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比較研究!その壱 − くしゃっと水切りざるvsなんでもござる シリコンざる対決! | 登録日2011/1/11 |
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最近流行のシリコン製調理道具!! ブランドによって非常に価格差があるのが気になるところです。 この値段の違いはなんなのか? 購入前にご一読を! |
製品仕様比較 | ||||
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くしゃっと水切りざる | 商品名 | なんでもござる | ![]() |
W210xD210x H70[mm] | サイズ | W205xD205x H80[mm] | ||
80g | 本体重量 | 90g | ||
シリコンラバー | 素材 | シリコーンゴム | ||
200度 | 耐熱温度 | 220度 | ||
-50度 | 耐冷温度 | -20度 | ||
ハーフクリア/ライム/レモン/ピンク | 色 | オレンジ/グリーン/ピンク | ||
日本 | 原産国 | 中国 | ||
2,835円 | 定価 | 980円 | ||
1,890円 | 楽天最安値 | 498円 | ||
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はやりのシリコン製ざるですが、実はメジャーなものに二種類があります。 一方が日本製で商品名が「くしゃっと水切りざる」、もう一方が中国製で「なんでもござる」。 上記の仕様比較でもおわかりのとおり、形状等についてデータ上ではほとんど違いがありません。 ところが値段が3倍近く違うのです。 さて、値段の差ほどの違いが本当にあるのでしょうか? |
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製品情報の本体重量を見ると、なんでもござる(以下ござる)のほうがくしゃっと水切りざる(以下くしゃっと)より10gも重たいので、こちらのほうがしっかりしているのかと思いきや、ござるの方は持った時の印象が非常にふにゃふにゃしていて頼りない感じです。 どちらもシリコン製のざるなのでもともとそんなにしっかりしたものではないのですが・・・。 |
左がくしゃっと水切りざる 右がなんでもござる |
裏から見たところ なんとなく違うの、わかります? |
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果たして本当に表示ほどの重量の違いがあるのか? ちょっと興味があったので実際に量ってみました。 くしゃっとのほうはまあ、納得の値、表示80gに対し我が家の量りで78gでした。 ところがござるの方は77g・・・。 10g以上磨耗するほどヘビーユーズはしてないつもりですが・・・? それとも90gはパッケージ込みの重量なのか・・・? |
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くしゃっとの重量78g まあ、納得の値です |
おやおや〜?? さーっすが中国製?? |
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小鉢を逆さにして それぞれの水切りざるを乗せてみます |
くしゃっとの方はきちんと自立しています |
ござるの方は自立できず へしゃげてしまいました |
製品重量はともかく、これらの製品の明らかな違いはこれ。 「くしゃっとの方がしっかりしている」というのがお分かりいただけるのではないでしょうか? |
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このざるとしての頼りなさは、実際に水切りする際の使い勝手に影響します。 左写真は同じ量の積み木をそれぞれのざるに入れてみた場合の安定感をお伝えしようと試みたもの。 くしゃっとのほうがしっかりと積み木を支えているのが分かります。 対するござるの方はポリ袋に積み木を詰め込んだような感じで、下手をするとこぼれ出てしまいそうな不安定感があります。 |
積み木を入れてみました くしゃっとのほうはざるの形を保っています |
同じ量の積み木を入れてみました 非常に形が不安定になっています |
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流水ですすぐ際の様子が左のとおり。 くしゃっとの方はそこそこの水流に対してもざるの形を保つことが出来ますが、ござるの方は水をこぼさないように受けるのが精一杯で非常に不安定な状態です。 ざるの目から流れきらない水をざるの形で支えきれず、ビニール袋に水を入れているときのようなフニャフニャした状態になってしまいます。 |
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今度は同じ水量の水を ざるに向かって流してみます くしゃっとのほうは相変わらずの安定感です |
ござるの方はかろうじて形を保っている状態 裏返っちゃう寸前のような感じです |
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くしゃっととござるの裏面 くしゃっとの方が より底面から浮き上がる構造になっています |
我が家でのざるの保管方法 台所の戸棚の扉裏に洗濯ばさみで吊っています 使いかけの調味料などもこうしておけば 保存がカンタン♪ |
ちなみに ござるにはミニサイズもあります こちらはくしゃっとにはないサイズで 直径13cm×高さ5cm |
こざるの方はもひとつ頼りないつくりですが 小さいので気にはなりません |
結論から言うと、やはり値段の違いだけ使い勝手に差は出るように思います。 しかし、定価で3000円近くもする水切りざるは、それだけの価値があるのかというと微妙なところです。 ござるの方もきゅうりやたまねぎなどを塩もみした際の水切りやフルーツ果汁絞りに使用する分には、このフニャフニャ感がしなやかさとなってむしろメリットかもしれないし、電子レンジで温める時の食品カバーとして使用する場合やにんにくの薄皮剥き、ビンの蓋開け等にはどちらの使い勝手もさして変わらないと思います。 ちなみに我が家ではくしゃっとのほうを洗米に使用しており非常に重宝していますが、こればっかりはござるの頼りなさにはお任せできないなあ、と感じています。 ただし、これは双方のざるに共通することですが、麺類や湯で野菜の水切りについて、金物ざるで使用するように内容物をゆで汁ごとざるに空けてしまう、などという使い方は出来ません。少量でも、中身をざるが支えきれずにあふれかえってどえらい目にあいます。 たしかに「くしゃっと」は「ござる」に比べればしっかりしたつくりになっていますが、そうは言ってもシリコン製なので金属ざると同じようには使えません。 肝心の水切りも「水を落とす穴がところどころに開いているシリコンボウル」ですから、そのままでは網ざるほどの水切り力は期待できません。 折りたたんで絞りきるというような無茶な水切りの際に本領を発揮します。 使用後に本体を洗うのは、しっかりしている分くしゃっとのほうが洗いやすいでしょうか? ですが、どちらも網製のざるに比べれば網に素材がひっかかるということがないのでパンチングざると同程度に洗いやすいです。 もしも知人にどちらの購入がオススメかと聞かれたら、私は国産品で使い勝手がよい「くしゃっと水切りざる」を推したいところです。 が、「実際にどの程度使うか分からないけど試しに使ってみたい」という場合は値段的に考えて、とりあえずの一枚目は「なんでもござる」を使ってみることを勧めるかも? 使用頻度の高い人なら二枚くらいは欲しいところだと思うので、後から納得がいくほうを買い足すので十分かもしれません。 双方とも、うちでは大活躍しているシリコンざるのお話でした♪ |
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くしゃっと水切りざるを購入するならこちらが便利↑ 1個ならメール便に対応してもらえるので お安く上がります。 ただし、色は選べないようです。 値段にこだわらなければ、 たいていの百貨店のキッチン用品売場 シリコン雑貨コーナーで販売されています。 |
なんでもござるを購入するならこちらが便利↑ 最安値ではありませんが メール便に対応してもらえるので お安く上がります。 ただし、この手の類似品であれば 最近ではホームセンターでもお安く販売されています。 |
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