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究極の洗米流儀!!「米の研ぎ方」に決着をつける?! | 登録日2011/05/09 |
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「洗米」というのは要するに「お米を洗う」だけのことで、そんなに難しく考える物ではないはずなのですが、検索サイトで「米 研ぎ方」を検索すると結構色々なサイトがヒットすることが分かります。 日々の生活の中で、なにげなくやっている作業ではありますが、たかが米砥ぎと言うなかれ、各々流儀やこだわりがあるようで、素人にとっては知れば知るほど混乱してしまうとっても奥深い世界なのですよ。 お米の研ぎ方を変えるだけでご飯の味が変わるとも思えなのですが、一度基本に立ち返り、改めて「お米を研ぐこと」の意味と方法についてネット上の情報を参考にして考察してみたいと思います。 |
「米を研ぐ」とは何ぞや?洗米の意味と方法について考える!!! |
→ ウンチクはゴエンリョというかたはこちら!「これで究極?!の洗米流儀!!実践編」 |
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いざ!これで究極?!の洗米流儀!!実践編!!! |
米を研いでご飯を炊きます | 3合分 | ||||
材料 | 我が家で使用している材料詳細 | ||||
米 | 3合分 | 農家から購入したミルキークイーンの7分搗き白米 | |||
水 | 必要量 | 我が家の水道水 | |||
ミネラルウォーター | 540cc | DHC海洋深層水 |
1.米の計量 | ||
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我が家の米びつ 桐製で湿度や温度の変化を受けにくく 虫が来にくいというフレコミでしたが 夏場には、毎年なんか来てます |
今回は3合分を洗米します こちらは、米びつにて計量した状態 |
計量カップで計量する場合は きちんとすりきり一杯を目指しましょう |
米を計量します。 180ccの計量カップ1杯を1合とし、3杯分=3合を計量します。 我が家の米びつもそうですが、一般家庭では計量できるタイプの米びつに米を保存しておられる方も多いと思います。 先に述べたように「いつも同じ量がはかれる」ことの方が重要であると思うので、計量については計量カップにこだわらなくても、米びつに付属の計量で十分だと思います。 米びつの中のお米がきちんと入ってさえいれば、たいていの米びつはきちんと1合が量れているはずですが、気になるようなら一度計量カップで確認してみることをオススメします。 |
2.洗米1回目 | ||
では洗米を実践してみます。 まずはボウルに水を溜めておき、ザルに入れたお米を一気に水につけます。 指先で軽く米粒をほぐし、全体が水に漬かった程度ですぐに水から引き上げます。 すばやく研ぎ汁を捨て、二回目の研ぎに入ります。 |
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ボウルに水を溜めシリコンザルで洗米する方法 をやってみます |
まずは、 ボウルに事前に研ぎ水を溜めておきます |
ザルのお米を一気に水につけます |
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全体が水につかるように 指先で米をほぐします | できるだけすばやく 水から引き上げます | 研ぎ汁もすばやく捨て 次の作業に移ります |
3.洗米2回目 | ||
水を捨てたボウルに再び水を溜め始めます。 今回は水が溜まるのを待たず、すぐに洗米に入ります。 研ぎながら水を溜め、水がある程度溜まったら、再び米を引き上げ、水を捨てます。 |
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水を溜め始めます |
水を溜めると同時にザルもボウルに戻し 洗米開始です |
ある程度水が溜まるまで洗米したら 再び米を引き上げ水を捨てます |
4.洗米3回目 | ||
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3回目の洗米は水を溜めずに行います。 洗米の時にたいていの方は弧を描くように手を動かしていると思いますが、この時、ボウルを支えている手で米研ぎの手つきとは反対回りにボウルを回してやると、全体を効率的かつ均一にテンポ良く研ぎあげることができます。 水無しで行う3回目の研ぎは、見た目の変化が無い(水が濁ったとか、ぬるぬるが取れたとか)ので終わりどころがつかみにくい作業ではあります。 丁寧に行うことも大事ですがスピードも同様に重要であることを忘れず、適当に研げた感が出たら(私的には5周くらい??研いだら)さっさと水を注ぎ、ヌカを洗い流し4回目に移ります。 |
今度は水を入れずに 米同士の摩擦を利用し研いでいきます |
私は右利きなので、 洗米は右手で、時計の逆回りに行っています この時 左手でボウルを時計回りに回転させてやると 効率よく米を研ぐことができます |
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研ぎ終わったら水を注ぎ 出てきたヌカを洗い流します |
みたび米粒を引き上げ 水を換えます |
5.洗米4回目 | |||||
洗米4回目は仕上げのすすぎ洗いです。 2回目の洗米と同じような形で、ボウルに水を溜めつつ指先で優しく米を洗います。 米粒の間にあるヌカ水をかき出す気持ちで軽くほぐしてやれば十分でしょう。 4回目の研ぎ水はこれまでよりも透明度があがっているのが実感できるはずです。 |
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再度水を溜めたボウルにザルをつけ 指先で優しく洗米します |
まだ、白濁は残っているものの 水の透明度があがっているのが分かります |
4回目の洗米が完了しました まだ白濁していますが 研ぎはここで終了です |
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手早く水から引き上げたら 研ぎ水を捨てて・・・ |
ザルからもれた米粒をザルに返します |
矢印で示したのが割れ米です |
いくらか透明に近づいたとはいえ、まだ白濁は残っています。 この白濁を取ろうと洗いすぎてしまうと旨みも逃げてしまうので、研ぎはここで終了します。 ボウルに水を溜めてザルで洗米をする場合、ボウルの方には網目をすり抜けた小さな米片が残っていると思います。 これは「割れ米」と呼ばれるもので、こだわってお米を炊く場合にはこの割れ米は除くのが良しとされています。 欠けたお米は炊いた後にも角が残り食感が悪く、割れたお米の断面からはデンプン質が流れ出やすいので全体の炊き上がりが粘ついてしまうのが嫌われる原因です。 でもまあ、一般の白米では極少量しか出ないものですし、うちは料亭ではないのでもったいない思いをしてまでこだわる気もないので全て炊飯にまわしています。 ただ、あまりにも割れ米や欠け米が多いお米は品質・管理に問題アリです。 購入するブランドを再考されたほうがよいでしょう。 |
6.水切り | ||||
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4回目の洗米が終わったら、米の水をしっかりと切ります。 水切れのよい網目のざるであれば、2〜3分の放置である程度の水は切れるかもしれませんが、今回使用したようなシリコンざるでは放置しても大して水は切れないないので「水切り作業」をしてやるほうがよいでしょう。 水きり作業は左の写真のように、ザルを下のほうに構えてからすばやく上に持ち上げ、中にとどまる水のツブを落としてやります。(慣性の法則ですね) シリコンざるは水切れが悪いことで有名(?)ですが、これを数回繰り返すと、ある程度の余分な水を切ることができます。 水切りで放置する時間については「しっかりと水が切れている」を目処に考えますが、先に記述したように米の乾燥は良くないという結論から、長くても5分程度で水を切るようにして次の作業に進みます。 |
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下のほうに構えて、構えて・・・ |
シュッ!と上げます 水滴がピピピッと なっているのが お分かりいただけますか? |
7.浸水 | |||||
水切りが終わったら、米を炊飯容器に移し、水を計量して加え60分ほどの浸水に入ります。 我が家は硬めで噛み応えのある食感が好きなので1合につき180ccで炊いていますが、これも米の品種によっては変えることがあります。 今回は体積(計量カップ)で量りましたが、夏場に氷などを加える際には、重量で量ることもできますね。 |
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炊飯容器に米を移します |
シリコンざるは容器の口にあわせて 変形できるので便利! |
我が家では炊飯用に DHCの海洋深層水を使用しています |
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炊飯容器にメモリが無いので 水の量は計量カップで量っています ぴったり540cc |
水を注ぎ・・・ |
浸水開始です このまま炊飯まで60分ほど置いておきます もちろん、フタはしておきます |
うちでは炊飯用にDHCの海洋深層水を使っています。 一般に海洋深層水はミネラルを多く含むので硬水に分類されるものなのですが、DHCの深層水は軟水で炊飯用にもオススメです。 ただ、深層水なのになぜ軟水なのか?、そんなんで本当に価値があるのか?というあたりは、私は素人なのでよく分かりません。 (* ̄∇ ̄*)ダメジャン! |
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ところで、夏も盛りになってきますと、お米も水も炊飯器具も、全てがぬく〜くなってしまって、普通にお米を洗って浸水したのでは、炊き立てのご飯なのに臭いが出てしまったりします。 これが田舎のお家ですと、蛇口からも井戸水が出たりして(うちの実家がそうです)、せめてお水くらいは冷えた地下水が使えたりするんですが、都会ですとなかなかそんなわけにもいきません。 そこで、洗米はともかく、炊飯前の浸水には氷水を使うのがオススメです。 洗米後のお釜ごと冷蔵庫に入れて浸水時間をとるという方法もありますが、冷蔵庫にいつもお釜分の空きスペースがあるお宅も少ないと思いますので。 ちなみに、氷を使う場合、水の計量は体積でなく重量で行う方が便利です。 また冷たい水を使うので、浸水時間は「夏場30分」よりも多めに取った方がよいでしょう。 |
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氷を使う場合計量はスケールで行うのが便利 はじめに容器分の風袋を引いておき 氷を入れて 水を足していきます |
8.浸水後、炊飯に入ります | ||
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電気炊飯器の方はスイッチオン! 我が家はガス炊きなので点火!します。 現在我が家で使用しているのは黒楽の「かまどご飯釜」。 ちょっと前は釜炊き三昧で炊いていました。 前者はセラミック陶器製で後者はアルミ製です。 いずれこの両者の炊き比べなども記事にしたいと思っています。 |
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2011年4月、我が家にデビューした ケデップのかまどご飯釜 なかなか手ごわい相手で 満足に炊飯できるようになるまで 少し時間がかかりました |
9.我が家で洗米に使っている道具です | |
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我が家では洗米にモリブデン鋼の深ボールとくしゃっと水切りざるを使用しています。 モリブデンの深ボールはもともと製菓用で、平底になっているのでメレンゲ等の泡立て時にハンドミキサーが効率よく使えるのが利点と思い購入しましたが、洗米の際には平底の角の部分にはみ出た米粒が引っかかるので、すばやい水換えが可能で洗米用としても重宝しています。 平底になっている分、一般のボールに比べ容積が広く、かさばる葉物野菜も丸ごと洗えますし、その後には直火にかけて下湯でするなど、とにかく応用範囲が広いボールです。 モリブデン鋼は強度も高く、使用4年目ですが今のところは変形などもありません。 くしゃっと水切りざるについてはこちらのレビューをご参照ください。 |
モリブデンの平底ボールと シリコンざる |
ポイント&雑感
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