2003年、ハードロック復権、かな?
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Jan
・「村上春樹の聴き方」飯塚恆雄
本の内容自体はあんまし覚えてないです。
感想も特になし。
村上春樹の作品の中に登場する音楽で印象に残っているのは「ダンス・ダンス・ダンス」の主人公がスプリングスティーンの "Hungry heart" をくだらなくないポップ・ミュージックと評すところですかね。
Feb
・「The Michael Schenker Group(神話)」Michael Schenker Group
一般的には、ロン・ネヴィソンのプロデュース・ワークがソフト過ぎる、名盤と評されるファースト・ソロの次で地味な作品、という評価ですが、曲も佳曲揃いだし、故コージー・パウエルのアタックの強いドラミングとマイケルのギターのバトルも聞き応え満点だし、とっても素晴らしいアルバムだと思います。
マイケルが弾きまくり、コージーが叩きまくる "Looking for love" が超オススメ。
・"Time" Pink Floyd 気が付いたら10年という時が過ぎ去っているんだ。
就職10年目を迎えてしまいました。
Mar
・「Greatest hits」Journey
マイケル三昧も少々飽きてきてしまったので、ニール・ショーンでも聞いてみようかと買ってみました。
メロディアス、独特の音色という点では、マイケルにはかなわないまでも、ニール・ショーンもかなりいい線いっています。
「地下室の手記」中にも書いたけど 若干選曲には不満ありながらも、まあよくできたベストアルバムです。
ホンマにヒット曲多かったからね。
・「Best of Volume1」Van Halen
マイケル三昧も少々飽きてきてしまったので、エディでも聞いてみようかと買ってみました。
メロディアスとは程遠いですが、エディの変態ギターも、いまとなっては懐かしくて涙をそそったりもします。
しかしこちらも 「地下室の手記」中にも書いたとおり 選曲には不満有り。
ヴァン・ヘイレンのベストアルバムに "You really got me" "Oh! pretty woman" の2大カバーヒット曲を省いちゃあかんでしょう。
エディはガンで闘病中とのことですが、その後どうなったのですかね。
・「停電の夜に」ジュンパ・ラヒリ
当日の地下室の手記へ。
表題作は突出していいけど、後はそれほど強いインパクトはなかったかな。
でも有望な人だと思います。
好みです。
・「ぼくの心をなおしてください」原田宗典/町沢静夫
あんまり期待したほどの内容でなかったと思います(覚えてないくらい)。
・2003/03/20 The Rolling Stones@大阪ドーム
ストーンズを今年も見ることができて本当に幸せです。
当日の地下室の手記へ。
・「Rock will never die」Michael Schenker Group
ということで、やっぱりマイケルに戻ってきました。
マイケル、サイコー。
僕の持っている「Rock will never die」はリリース当初の9曲バージョンなので、ハマースミス公演をフルに収めた盤が欲すぃです。
(VHSのビデオを持ってはいるけど)
9曲バージョンCDは貴重なのかな???
・「共生虫」村上龍
引き篭もり系ということで期待大だったのですが、はっきり言ってスカですね。
村上龍自身が引き篭もりとは対極にあるキャラクターなので難しいとは思うけど、それならそれでもっと取材の必要があるんじゃない?
リアリティが足りないっす。
・「One night at Budokan」Michael Schenker Group
こちらは僕は初めて聞く音源。
ゲイリー・バーデンのヴォーカルが酷すぎるという評判だったし、選曲もファースト・ソロとセカンドから(+"Doctor
doctor")だけなので。
やはり聴き所はコージーのドラムなわけですが、ゲイリーのヴォーカルもだいぶ修正されているのか、そんなには酷くありません。
但し!
最終曲 "Are you ready to rock" で曲がブレークする際の "カ・カ・カ・カ・カ・カ・カ・カ・・・・・・・・・・"
は酷すぎる。
最後の最後に興醒めもいいとこというか、笑わせんな!と、目の前に正座させて怒鳴りつけたくなります。
結構いい歌メロメイカーで全盛期のマイケルを支えたのは彼ではあるのですが・・・
Apr
・「ライ麦畑を探して」ショーン・カナン
ちょっとベタ甘過ぎるけど、まあ「ライ麦畑でつかまえて」をバイブルとするような少年っていうのは、この主人公のような感じなのかもね。
サリンジャーの現在っていうのが、取材に基づくものだったら面白いかも。
実際どうしているのでしょうね?
・「キャッチャー・イン・ザ・ライ」J.D.サリンジャー(村上春樹訳)
野崎孝訳を読んだのが随分と昔ということもあるでしょうけれども、違いはわからなかったですね。
どっちにも失礼なのかもしれないですが。
元々僕は大学時代に読んだので、ホールデン少年は若すぎてあまり感情移入できなかったんです。
これより先に「その後のホールデン」のような「ブライト・ライツ、ビッグ・シティ」(ジェイ・マキナニー、主人公はヤンエグ(死語))とか「レス・ザン・ゼロ」(ブレット・イーストン・エリス、主人公は大学生)とか読んでて、そっちに感銘を受けていたもので。
・「文体とパスの精度」村上龍、中田英寿
あんまり覚えてないですが、村上龍が持論を語るときにナカタに常に同意を求めるのが、なんとなく情けない。
実際には経験をしていない村上龍は、普通の人では得られない経験を持っているナカタに対して言い切れないんですよね。
それは仕方のないことではありますが、ナカタと話すとあの村上龍でさえも、ナカタに群がるマスコミの一人みたいになってしまうのが面白いです。
でも本としては詰まんないです、どうしようもなく。
・"ロストマン" Bump of chicken
最近のバンドでは、ホント、才能溢れるバンドです。
新しいアルバムが待ち遠しい。
・"Sailing day" Bump of chicken
カップリングのこれも。
最近のバンドでは、ホント、才能溢れるバンドです。
新しいアルバムが待ち遠しい。
・"The load out 〜 Stay" Jackson Browne
そろそろ全盛期のジャクソン・ブラウンをマジメに聞き込んでみてもいいかもしれない。
May
・「花を運ぶ妹」池澤夏樹
この人も当たりハズレがありますね。
これははっきり言ってハズレ。
うまいんだけど、ただの物語になっちゃってる。
いいときの作品にはメッセージや色や温度が丁寧に刻まれているんだけど。
・"Bobby Jean" Bruce Springsteen & The E.Street Band
ココロに沁みます。
Jun
・2003/06/01 佐野元春 & The hobo king band@泉の森ホール
久し振りですね。
ライブは2000年2月以来。
しかし新しいアルバムはまだ。
でも近くで見れてよかったし、新曲も何曲か披露されてよかった。
当日の地下室の手記へ。
・ジョン・レノン・ミュージアム
素晴らしいな。
また行きたい。
大阪にあったら言うことなかったのになー。
当日の地下室の手記へ。
・「Arachnophobiac」Michael Schenker Group
1曲目 "Evermore" のイントロのアルペジオには「おおおっ!」と身を乗り出したけど、後は・・・
なんでMSGのアルバムなのにジェフ・ワトソン(ex. Night Ranger)なんかに何曲もソロ弾かせるんだよう。
クリス・ローガンのヴォーカルもやっぱり好きになれないし・・・
がんばれ、マイケル!
それでもオレは応援してるから。
・「Sharks」UFO
ダメなのはMSGばかりではなくてUFOもちょっと・・・
どうしたって「現象」〜「Strangers in the night」までのUFOを意識しちゃうからで、それは今望んでも無理なことは頭ではわかっているつもりなんだけど、どうしても・・・
でもまあ今のMSGよりいいです。
マイケルが全曲弾いているし、ヴォーカルはフィル・モグだし。
・「St.Anger」Metallica
うおー、とにかくすげー。
2003年のNO.1でしょう。
衝撃を受けた日の地下室の手記へ。
Jul
・「ビタミンF」重松清
僕くらいの年のサラリーマンが主人公の短編集で帯にひかれて買ってみたものの・・・
どうも想像力が不足している気がします。
・「少年カフカ」村上春樹
2002年発表の「海辺のカフカ」の関連本。
製本工場を訪れたり、ボツ装丁案を載せたり、村上春樹の使っているVAIO/マッキントッシュを紹介したりもしているが、メインは「海辺のカフカ」発表時の期間限定公式サイトでの読者とのメールのやりとり。
村上春樹が返事をした(できた)分だけで1200通以上にも上るそのボリュームは半端ではなく、全部読み切るまでに年内いっぱいかかった。
つまり2003年後半の読書はこれだけってこと。
いろんな意見があり、いろんな答えがあるけれども、感心させられたのはふたつ。
・村上春樹が実に丁寧に真摯にひとつひとつの読者メールに答えていて、中には的外れとも思える批判も混じっているのだけれど、それらへの回答も心穏やかで、ああいつもこういう風にいけたらいいなあと思いました、読むほどに。
・逆にそれほど辛辣とも思えない批判や、批判とも受け取れない普通の意見に対して、熱く反論しているメールのやりとりがかたまっている部分があって、ああ村上春樹も人間なんだなあと何故かホッとしたりして。
・2003/07/18 佐野元春 & The hobo king band@大阪フェスティバルホール
アガワくんと見に行きました。
1989年のナポレオンフィッシュツアー@横浜スタジアムにも一緒に行くはずだったけど、アガワくんが就職活動の都合上行けなくなって、オレはあの日
"約束の橋" と "愛のシステム" のどちらが重いかを比較していたんだった。
当日の地下室の手記へGO。
・"島人ぬ宝" Begin
これはほんと素晴らしい。
涙が出ます。
当日の地下室の手記へGO。
・「ビギンの一五一会」Begin
今年一番よく聴いたアルバム。
"島人ぬ宝" の他にも "涙そうそう" をはじめ名曲、佳曲揃い。
一家に一枚ですな。
Aug
・「How the west was won」Led Zeppelin
凄過ぎるぞ、ジミー・ペイジ(&ボンゾ)。
実はまだまだ隠してるやろ。
もっと後期のも聴きたいな。
ただドラム・ソロは一回目に聞いたときには驚愕するけど、2度3度はツライな。
(つまりディスク1以外は何度も聞くのはツライ)
それにしても凄い。
Sep
・"タガタメ" Mr.Children
いろいろあって、いろいろ考えます。
当日の地下室の手記へ。
・「抗夫」夏目漱石
これは「海辺のカフカ」「少年カフカ」の影響で買ってみたのですが、全然読めませんでした。
なんか古臭すぎて・・・
大学時代には「こころ」や「それから」を愛読したものなのですが、どうしてしまったのでしょう・・・
・「North」Elvis Costello
はっきりいってめちゃくちゃに退屈です。
ブロードスキー・カルテットとやったアルバムとかぶります。
いつでもどんなときでもロック・モードで頼みますよ、コステロさん。
あとこんなアルバムを褒め契るメディアも全くもって信用ならん。
今年の中古盤屋行き候補、いや、確定第一号です。
もっとできるでしょ、コステロさん。
・「Sacred love」Sting
悪しきファンの代表のような意見かもしれませんが・・・
悪くない。
悪くないんですが、一番エキサイトするのは、4曲目で "Walking in your footsteps"(ポリスの「Synchronicity」のA面2曲目に収録)のコーラスを入れているところと、ボーナスの "Shape of my heart"(92年の「Ten summoner's tales」に収録)のライブテイクなんですよね。
(ちなみにこのライブが行われたのは、あの2001年9月11日の夜)
「Synchronicity」当時にはアバンギャルドなA面は完成度の高いB面に比べたらてんでダメという意見を持っていたし、「Ten summoner's tales」当時には軽くなり過ぎで酷い作品だと思っていたのに、時間が経つとこれですわ。
「昔はよかった」で最新を評価できない、悪しきファンなんです。
すみません。
でも僕の方が悪いのかなあ???
"Send your love" のおもちゃみたいなエレクトリック・サウンドを聞いていると、僕ばかりのせいではないという気もするんだけれど・・・
・「Greendale」Neil Young & The crazy horse
前作「Are you passionate?」が Booker T & The MG's を迎えての大傑作だったため、今回またクレイジー・ホースに戻ってってことでどうなんかなーとちょっと心配したのですが、いや、まあ、上出来と思います。
ちょっと1曲1曲が長過ぎるキライはあるけれども、根性入ってます。
アメリカの架空の町で起こる物語を語っている内容らしいんですが、ブックレットには物語じゃなくて歌詞をつけて欲しかったです。
平日開催じゃなかったら来日公演も行かしてもらったところなんですけどねー(城ホールでっていうのもムリあり、大阪府内全部合わせてもCD1万枚も売れてないだろ、きっと)。
すんません、そのくらいの中途半端な聞き方です。
でも、好きっすよ。
・「ルールズ・オブ・アトラクション」ブレット・イーストン・エリス
「少年カフカ」で年が終わってしまったので、殆ど数ページしか読んでないです。
今(※2004/01/17)はケコウ読みましたよ。
これはエリスの2作目ですが、登場人物のショーンというのが、超大傑作(というか怪作)の3作目「アメリカン・サイコ」の主人公パトリック・ベイトマンの弟ショーン・ベイトマンというのがわかったところで(解説でわかったんだけどね)面白くなってきました。
でもまあ1作目「レス・ザン・ゼロ」、それから「アメリカン・サイコ」と比べたら落ちるかな。
Oct
・"Girlfriend" Thee Michelle Gun Elephant
解散しちゃいましたね。
あんましマジメに聞いたことないですけど、惜しいバンドだということくらいはわかります。
アイ・ラブ・ユー、アイ・ラブ・ユー。
「アイ・ラブ・ユー」をシャウトする連中は信用できる。
Nov
・「The essential Bruce Springsteen」Bruce Springsteen
もちろん悪いわけがないのですが、「Tracks 2」にしてくれた方がよかったと思うのは、ファンならみんな一緒でしょう。
いや、もちろん悪いわけがないのですけど。
・「King」忌野清志郎
これは素晴らしいですね。
清志郎はロックの人(元フォークの人)ととらえられがちですが、ソウルですよ、彼の本領は、やっぱ。
ツアーも見たかったんだけどなあ。
関係ないけどバンド名がナイス・ミドルというのはどうかと思います。
今回「十字架」シリーズを除くと4年ぶりのソロですが、LoveJetsとか自転車とか、サイド・ビジネス(趣味?)ばっかりやらないで、もっともっと本業に精を出して欲しいものです。
・「Montage」Yen town band
96年作。
小林武史プロデュースなんですね(My little lover の人、ミスチルのプロデューサーとしても有名)。
その他、レニー・クラヴィッツ、RCサクセション(「Baby a go go」)、ミスチル(「深海」)等を手掛けた、デイビッド・ドマニッシュ、ヘンリー・ハーシュが参加。
このプロダクションは当時の流行だったんですね、きっと。
Chara の粘つく歌と、デイビッド/ヘンリーの作り出す素朴なサウンドのマッチングが心地よいです。
・「Let it be ... naked」The beatles
CCCD問題を世に広めたのもビートルズとなりましたね。
何でも先駆けですな。
うちはCDのUK盤を購入。
リード・トラックの "Long and winding road" や "Across the universe" では大きな違いがあるものの・・・全体としては、これを新作として大量に売りつけるのはどうかと・・・
ジョンに続いて、ジョージも逝ってしまったことですし、もうビートルズはそっとしておきましょうよ。
・「We sold our souls for Rock 'N' Roll」Black Sabbath
いいですねー、これぞへヴィメタル。
オジーは不世出ですね。
誰も彼に似ていない。
1stとセカンド(パラノイド)からの曲が目立ち過ぎて、後が地味に聞こえてしまうのがちょっと難点。
たまたまですが、娘さんとのデュエットでこのアルバムに収められている "Changes" が、2003年のクリスマスシーズンに大ヒット(全英2位だったかな?)。
オジーのソロもいつかチェックしなければ。
アナログ盤は何枚か持ってたけど(いまはなし)、CDは全然持ってないので、ボックスセットになったときでもチェックしようかな。
メタル好きに悪人なし(意味不明)。
・「Raven」Lou Reed
何曲かで聞かれる性急なヴォーカルは「ああ、ルー・リードだなあ」と安心させてくれますが、全体的には大袈裟すぎてちょっと似合わない。
僕にとってのルー・リードは「New York」から「Magic and loss」までがピークです。
(ヴェルヴェット・アンダーグラウンドは未聴)
Dec
・「Kawasaki Live in Japan 02.07.89」Fairground Attraction
エディの歌も、バンドの演奏も、素晴らしいパフォーマンスを発揮しています。
2003年の裏NO.1かも(ライブ自体は89年だしね・・・)
本当に解散したのが残念なバンドです。
エディのソロ初来日公演は見に行ったけど(その日、酷い風邪を引いていてちゃんと見れてないけど・・・、ちなみにクラブチッタ川崎でした)、バンドのライブを見たかったなあ。
出会ったのが解散後だったのが残念でなりません。
しかし色褪せない艶々のサウンドですね。
・PC:
Toshiba Libretto50
IBM Thinkpad220
Toshiba Libretto L5/080TNLN
・Honda Civic VTi (92年型)
・デジタルカメラ
Canon PowerShot A50
・メール/パソコン通信系
Becky! Internet Mail
・インターネット系
Internet Exproler 6.0
IBM Homepage Builder 7
・エディター/ファイラー系
秀丸
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ネットワーク環境について。
なお、何度も言うようですが、ノヴェルさんとは一切関係ありません。
・Handy phone
NTT Docomo N210i
・Modem
TDK DF1414
・Internet Service Provider/回線
DION128K+LAN(多分・・・11月まで)
@Nifty
NTT西日本 Bフレッツ