の新しい灯篭には鉄筋の入ったものがあるようですが、当社の物は江戸時代中期のものがほとんどです。材質も砂岩であり、現在の花こう岩よりもろく危険です。鳥居などは笠木だけでも数トンあるようです。神社やお寺が避難場所というのは、東北地方の海辺の神社だけです。津波の場合には考えられますが、ここらあたりには通用しません。勘違いしている方もおられます。神社で地震にあったら直ちに石つくりの物から離れてください。